本ツアーには、3都市を熟知した山本直幸講師が案内役として同行し、”3都市の歴史”・”音楽家ゆかりの地”・”鑑賞いただく3つのオーケストラ”についてレクチャーいたします。
6月というドイツ旅行に最も適した時期に、是非音楽の旅にお出かけください♪

音楽を楽しむなら外せない!ドイツのおすすめ3都市をめぐり最高の音楽体験を♪

ドイツの3つの音楽都市、ベルリン、ドレスデン、ライプツィヒは、都市間の移動が専用バスで
2時間~3時間なので、旅行期間が短くても効率的に訪れることができます。
そして何よりも魅力的なのは、ドイツを代表する名門オーケストラの演奏会で最高水準の
音楽体験ができることです。

①世界最古のオーケストラを有する古都ドレスデン

ドレスデンには、ザクセン選帝侯の宮廷楽団として1548年に創立された世界最古のオーケストラ、ドシュターツカペレ・ドレスデンがあります。
17世紀に宮廷歌劇場で本格的なオペラ上演が始まり、宮廷楽団がドレスデンのオペラ史に深い関わりを持つようになり、現在もシュターツカペレ・ドレスデンが歌劇場の演奏を担当しています。
オペラの伝統は、19世紀になって宮廷楽長を務めた作曲家ウェーバーやワーグナーへと受け継がれました。
1841年には待望のゼンパー歌劇場が完成し、ワーグナーが初期の代表作「さまよえるオランダ人」や「タンホイザー」を自らの指揮で初演しました。さらにR.シュトラウスの「サロメ」や「ばらの騎士」など9つのオペラ作品も初演されています。
バッハはオルガン演奏を披露するために幾度も訪れ、聖母教会のオルガンの試奏も行っています。
シューマンは6年間住み、ピアノ協奏曲を妻クララのピアノ演奏で初演するなど、音楽家ゆかりの街もあります。

②市民の力で創立された世界最古のオーケストラを有するライプツィヒ

ライプツィヒは、1165年に都市権と市場権を得て以来、商業都市として繁栄しました歴史があります。ライプツィヒには強大な権力を持っていた君主の下で宮廷音楽が栄えたドレスデンと違って、
1743年に市民の力で創立された世界最古のオーケストラ、ゲヴァントハウス管弦楽団があります。
歴代の音楽監督(楽長)には、メンデルスゾーン、ニキシュ、フルトヴェングラー、ワルター、戦後はマズア、ブロムシュテット、シャイーなど巨匠指揮者が名を連ねています。初演された作品には、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、シューマンの交響曲第1番、シューベルトの交響曲第8番、ブルックナーの交響曲第7番などがあります。
ライプツィヒは、バッハが28年間過ごし、メンデルスゾーンが、そのバッハの復興への道を拓いただけでなく、ドイツ最初の音楽大学も設立しました。
また、シューマンがクララとの結婚後幸福な4年の日々を送り、ワーグナーが生まれ、歌劇場の副指揮者を務めていたマーラーが、交響曲第1番を作曲するなど、音楽家との関わりを持ち続けた街です。

③音楽界に君臨する最高峰のオーケストラを有するベルリン

ベルリンは、ドレスデンやライプツィヒのように歴史にその名を刻んだ音楽家との直接的な関わりはないですが、何と言っても名門中の名門ベルリン・フィルの存在が、音楽都市ベルリンの名声を高めていると言っても過言ではありません。
1882年創始以来、今日の名声の基礎を築いたビュローとニキッシュ、そして黄金時代を築いたフルトヴェングラーとカラヤンへと引き継がれ、さらにドイツ統一年の1990年から12年間音楽監督を務めたアバドや、その後16年間務めたラトルも一時代を築き、常に音楽都市ベルリンの中心的な役割を担ってきました。
ベルリンにはその他、シュターツカペレ・ベルリン、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ベルリン交響楽団、ベルリン放送交響楽団、マーラー室内管弦楽団、ベルリン古楽アカデミーなどがあり、さらに国立歌劇場、ドイツ・オペラ、コミッシェ・オーパーという常設のレパートリー歌劇場もあるので、音楽的にドイツで最も活気のある街と言えるでしょう。

画像: フィルハーモニー(イメージ)

フィルハーモニー(イメージ)

注目のバッハの祭典・バッハフェストとは?

バッハの祭典バッハフェスト

1904年以降不定期にライプツィヒで開催され、1999年から毎年開催されるようになった「バッハフェスト」は、10日間の期間中約100の大小音楽イベントが催されるバッハの祭典です。
そのクロージング公演にはバッハの代表作「ロ短調ミサ(全曲)」が演奏される慣わしになっていますが、バッハ生誕340年、没後275年のメモリアルイヤーの今年は、オープニング公演でも同作品(キリエ、グロリア)が取り上げられます。

バッハの聖地・聖トーマス教会

バッハフェストのメイン会場である聖トーマス教会は、トーマスカントルの職にあったバッハの活躍の場で、大規模な声楽曲の代表作「ヨハネ受難曲」と「マタイ受難曲」も自ら初演しています。
バッハは1750年7月28日に65年の生涯を閉じますが、ヨハネ教会の墓地に埋葬された遺体は、
没後200年になる1950年に聖トーマス教会の内陣に安置されました。
その場所には「Johann Sebastian Bach」と記されたプレートがあります。

画像: 聖トーマス教会(イメージ)

聖トーマス教会(イメージ)

バッハゆかりの地へもご案内!

ツアーで訪れるバッハゆかりの街ケーテン

ケーテンはライプツィヒの北西約50kmに位置する小さな街です。
バッハは1717年、18名の優秀な奏者からなる宮廷楽団を持っていたケーテン侯に宮廷楽長として
迎えられ、この地に骨を埋めてもよいと思うほど厚遇されました。
ケーテン侯は教会音楽を重んじないカルヴィン派の信奉者だったので、
世俗の音楽を多く求めたため、宗教色のない「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」、「無伴奏チェロ組曲」、「ブランデンブルク協奏曲」などの名作を遺すことができました。
まさにバッハの作曲活動の中で異彩を放った街でした。

ツアーで鑑賞できる魅力的な3公演

①ドレスデン

シュターツカペレ・ドレスデンの拠点であるゼンパー歌劇場で、今シーズンから首席指揮者を務めるダニエレ・ガッティが、定期演奏会でマーラーの交響曲第3番を指揮します。
2シーズンでマーラーの交響曲全曲を指揮することになっているガッティが、どのようなマーラーの世界を聴かせてくれるのか注目です。

画像: ゼンパー劇場(イメージ)

ゼンパー劇場(イメージ)

②ライプツィヒ

バッハフェストのオープニング公演で「ロ短調ミサ(キリエ、グロリア)」などを鑑賞しますが、
バッハの聖地である聖トーマス教会で聴けることが、何よりも魅力です。
指揮はバッハの後を継ぐ第18代トーマスカントル、アンドレアス・ライゼ、演奏はゲヴァントハウス管弦楽団が担当します。もちろん800年の歴史ある少年合唱団「聖トーマス教会合唱団」も出演します。

③ベルリン

山田和樹が日本人指揮者としては佐渡裕以来14年ぶりにベルリン・フィルの定期演奏会に招かれ、デビューを果たします。スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者、モンテカルロ・フィルの音楽監督を経て、現在バーミンガム市交響楽団の音楽監督を務める山田和樹は、昨秋にはニューヨーク・フィルを指揮するなど、世界の舞台での活躍が期待されています。
ベルリン・フィルの首席で、世界最高のフルート奏者エマニュエル・パユが、武満徹の作品を演奏するのも注目です。

同行講師のご紹介

画像: 山本 直幸講師

山本 直幸講師

講師:山本 直幸氏
ベルリン留学中6年間、オペラ・コンサート通いの日を送る。
特にヨーロッパの歴史や音楽・美術への造詣が深く、長年音楽旅行企画に携わり、ツアーにも同行し現地で案内役も務める。海外添乗・駐在日数は4,000日以上。音楽雑誌等に音楽旅行記事を多数寄稿。

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