約700年もの歴史のある民俗芸能をご紹介します。
出羽の山並みに日が沈む頃、秋田県羽後町西馬音内では、寄せ太鼓の囃子が鳴り響き、着飾った子供達が、篝火のたかれた本町通りで音頭の踊りを披露して、盆踊りが始まります。
西馬音内盆踊りは国の重要無形文化財に指定されており、起源は約700年以上前と言い伝えられています。櫓上で奏でられる勇壮なお囃子に対し、踊りは優美で流れるように美しく、この対照が西馬音内盆踊りの特徴です。また、篝火に浮かび上がる、編み笠や頭巾で顔を隠した踊り手の姿はとても幻想的です。
女性が纏っている「端縫(はぬ)い衣装」も見どころのひとつ。かつては「接(は)ぎ衣装」と言われ、 大小の絹布の端切れを配色や配置に工夫しながら接ぎ合わせて作られました。 袖口や裾などには同じ柄の布を使い、 布の配置は左右対称となっています。100年以上も前の衣装も残っています。
明治40年(1907)、この盆踊りを偶然目にした俳人・河東碧梧桐は、「初めて絵になる盆踊りを見た」と記しています。
これから暑い夏が始まりますが、今年は一味違った夏の思い出を、虫の音響く秋田の地で作ってみてはいかがでしょうか。
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