私が行ってきました!
担当者:渡辺
世界中のトレッキングを経験してきました『世界をあるく』を担当しているわたなべです。
今回視察に行った国は「ジョージア」と「アルメニア」です。特にジョージアは国内の山ガイドさんからも”凄くイイからっ!”とだけ聞いており、情報が少ない国であることも相まって、楽しみにしていました。 今回の視察では、歩く場所だけではなく宿泊施設や食事にまでしっかり下見して納得したものをツアーでご提供させていただきます。世界中のトレッキングを経験してきまいた
ジョージアの美しい自然を巡る:南コーカサの隠れた宝石とその魅力
ジョージアは、ヨーロッパとアジアを繋ぐ南コーカサスに位置する、自然と歴史が溶け合う魅力的な国です。「ジョージア旅行」と検索してこのブログに辿り着いた方には、まだあまり知られていないこの地の絶景と神秘的な魅力を伝えたいと思います。これを読めば、きっと行きたくなるはずです!
魅力1. 絶景の山々が広がるスヴァネティ地方
ジョージアのトレッキングと言えば、まずはスヴァネティ地方を外せません。
大コーカサス山脈の麓に位置するこのエリアは、標高5,000メートル級の山々が連なる迫力のある景観を”間近で”眺めることが特徴です。ルートは、初心者から上級者まで楽しめるコースが揃っており、荘厳な山岳風景に囲まれながら充実感を味わえます。 春から夏にかけてはルート上はお花で埋め尽くされます。スイスなどヨーロッパと比べ、ハイカーが少ないこともあり、お花がルートにまで咲き誇るので、ハイキング中はお花の上を歩かなければならないほどに一面埋め尽くされます。また秋には、紅や黄色に染まる山々が絶景です。
当ツアーでは、ジョージア最高峰のシュハラ山の氷河先端まで歩きします。そして、その起点となるのが世界遺産の村「ウシュグリ村」に2連泊します。ウシュグリ村に宿泊することで、朝方の雲が少ない時間帯に村を包むように佇むシュハラ連峰を望むことができます。
魅力2. カズベキ山と神秘的なツミンダ・サメバ教会
ジョージアの第2峰カズベキ山は、カズベキ山を展望しながらのトレッキングルートや昔の修道士が麓の村から教会まで歩いた道などトレッキングルートが豊富にあります。サメバ教会の駐車場横には小高い丘があり、ハイキングルートを示す看板もありました!もちろん登ってきました♪ 丘をあがった先には正面にカズベキ山が佇み、その迫力をさらに感じることができます。初夏にはお花が咲く丘。今回はそのルートをカズベキ山展望とフラワーハイキングとしてツアーでご案内予定です。
ハイキング中、丘の上からサメバ教会を見下ろしてください。「教会」、そのうしろの「山々」、「深い谷」のコントラストはとても幻想的です。
また、その日は、首都トビリシに次ぐジョージア第2の都市・古都クタイシに宿泊します。現地の伝統料理とワインを楽しむのもおすすめです。
ジョージアの自然と文化に触れ忘れられないひとときになるでしょう。
魅力3. 草原のお花畑と自然そのままの秘境を歩く癒しのトレイル
ジョージアの隣国アルメニアもお花畑のハイキングルートがあります。それが「セミヨノフカ峠」。標高も1,000m程度でお花畑が広がるハイキングスポットです。そしてその近くに位置する美しい湖「セヴァン湖」もオススメです。
ちなみにジョージアでも世界遺産「ウシュグリ村」の中をゆったりウォーキングする時間も今回のツアーで用意しました。世界遺産になった理由が、ヨーロッパで人が定住する村として、最も標高が高い村だから…。標高は約2100m前後。高山病になることはほとんどありません。独自の文化と建物が残っているこの村で、疲れた体を癒しながら、ゆっくりと自然の中を散策するハイキングをお楽しみください。
魅力4. 歴史や文化、宗教的な魅力が交差する未知なるジョージアとアルメニア
なかでもジョージアは「クタイシ」、アルメニアは「サナイン修道院」「ゲハルト修道院」「エチミジアン修道院」は特におすすめで今回のツアーでもご案内予定です。”修道院3つ?”っと思われたかもしれませんが、アルメニアは、箱舟伝説があるアララト山のお膝元。神秘的な伝説が数多くのこっています。それぞれの修道院も全く趣と伝説が違う場所です。
ジョージアの古都クタイシ**
古代のコルキス王国の首都として知られるクタイシ。 歴史と自然が融合したこの街で、歴史的な魅力としては、 11世紀建造のバグラティ大聖堂(ジョージア建築の象徴)などがあります。
また 、都市の特徴としては、 静かな雰囲気と、ジョージア文化の豊かさが感じられる街並みが特徴的です。
アルメニアのサナイン修道院**
10~13世紀に建設された世界遺産「サナイン修道院」は、アルメニア北部の山中にひっそりたたずむ中世の宝石と言われています。
その建築美は、石造りの教会と精巧な彫刻が特徴的で多くの建築家をも魅了する魅力的なつくりとなっています。また、学問と宗教の中心ともされ、修道内には学校があり、教育と信仰が融合した場所 でもあります。
アルメニアのゲハルト修道院**
世界遺産に登録されている「ゲハルト修道院」は、岩を掘り抜いて作られたユニークな建築が魅力。 驚きの岩窟建築で、宗教的な伝説として、キリスト磔刑の際の「聖槍」がここに保管されていたという伝説も残っています。
アルメニアのエチミジアン修道院**
アルメニア教会の総本山として名高いエチミジアン修道院は、キリスト教建築の最古級の一つ。
4世紀に建てられた大聖堂は、十数年かかった大修復工事が2024年に終わったばかり。内部は非常に美しく、荘厳な雰囲気です。そして興味深いのがこの大聖堂の向かいにある博物館。なんと伝説のノアの箱舟の欠片と‟言われている”ものが保管されています。一見の価値ありです。
魅力5.ワインの発祥の地ジョージアで食事も楽しむ!
ジョージアは世界最古のワイン生産地とされ、国内でも4つほどワインの名産地方に分けられています。バスで移動中も広大なブドウ畑と丘陵地帯が広がる景色をご覧いただけます。レストランでも昔の製法で作られたジョージアワインを味わうことができます。そして、ワインに合う食材と言えばチーズ。ハチャプリというパイ生地にお野菜やお肉をたっぷりのチーズと一緒に焼き上げた料理はイチオシです。 ワインを通して、ジョージアの歴史と自然の豊かさも感じられます。
ジョージアのトレッキングで得られる癒しと発見
ジョージアの自然は、日本ではあまり知られていないかもしれませんが、行ってみればその美しさにとりこになること間違いなし。
山や花、風景、建築物、そして美味しいワインと伝統料理が揃うジョージアは、訪れる人々の心の癒し、忘れられない思い出を提供してくれます。
これからジョージアを訪れる予定がある方は、ぜひ自然の中でリフレッシュし、素晴らしい景色とともに新しい発見を楽しんでください。
ジョージアの旅をもっと知りたい方は、是非「クラブツーリズム ジョージア旅行」や「クラブツーリズム ジョージアハイキング」などで検索または下記サイトを検索してみてください。
「世界をあるく」のハイキングツアーで一生の思い出になるコーカサス地方「ジョージア」と「アルメニア」の絶景と美食の体験してみませんか?
旅行記
移動
往路:今回は夜のフライト
22:50に羽田を出発し、早朝4:00にドーハに到着。※時差は▲6時間
機内食は2回出ました。
しばしモーニングタイムでカフェで朝食とり、ドーハの空港散策
その後、8:50にジョージア・トビリシまでフライト
機内食は1回
13:00に到着しました!
復路:復路は深夜フライト3:30発の便でした。
ツアーの時にも日本への便の都合で夜中の便となりますが、長いフライトをゆっくりとお休みください。
復路もドーハ乗り継ぎです。
ドーハ到着は5:30、初は7:15発でした。
羽田到着は23:55
復路も機内食はジョージア-ドーハ間で1回、ドーハ‐羽田間で2回でした。
食事
味はどれも非常においしく、日本人の口にも合うものが多かったです。
今回は香草を使った料理が多かったのが印象的です。
ジョージアの食事スタイルは、大更のものを取り分けるスタイルが中心です。
伝統的な食事スタイルで、大勢で料理をシェアする「スプラ(宴会)」文化も魅力のひとつです。
量を自身で調整できることは非常にグッドポイントでした!
朝食はいわゆるアメリカンブレックファーストでパンの種類もホテルにもよりますが比較的豊富でした。場所によっては、お米とパプリカ炒め(チャーハンのようなもの)などお米を用意しているところもあります。
ホームメイドのヨーグルトやハチミツが出てくるところもありました。
ランチはサラダにパン、スープとメイン料理。ジョージアではチーズは欠かせなかったですね。
ハチャプリ以外に巨大な蒸し餃子「ヒンカリ」もご賞味ください。肉まんくらいの大きさ。ひっくり返して、底の皮にかぶりつきます。まずは溢れる肉汁を飲んで、それから食べます。私は3個が限界でしたが、地元の方はひとり10個食べたりするそうですよ!
夕食は
サラダまたはスープとメイン料理とパン。だいたい毎食サラダが出てきますが、キュウリにトマト、香草のようなものが入っていたりもしますが、どれも新鮮!!サラダでおなかがいっぱいにしてしまたことがあるほど。次の料理があるのでほどほどに。エワルジというチーズ料理も印象的でした。どこまでも伸びるチーズをフォークに絡みとってパンやサラダと一緒に食べます。地方によって、チーズとトウモロコシ、ジャガイモを混ぜてつくります。伸びるほど良質なチーズを使用していると言われているそうです。
お食事のお供に、ジョージアでもアルメニアでもワインも是非ご賞味くださいね!飲みやすいワインも多くあります。ワインの種類も多いので、是非自分好みのワインを探してみるのもいいかもしれません。
最後に、ジョージアもアルメニアも食事は大皿に出てきて取り分けるスタイル、とご案内しました。
2~4名で各テーブルに用意してくださりますが、その量にびっくりしないでください。
どちらの国も「残すことが礼儀」とされている国です。
人
現地の人々は非常に友好的で優しい人柄の人が多いのが印象です。
また土地柄なのか、ゆったりとした生活リズムの人が多く、おおらかさや寛大さを感じます。
旅人を家族のように迎え入れる「ホスピタリティ文化」が根付いていることは間違いありません。
あるホテルではコーラス隊の歌と踊りのショーを見学しました。メスティアの地域の昔の生活などの話を聞いて歌を歌ってもらいましたが、最後にはみんなで輪になって踊るほど。ジョージアの人の純朴さと友好さに私はとてもファンになってしまいました。。
また、現地のホテルで出会ったハイカー達は夜ダイニングでよくお酒を仲間と飲み交わしていましたよ。
観光
移動中のバスの車窓からも、山並みと渓谷美が素晴らしいかった。
本当にのどかなところで、自然豊かな安全な国の印象を持ちました。ジョージアの首都トビリシとアルメニアの首都エレバンで試しに、大通りを夜お散歩してみました。特に危険な雰囲気ではなかったですよ。
中心都市からでると、道中、牛や馬、豚、鶏が放し飼いになっており、その素朴な雰囲気もすごくよかったです。
少し早起きして夜明け前に、ホテル内の敷地や周辺をお散歩しました。カズベキやウシュグリ村ではのどかな雰囲気と5000m級の山々の幻想的な姿も見ることができました。自然好きな私には最高のシチュエーションでした。
ハイキングは高くても標高2,500mいかないくらいの場所を歩きます。高山病の心配はほぼありません。私は紅葉真っ只中に歩きましたが、この時期に咲く高山植物やススキのような綿を持つ植物を多くを見ることができました。5月下旬からお花が咲きはじめ、フラワーハイキングにも向いている場所だという感想を持ちました。
私が視察した9~10月のこの時期はブドウの収穫の時期でもあり、
車両で移動中、道路沿いにあったブドウ畑にもたくさんのブドウがなっていて雰囲気もとても良かったです。
ツアーではせっかく訪れるのでワイナリーにもご案内します。ご案内するワイナリーはアルメニアにあるワイナリーですが、ここのワインはろ過なしワイン。ワインそのものの味がします。ジョージアのワインも、ツアー中のレストラン、途中休憩で立ち寄るスーパーなどにも売ってますので、ご賞味ください。
日本で出回ってないものも多いので行った際には赤・白ともに是非ご賞味ください。
訪れてみて…
特にジョージアの首都トビリシでは観光客は非常に多かったですが、日本人は私以外にいませんでした。コロナ禍を経て日本からのお客様はほとんどいなくなってしまったそうです。地方はまだまだいい意味で観光地化されていませんが、これからどんどん外資が入り、今の古き良き原風景は少なからず減っていくと思います。”今のうちに”行っていただきたい国です。是非この機会に訪れてみてください。