「北海道の流氷を見たいけど、どうすれば見られるの?」
「流氷観光の楽しみ方を教えてほしい…!」
冬の北海道を代表する大自然の絶景「流氷」。
「いつかは見てみたい!」と思いながらも、観光の仕方や真冬の服装についてわからないことが多く、ハードルが高く感じる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、北海道在住のクラブツーリズム企画メンバーが、流氷観光について詳しくご案内します!
流氷を楽しめるおすすめのアクティビティや服装・持ち物の注意点を解説していきますので、流氷観光を検討されている方はぜひご参考にしてください。
流氷とは?なぜ北海道で見られるの?
■北海道の流氷とは?
流氷とは、海の水が凍った海氷のことです。
北海道のオホーツク海沿岸には、毎年冬になると流氷が押し寄せます。
この流氷は、北海道から約1000㎞離れたロシアのアムール川河口付近で誕生したもの。
海流に乗って少しずつ成長しながら、ゆっくり南下して北海道沿岸に流れ着きます。

巨大な氷が作る壮大な景色は圧巻…!
海一面を氷が覆いつくす幻想的な絶景や、クリオネやワシなど氷の世界で生きる動物たちの姿に、毎年多くの人が魅了されています。
■北海道で流氷を見られる理由
北海道で流氷を見られるのは、オホーツク海の性質に理由があります。

海は、全体の温度が-1.8℃になると凍り始めるため、深いほど海水の温度が下がりにくく凍りにくいのが特徴。
しかし、オホーツク海は「塩分の薄い海水(表層)と塩分の濃い海水(深海)」の二層構造になっているため、表層の温度が短時間で下がります。

水深が深い太平洋や日本海と違って、オホーツク海は流氷が発生しやすいのです。
日本ではオホーツク海に面しているのは北海道だけのため、流氷は北海道でしか見られない景色なのです。

北海道ならではの貴重な絶景をぜひ楽しみましょう!
北海道の流氷を楽しむおすすめの体験5選
流氷観光は楽しみ方の選択肢が豊富!
冬のオホーツク海で流氷を楽しむおすすめの体験5選をご紹介します。
1. 流氷砕氷船「おーろら」
流氷砕氷船「おーろら」(イメージ)
網走を出発する流氷砕氷船「おーろら」は、大人気の流氷クルーズ。
分厚い船底の重力で氷を割りながら進む大型船です。

船の上からゆったりと大迫力の絶景を眺めてみましょう!
氷塊がぶつかる振動を感じながら、流氷クルーズならではの感動を味わえます。
2. 流氷観光船「ガリンコ号」
ガリンコ号Ⅲ(イメージ)
紋別の流氷観光といえば「ガリンコ号」!
ガリンコ号は、流氷をドリルで砕きながら進むのが特徴です。

氷をガリガリと砕く振動を感じながらダイナミックな海上遊覧を楽しめます!
大自然の力強さを全身で感じる迫力満点のクルーズで、ガリンコ号ならではの感動を味わえるでしょう。
3. 根室海峡クルーズ
根室海峡クルーズ(イメージ)
豊かな生態系が残っていることで「奇跡の海」とも呼ばれる根室海峡。
世界遺産・知床から出発する「根室海峡クルーズ」は、比較的小型の船で野生動物が行き交う氷の海を巡ります。

オオワシやオジロワシに出会えるかも…?
知床連山や国後島を望みながら、冬の北海道の自然を間近に感じられるでしょう。
※野生動物はご覧いただけない場合がございます。
4. 流氷遊ウォーク
流氷遊ウォーク(イメージ)
流氷遊ウォークとは、ドライスーツを着て流氷の上を歩く体験ツアーのことです。
知床・ウトロ周辺に広がる流氷を歩きながら、氷の上に寝転んだり飛び石のように飛び越えたりとさまざまなアクティビティを体験できます。

流氷の世界を全身で感じられますよ!
流氷の状況によって、歩行コースの表情が変わるのを間近に味わえるのも魅力。
非日常な体験を求める方におすすめです!
5. 展望スポットめぐり
釧網本線(イメージ)
流氷の絶景は、海からだけでなく陸からも楽しめます。
オホーツク海沿岸にたくさんある流氷の展望スポットを巡ってみると、多様な絶景を見られるのでおすすめです。
- 流氷岬(紋別)
- プユニ岬(斜里)
- オシンコシンの滝(斜里ウトロ)
- 北浜駅(網走・釧網本線)
- 能取岬(網走)
- 道の駅流氷街道網走
- 天都山展望台(網走)

車や列車で沿岸部を走り、流氷の車窓を楽しむのもおすすめですよ!
流氷観光の服装・持ち物ガイド
服装イメージ
厳冬期の北海道の寒さを強烈に感じることになる流氷観光。
服装や持ち物はしっかりと準備を整えることが大切ですので、注意点をまとめて解説します。
■防寒対策の服装や小物
流氷のシーズンは気温が-10~0℃まで下がり、さらに沿岸部は風の影響で冷え込みが厳しくなります。

防寒性の高い服装の準備は必須です…!
保温性に優れたインナーを着込み、ダウンジャケットなどの風を通さない厚手のアウターを羽織りましょう。
ただし、室内は暖かいことが多いので、調整のために着脱できる服装が望ましいです。
また、次のような小物も身に着けることをおすすめします。
- 手袋
- マフラー
- 耳当て
- 帽子
- カイロ
- サングラス

肌をできる限り出さないことが防寒のコツですよ…!
■雪対策された靴
流氷シーズンの北海道は、雪の中を歩くことは避けられません。
そのため、雪道用の滑り止めが付いた靴を用意することをおすすめします。

普通のスニーカーではあっという間に転んでしまうかも…
また、氷点下で外を歩いていると足先が凍傷になる危険もあるため、靴は防寒性の高いものを選びましょう。
■モバイルバッテリー・交換バッテリー
流氷の絶景に出会えたら、感動のあまり写真や動画を撮り過ぎてしまうかもしれません。
しかし、スマホやカメラなどの電子機器は、極寒の中で使うとあっという間に充電が無くなるので注意が必要です。

旅行の途中で充電が切れたら悲しいですよね…
モバイルバッテリーや交換バッテリーをしっかり用意しておくことで、安心して流氷観光を楽しめるでしょう。

万全の準備をして存分に満喫しましょう!
北海道内の流氷ツアーを選ぶ3つのポイント
流氷観光は、ツアーに参加すると効率よく安心して楽しめます。
「でもツアーがたくさんありすぎてわからない」という方のために、流氷ツアーを選ぶポイントを解説します。
1. エリアで選ぶ
北海道定番の流氷エリアは大きく分けて次の3つ。
- 紋別
- 網走
- 知床
各エリアによって、体験できるアクティビティや周辺の観光地、グルメなど特徴はさまざまです。

普段は行かない紋別を観光してみようかな…

欲張りに網走と知床両方行きたいな…
目的地別でツアーを選んでみてはいかがでしょうか。
2. アクティビティの内容で選ぶ
ツアーによって体験できるアクティビティの内容はさまざまです。
- 海から流氷を楽しむクルーズ船
- 流氷の世界に飛び込む流氷遊ウォーク
- 岸に押し寄せる流氷を見渡す展望スポット
体験してみたいお好みの楽しみ方を基準に、ツアーを選んでみるのもいいでしょう。
3. 宿で選ぶ
お宿は旅行の楽しみのひとつですよね。
ツアーによって宿泊する場所もさまざまなため、お好みのお宿や温泉にあわせてツアーを選んでみるのもいいかもしれません。

部屋から流氷が見えるホテルもありますよ!
道東は温泉も豊富にあるので、各ツアーがどこの温泉地に宿泊するのかも見てみましょう。
\ クラブツーリズムの流氷ツアーはこちら!/
\ 流氷のコースを比較したい方におすすめ!/
北海道の流氷Q&A
■流氷はいつごろ見られるの?
北海道で流氷が見られるのは、例年1月下旬~3月上旬ごろです。
自然現象のため、スポットに行けばいつでも見られるものではない点に注意しましょう。
また、小さな流氷が細切れに浮かんでいたり大きな氷塊が数km先まで海を覆っていたりと、いつも同じ景色を見られるわけでもありません。
■流氷の周りに動物が集まるのはなぜ?
流氷スポットで野生動物を見ることができるのは、流氷が海に豊富な養分をもたらすからです。
海の養分は底の方にたまっていますが、流氷が成長するときに塩分が濃い水が沈み、海水をかき混ぜます。
そして、流氷の底や内部では養分を吸収したプランクトンが育ち、それを食べる小魚が集まり、アザラシや鳥も集まるのです。

流氷は生物が集まる豊かな海を育ててくれます。
■流氷は地球温暖化の影響を受けている?
近年、地球上のあらゆる自然現象に影響を及ぼしている地球温暖化問題。
直接的な関係があるかは不明ですが、オホーツク海の流氷も少しずつ減ってきています。

流氷は今のうちに見ておくべき貴重な景色なのかもしれません。
最後に
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