皆様、こんにちは。
今回は、雄大な山々や深い森、そして海へと流れ込む氷河など、壮大な自然を楽しめる「アラスカクルーズ」の魅力をご紹介します。
船のデッキから眺める氷河や、海を泳ぐクジラなど、移動しながら大自然を間近に感じられるのが、アラスカクルーズの魅力のひとつです。船内では食事やショー、スパなどを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせるのも嬉しいポイントです。

船の上だからこそ出会える、アラスカの絶景

氷河を目指して航海する、アラスカクルーズ

アラスカを旅するなら、クルーズもおすすめの選択肢のひとつです。
アラスカ旅行の大きな魅力は、どこまでも続く雄大な自然。その中でも、クルーズでは陸路ではアクセスしにくい氷河やフィヨルドを、海の上から間近に眺めることができます。

アラスカクルーズのハイライトのひとつが、巨大な氷河。船がゆっくりと氷河へ近づくにつれて、目の前に広がる景色が少しずつ大きくなっていきます。タイミングが合えば、氷河の末端から大きな氷の塊が海へと崩れ落ちる「カービング」と呼ばれる現象に出会えることも。
船のデッキから雄大なパノラマを眺めながら、大自然の迫力を感じられるのは、アラスカクルーズならではの魅力です。

また、クルーズでは船そのものが旅の拠点になります。ホテルを移動することなく、朝起きてデッキに出れば、昨日とは違う景色が広がっている。そんな旅のスタイルも、クルーズならではです。
観光地を訪れるだけでなく、氷河のそばを航海し、海の上から野生動物を探し、移り変わる景色を眺める。大自然の中を船で進んでいく時間そのものが、アラスカクルーズの楽しみのひとつです。

画像: ハバード・グレイシャー(添乗員撮影)

ハバード・グレイシャー(添乗員撮影)

船内で過ごす時間も、旅の楽しみ

大型クルーズ船には、レストランやバー、エンターテインメント、スパなど、船内で楽しめる施設も充実しています。
昼間は寄港地の観光やアラスカの大自然を楽しみ、船に戻ったあとは食事やショーを楽しんだり、スパでゆっくり過ごしたり。観光を終えたあとも、船内で思い思いの時間を過ごせます。
そして翌朝には、また新しいアラスカの景色が待っています。
移動そのものも旅の時間として楽しめることも、クルーズ旅行ならではの魅力です。

画像: ロイヤル・プリンセス(エントランス/イメージ)

ロイヤル・プリンセス(エントランス/イメージ)

画像: オーステルダム(プール/イメージ)

オーステルダム(プール/イメージ)

迫力の氷河!「いつか」ではなく「今」見ておきたい

アラスカの景観を代表する氷河。雄大で美しいその姿は、アラスカ旅行の大きな見どころのひとつです。
一方で、氷河は少しずつその姿を変えています。アラスカでは多くの氷河で縮小や後退が確認されており、1985年から2020年の間に、アラスカ全体で氷河に覆われた面積は約13%減少したとされています。(※)

(※)参考:U.S. Geological Survey(USGS)「Mapping 35 Years of Alaska's Changing Glaciers」

もちろん、すべての氷河が同じペースで変化しているわけではありません。それでも、今目の前に広がっている氷河の景色が、これからも同じ姿で見られるとは限りません。
ここで、添乗員が撮影したメンデンホール氷河の写真をご紹介します。撮影した場所や角度には違いがありますが、約10年の間に、氷河の姿が変化している様子がうかがえます。

2016年撮影

画像: メンデンホール氷河(添乗員撮影)

メンデンホール氷河(添乗員撮影)

2026年撮影

画像: ※撮影地点・季節・天候などの条件が異なるため、写真のみで氷河の後退量を比較することはできません。

※撮影地点・季節・天候などの条件が異なるため、写真のみで氷河の後退量を比較することはできません。

「いつか見に行ってみたい」と思っている方は、その時、その場所でしか見られない景色を楽しみに、アラスカを訪れてみてはいかがでしょうか。

アラスカクルーズの醍醐味 グレイシャー・ベイ国立公園

アラスカクルーズの行き先として、ぜひチェックしていただきたいのが「グレイシャー・ベイ国立公園・保護区(Glacier Bay National Park and Preserve)」です。
巨大な氷河や美しいフィヨルド、雄大な山々が広がる、アラスカを代表する大自然のエリア。夏にはザトウクジラなどの野生動物も見られ、アラスカらしい景色を楽しめる場所のひとつです。

グレイシャー・ベイをクルーズで訪れる魅力は、船に乗ったまま壮大な自然の中へ入っていけること。船が湾内をゆっくりと進むにつれて、周囲の山々や氷河が少しずつ姿を変えながら目の前に広がっていきます。グレイシャー・ベイでは、クルーズ船は上陸せず、9~10時間ほどかけて公園内を航行します。
海と山、そして氷河に囲まれた景色を船の上から眺める時間は、グレイシャー・ベイならでは。
アラスカクルーズを選ぶなら、ぜひ訪れていただきたい場所です。

船会社選びも重要なポイント

グレイシャー・ベイ国立公園のもうひとつの特徴は、どのクルーズ船でも訪れることができるわけではないこと。
国立公園内でクルーズ船を運航できるのは、国立公園局(NPS)から運航を認められたクルーズ会社に限られています。また、グレイシャー・ベイに入るクルーズ船には、1日あたりの隻数や年間の運航日数に制限があります。
2026年現在、NPSが認定している対象クルーズ会社は、ホーランド・アメリカ・ライン、プリンセス・クルーズ、ノルウェージャンクルーズライン、シーボーン、キュナード、バイキングの6社です。

なかでも、アラスカクルーズで長い歴史を持つホーランド・アメリカ・ラインとプリンセス・クルーズは、アラスカ旅行を検討する際にぜひチェックしておきたいクルーズラインです。

ホーランド・アメリカ・ライン

アラスカクルーズで長い歴史を持つホーランド・アメリカ・ライン。グレイシャー・ベイ国立公園へのクルーズ実績も豊富です。
プレミアム客船らしいシックで落ち着いた雰囲気も魅力。大人の方にもおすすめしたい、ゆったりとしたクルーズを楽しめます。

画像: ザーンダム(船体/イメージ)

ザーンダム(船体/イメージ)

プリンセス・クルーズ

プリンセス・クルーズも、アラスカクルーズに豊富な実績を持つクルーズラインです。
プレミアム客船らしい落ち着きと、華やかで充実した船内施設のバランスが魅力。
「大自然を楽しみながら、船内でも快適に過ごしたい」という方におすすめです。

画像: ロイヤル・プリンセス(船体/イメージ)

ロイヤル・プリンセス(船体/イメージ)

寄港地観光で、アラスカの歴史と文化に触れる

アラスカクルーズの楽しみは、船の上から眺める大自然だけではありません。
寄港地で船を降りれば、ゴールドラッシュの歴史や先住民族の文化、豊かな自然とともに育まれてきた人々の暮らしなど、アラスカのもうひとつの魅力に出会えます。
ここでは、アラスカクルーズで訪れることの多いスキャグウェイ、ジュノー、ケチカンの3つの町をご紹介します。

ゴールドラッシュの面影が残る町「スキャグウェイ」

アラスカ南東部に位置するスキャグウェイは、ゴールドラッシュの歴史を今に伝える町です。
1896年、カナダのユーコン準州・クロンダイク地域で金が発見されると、世界中から一攫千金を夢見る人々がこの地を目指しました。
金鉱地へ向かう人々の多くは、船でスキャグウェイまでやって来た後、険しい山々を越えてユーコンを目指しました。そのためスキャグウェイは、クロンダイクへの「玄関口」として急速に発展。ホテルや酒場、商店などが立ち並ぶ活気あふれる町となりました。
現在も町の中心部には当時の建物や街並みが残されており、歴史ある通りを歩けば、ゴールドラッシュに沸いた時代の雰囲気を感じることができます。
スキャグウェイでぜひ体験していただきたいのが、ホワイトパス&ユーコン・ルート鉄道です。
かつて金を求めて人々が越えた山々を、現在は観光列車で巡ることができます。列車が山間部を進むにつれて、深い渓谷や滝、雪を抱いた山々など、アラスカらしい雄大な景色が次々と現れます。
「ここをかつて、金を求めた人々が越えていった」と想像しながら車窓を眺めると、目の前に広がる自然だけでなく、この土地に刻まれた歴史も感じられるでしょう。

画像: スキャグウェイ(添乗員撮影)

スキャグウェイ(添乗員撮影)

画像: ホワイトパス・ユーコン鉄道(添乗員撮影)

ホワイトパス・ユーコン鉄道(添乗員撮影)

氷河と大自然に出会う、アラスカ州都「ジュノー」

アラスカ州の州都、ジュノー。
政治の中心地でありながら、周囲を山々と海に囲まれた自然豊かな町です。
ジュノーの歴史も、スキャグウェイと同じくゴールドラッシュと深く関わっています。1880年に金が発見されると、鉱山師や開拓者が集まり、町が発展していきました。
現在、ジュノーを訪れる旅行者のお目当ては、何といっても豊かな自然です。
町の近くにはメンデンホール氷河があり、比較的アクセスしやすい氷河として知られています。さらに、ホエール・ウォッチングや犬ぞり、氷河上空を飛ぶ遊覧飛行など、さまざまなアクティビティを楽しめるのもジュノーの魅力です。
特に人気なのがホエール・ウォッチング。周辺の海域にはザトウクジラなどが訪れ、運がよければ海面から大きく姿を現すクジラを観察できることもあります。
また、ロバーツ山へ向かうトラムに乗れば、ジュノーの町並みや海、周囲の山々を一望できます。
歴史ある州都と、雄大な大自然。その両方を一度に楽しめるのが、ジュノーの大きな魅力です。

画像: ジュノー(添乗員撮影)

ジュノー(添乗員撮影)

先住民族の文化と豊かな自然に出会う「ケチカン」

アラスカ南東部に位置するケチカンは、先住民族の文化や豊かな自然に触れられる人気の寄港地です。
特に目を引くのが、町のさまざまな場所で見ることができるトーテムポールです。ワシやクマなどの動物や、神話・伝承に登場するモチーフが描かれ、先住民族の文化や歴史、物語などを感じることができます。
また、ケチカンは豊かな海の恵みに支えられて発展してきた町でもあります。特に有名なのがサーモン。周辺の川や海にはサーモンが豊富に集まることから、「世界のサーモンキャピタル」として知られています。
夏には、産卵のために川を遡上するサーモンを見られることも。訪れた際には、新鮮なサーモン料理を味わうのもおすすめです。
そして、ケチカン周辺には深い森に覆われた山々や滝、フィヨルドなど、アラスカ南東部ならではの雄大な自然が広がっています。
先住民族の文化、海の恵みに育まれた食、そして壮大な自然。さまざまな魅力に出会えるのが、ケチカンの大きな魅力です。

画像: ケチカン(添乗員撮影)

ケチカン(添乗員撮影)

画像: ケチカン クリーク通り(添乗員撮影)

ケチカン クリーク通り(添乗員撮影)

町を歩いて歴史や文化に触れるのもよし、サーモンを味わうのもよし、フィヨルドや野生動物を求めて大自然へ出かけるのもよし。それぞれの町で、ここでしか出会えないアラスカの魅力をぜひ見つけてみてください。

アラスカならではの食

アラスカ旅行では、壮大な自然の景色だけでなく、「食」も楽しみのひとつです。
アラスカといえば、サーモンやキングクラブなど、新鮮なシーフードを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
クルーズでは、船内レストランでさまざまな料理を味わえるのも魅力。大自然の景色を眺めながらいただく食事は、きっとアラスカ旅行の思い出のひとつになるでしょう。

サーモン
アラスカを代表する食材といえば、やっぱりサーモン。
グリルやローストなど、さまざまな調理法で楽しめます。アラスカを訪れたら、ぜひ味わっていただきたい一品です。
クルーズ船でも、アラスカをテーマにしたサーモン料理が提供されることがあります。メニューで見つけた際には、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか♪

画像: プリンセスクルーズにてアラスカ限定メニューとして提供されたサーモン(添乗員撮影) ※船内にてサーモンの提供がない場合もございます。

プリンセスクルーズにてアラスカ限定メニューとして提供されたサーモン(添乗員撮影)
※船内にてサーモンの提供がない場合もございます。

キングクラブ(蟹)
アラスカの名物グルメとして人気なのが、迫力のあるキングクラブ。
大きな脚に詰まったジューシーな身は、シーフード好きなら一度は味わってみたいグルメです。
寄港地のレストランなどで味わえる機会もあるので、アラスカならではの味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。

画像: ジュノーで撮影した有名店のキングクラブ(添乗員撮影)

ジュノーで撮影した有名店のキングクラブ(添乗員撮影)

海老やべリーにもご注目ください
アラスカでは、海老も人気の食材です。
なかでも「スポット・プラウン」は、大きく食べ応えのある海老として知られています。
また、アラスカの夏には、さまざまなベリーが実ります。
レストランのデザートなどで、ベリーを使ったスイーツに出会えることも。鮮やかな彩りとほどよい酸味は、食後のデザートにもぴったりです。

アラスカならではの食材にも注目してみてください。食を通して、その土地ならではの魅力を感じられるのも、アラスカ旅行の楽しみのひとつです。

アラスカクルーズで見られる動物たち

アラスカクルーズのもうひとつの楽しみが、野生動物との出会いです。
航海中には、海ではクジラやアザラシ、空にはアラスカを象徴するハクトウワシなど、さまざまな野生動物を見られることがあります。
デッキで雄大な景色を眺めていたら、突然クジラが姿を現す――。そんな偶然の出会いも、アラスカクルーズならではの思い出です。
もちろん、野生動物なので必ず見られるわけではありません。だからこそ、双眼鏡を片手に「次は何が見えるかな?」と海や山を眺めながら過ごす時間も、旅の楽しみのひとつです。
双眼鏡があると、遠くにいる動物も観察しやすくなります。アラスカクルーズへお出かけの際は、ぜひお持ちいただくことをおすすめします。

画像1: ジュノーでのホエールウォッチング(添乗員撮影)

ジュノーでのホエールウォッチング(添乗員撮影)

画像2: ジュノーでのホエールウォッチング(添乗員撮影)

ジュノーでのホエールウォッチング(添乗員撮影)

オーロラを見たい方へ

オーロラ観賞は「時期」と「場所」がポイント

「アラスカに行くなら、オーロラも見てみたい!」という方も多いのではないでしょうか。
アラスカの一般的なオーロラシーズンは、8月下旬から4月下旬頃まで。特に夜が長くなる冬は、オーロラを待つ時間を確保しやすくなります。
一方、アラスカクルーズは5~9月が中心。夏は日照時間が長く、夜になっても十分に暗くならない時期があるため、「オーロラを見ること」を第一の目的とする場合は、時期や場所を選ぶことが大切です。
特にアラスカ南東部をめぐるクルーズでは、オーロラ観賞に必要な暗さや時間を十分に確保することが難しい場合があります。
オーロラも楽しみたい方には、アラスカクルーズとフェアバンクスなどの内陸部を組み合わせた旅がおすすめです。フェアバンクスはオーロラ観賞地として知られており、クルーズで氷河やフィヨルド、野生動物を楽しんだ後、内陸部へ足を延ばしてオーロラを目指すことで、両方の魅力を楽しむことができます。

季節・目的に合わせたアラスカ旅行を

アラスカクルーズの魅力は、氷河やフィヨルド、野生動物など、スケールの大きな自然を間近に、船上でゆったりと楽しめること。
目の前に広がる巨大な氷河、切り立った山々、静かなフィヨルド。さらに、季節によってはクジラやアザラシなど、野生動物との出会いも期待できます。
そして、アラスカの氷河は今も少しずつ姿を変えています。同じ場所を訪れても、何年か後には見える景色が変わっているかもしれません。
だからこそ、「いつか見に行きたい」と思っている方には、今のアラスカを見に行くことをおすすめします。
写真や映像だけでは伝わりにくい氷河の大きさや山々の迫力を、ぜひ現地で体感してみてください。

今だからこそ見ておきたい景色を、次の旅で。ぜひアラスカクルーズを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

画像: グレイシャー・ベイ国立公園(添乗員撮影)

グレイシャー・ベイ国立公園(添乗員撮影)

まとめ

ここまで、アラスカクルーズのさまざまな魅力をご紹介しました。
クルーズなら、氷河やフィヨルドなどの大自然を船の上から楽しめるだけでなく、寄港地ではアラスカの歴史や文化に触れ、船内では食事やエンターテインメントなど、思い思いの時間を過ごすことができます。
観光地を巡るだけではなく、船で移動する時間そのものも旅の楽しみになる。それが、アラスカクルーズの大きな魅力です。
氷河も、アラスカの景色も、これから少しずつ変わっていくかもしれません。
「アラスカへ行ってみたい」と思ったら、ぜひクルーズという旅のスタイルを選択肢に加えてみてください。

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