北川村「モネの庭」マルモッタンは、高知の自然を生かして、モネの想いを誠実に再現した庭園として、本場フランス・ジヴェルニーより、世界で唯一「モネの庭」と名乗ることを許されました。
クラブツーリズムでは休園日の5月14日(火)に1日限定で特別に貸切、ミニコンサートや、2015年にフランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受章された、ヘッドガーデナー川上裕さんによるトークショーを開催致します。
”光の画家” 印象派の巨匠、クロード・モネの見ていた風景がここにあります
“光の画家”モネが描いた理想の庭
印象派の巨匠クロード・モネは自宅の庭を生きたキャンバスとして、絵を創作するのと同じように草花や木々を植えました。
モネの愛した庭として有名なフランス、ジヴェルニーにある「モネの庭」。
彼は43歳から生涯の半分をこの庭とアトリエのある邸宅で過ごし、創作以外の時間を庭仕事に充てていたといいます。
それはまさに自分のキャンバスの上に絵を創作するのと全く同じで、後に「まるでパレットのような庭」「生きた美術館」と評されました。
彼はこの庭に3つの温室を建て、6人もの庭師を雇い、世界中から(もちろん日本からも)珍しい植物を集めるなど、大変な情熱を傾けました。
多くの名作を生んだ「モネの庭」こそが、モネの生涯の最高傑作だったと言えるのかもしれません。
そうしたクロード・モネの想いを高知の自然の中で再現したのが北川村「モネの庭」マルモッタンです。それまで門外不出であった「モネの庭」の名称が贈らた世界で唯一の庭です。
睡蓮をはじめ、池の水面にバラのアーチが映り太鼓橋の藤棚が見事な『水の庭』、画家のパレットのようにさまざまな色彩で彩られる『花の庭』、ヤシ・ソテツなどの植栽による地中海イメージ『光の庭』など、趣の異なる庭をたっぷりとご覧いただけます。
クロード・モネ(1840〜1926)
印象派の巨匠クロード・モネは、1840年11月14日パリのラフィット街に生れます。
少年時代はノルマンディの片田舎で過ごし、その恵まれた自然によって風景画に対する情熱を得ますが、経済的理由により、セーヌ河口の港町ル・アーブルへ移住。1859年パリの自由画塾アカデミーシュイスとシャルルグレルの画塾に入ります。1874年ルノワール、シスレーらと「画家・彫刻家・版画家・無名芸術家協会」を結成、新しい画風による製作を試み1880年に官展入選、初めての個展を開きます。
日本の浮世絵に興味を持ち、コレクションを始めたのもこのころです。この仲間達との展覧会に出品した「印象・日の出」というモネの作品名から「印象派」といわれるようになりました。
1883年にジヴェルニーに居を定めて、庭づくりと創作活動に励み晩年には名声を得て裕福な生活を送ります。白内障に苦しみながらも、死ぬ間際までオランジュリー美術館に展示されている大連作の「睡蓮」を制作し、1926年12月5日86歳でこの世を去ります。
「モネの庭」のヒストリー
” モネの想いはジヴェルニーと北川村を結び 夢の花を咲かせました。”
高知県の東部に位置する典型的な山村である北川村。
高齢化と人口の減少が進む中1990年当時、日本屈指の収穫量と質を誇った柚子(ユズ)を基幹とした村おこしを目指し柚子のワイナリー事業の誘致を目指しました。
しかしその計画も1996年春に大幅な縮小、開発中の土地の活用も含めた新たな事業への展開を模索する事となります。
そのために村は急遽プロジェクトチームを立ち上げました。
新しい産業の創造を検討する中で、地域を活かした観光と文化の拠点づくりのためのフラワーガーデン造作という方向に舵をきったのです。
柚子とワインから出発した発想は自然の中に庭園をつくるという構想と重なりあい、フランス・ジヴェルニーにある印象派の画家クロード・モネの庭へとたどり着きます。
それは親日家でもあったクロード・モネが半生を過ごした自邸の庭でした。
柚子とワインの交流から、豊かな地域づくりを。
この庭は、フランス文化と北川村の豊かな自然のミックスというユニークな発想から生まれました。
モネが愛した庭は、その土地の自然を活かし、光と影を巧みに組み合わせた素朴さにあふれるものでした。彼は庭で青い睡蓮を咲かせることが夢でした。
そのモネが夢見た青い睡蓮は、今では遠く海を越えて北川村「モネの庭」で交流のシンボルとなり、毎年美しい花を咲かせています。
園内にある3つの「庭」でモネの名作の風景に出会う
【水の庭】
太鼓橋や藤棚・柳に竹、浮世絵の影響を受けたモネの日本を感じる庭は晩年彼をひきつけて止まないものでした。光と、それによる水の反映、時間により移り行く色彩。その風景は多くの作品として生まれました。
モネの絵画の中でも代表作となった「睡蓮」。
そのスイレンが色とりどりと咲く池でモネの描いた風景に出逢ってみてはいかがでしょう。
【花の庭】
画家のパレットのなかの色あわせを思わせるような庭は季節の花たちが彩り、バラのアーチやノルマン囲いの造形と、花壇ごとに花色を変えたり、混植にして取り合わせを楽しめるようになっています。季節がいつも同じではないように気候により変化する植物たちの取り合わせは、私達に見るたび新しい風景で感動を与えてくれます。
【光の庭】
本家フランスには存在しない世界で1つの「モネの庭」です。
海や山の借景も庭の一部と考え、高知の自然のなかで、どこにも存在しないただひとつのモネの庭として2008年に誕生しました。オリーブやハーブ類、ヤシ類、ソテツ、アロエ、ユッカ、リュウゼツラン、ジャスミン、ブーゲンビリアなどの地中海の植栽と、柚子をはじめとした柑橘類、堆金菊、ジャケツイバラ、シオ菊などの身近な植栽をあわせる事で、高知ならではの庭造りを続けています。
フランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」受章
ヘッドガーデナー川上 裕(かわかみ ゆたか)さんによるトークショー
世界で唯一「モネの庭」の名を本場ジヴェルニーより贈られた由来や「モネの庭」の誕生秘話、本場ジヴェルニーと北川村の美しい四季の花々のお話など、モネの庭師ならではのお話をたっぷりとお伝えします。
川上 裕様よりメッセージ
5月は1年間で最も花が咲き誇る季節です。温帯性睡蓮、バラ、そしてボリュームのある草花。
この北川村でのみ感じられるもう一つのモネの庭をゆっくり味わっていただきたいと思います。
皆様にお会いできる事を、楽しみにお待ちいたしております。
高知県・北川村「モネの庭」マルモッタンを動画でご紹介
「モネが生きた古き良き時代のパリ」をイメージしたフランスミニコンサートを開催
シルク・ドゥ・ソレイユに永らく所属、道化役として世界中を回る経歴を持つフランス人オルガンアーティスト フィリップ・エマールさんと、MC、通訳・言語指導、作詞、ダンサー、ストリートオルガン歌手など、マルチに活躍されているヴォーカリスト ミレイユさんによるミニコンサートを特別開催します。
イベント当日はウェルカムドリンクをご用意しております
当日イベントにご参加いただいたお客様に、地元高知のお店から出展のウェルカムドリンクもご用意しております。
園内を歩いて楽しんだら、ホッと一息いかがですか?
※イラストや写真・テキストの一部は「モネの庭」マルモッタンHPから引用
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*★名画の世界のような、北川村「モネの庭」マルモッタンでお会いしましょう。★*
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