芸術の都・フィレンツェとは?
フィレンツェは約36万人の人口を抱える、イタリア中部トスカーナ州の州都です。古くは古代ローマ帝国の植民都市として発展をしてきました。中世になると経済の発展とともにルネサンス文化が大いに栄え、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチなど名だたる芸術家が活躍しました。その名残で、今でもルネサンス時代の建築と芸術品で知られている町です。
フィレンツェはルネサンス時代の名残を町の随所に残し、街全体が芸術品ともいわれています。イタリアには中世の風景を残す町並みはほかにもありますが、フィレンツェの風景は特に有名で、毎年多くの観光客が訪れる、イタリアに来たら外せない観光地です
ドゥオモ
ドゥオモとはイタリア語で、それぞれの町を代表する教会堂のことを指します。フィレンツェにおけるドゥオモは、「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」を指します。世界遺産「フィレンツェ歴史地区」の構成要素に指定されている、歴史ある教会です。
ドゥオモ建築以前にも、フィレンツェに教会堂はありましたが、町の発展に従い、より大きな教会堂の建築が必要となりました。そこで、100年以上の歳月と、数多の建築家の努力を経て、1436年に完成しました。
ドゥオモの特徴は、巨大な丸天井「クーポラ」です。このクーポラは建設当時、世界でも最大級のものであり、フィレンツェの象徴ともなっています。クーポラの内部には巨大なフレスコ画「最後の審判」が描かれており、美しいイタリアの芸術を楽しむことができます。
ドゥオモ(弊社スタッフ 2025年7月撮影)
ドゥオモの隣にはジョットの鐘楼も建っています。こちらもまた、美しいゴシック様式の建築物で、「フィレンツェ歴史地区」の構成要素となっています。
左側が鐘楼、右側がドゥオモ(弊社スタッフ 2025年7月撮影)
ウフィツィ美術館
ウフィツィ美術館はドゥオモから徒歩約5分に位置しています。収集されている作品の多くは、メディチ家所蔵のものとなります。約2,500点にのぼる展示物の中には、イタリア芸術の巨匠たちの作品も多く含まれており、ドゥオモと同じく、「フィレンツェ歴史地区」の構成要素に指定されています。
特にお勧めの展示物は、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」。ウフィツィ美術館はボッティチェリ作品の収集が非常に豊富なことでも知られています。誰もが一度は目にしたことのある絵画を、間近で見られる感動をぜひ体験してください!
ヴィーナスの誕生(弊社スタッフ 2025年7月撮影)
ヴェッキオ橋
ヴェッキオ橋はイタリア語で「古い橋」を意味しており、その名の通りフィレンツェでは最古の橋となります。
現在のヴェッキオ橋があるところには、すでにローマ時代から橋が架かっていたといわれています。ヴェッキオ橋はアルノ川上に建築されていますが、古くより洪水が発生し、橋は数度にわたり流されてきました。現在のヴェッキオ橋は1345年に建築されたものであり、長い年月大切に使われてきました。ヴェッキオ橋は第二次世界大戦の戦禍も免れて、当時の姿を今でも残しています。
ヴェッキオ橋の魅力は、橋の両脇に宝飾店が軒を連ねていること。これにより独特の景観を作り出しており、フィレンツェ屈指の観光地となっています。
また橋の上には「ヴァザーリの回廊」と呼ばれる専用通路があります。これは当時の権力者メディチ家の専用通路として作られたもので、メディチ家の権力の大きさをうかがわせるものとなっています。現在この回廊は美術館となっており、多くの作品を展示しています。
ヴェッキオ橋(2025年7月 弊社スタッフ撮影)
ミケランジェロ広場
ミケランジェロ広場はフィレンツェ中心地からやや離れた、小丘にある広場です。広場にはレプリカですがミケランジェロの最高傑作ともいわれる、ダビデ像があります。
ミケランジェロ広場の魅力は、美しいフィレンツェの街並みを一望できること!まるで美術館のような街並みを眺めながら、ゆったりと移り行く景色を楽しむことができます。

ミケランジェロ広場からの景色(@PIXTA/イメージ)
おわりに
いかがでしたでしょうか?今回は「花の都」フィレンツェの魅力をご紹介しました。街全体が世界遺産に登録されている景観は、ここフィレンツェで花開いたルネサンス芸術を今に伝えています。
フィレンツェは日本では味わうことのできない、芸術と感動を堪能できる場所です!
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