旅の文化研究所研究員、一般社団法人日本旅行作家協会会員の黒田尚嗣(くろだなおつぐ)が「歴旅の演出家、旅する世界遺産の語り部」として「再訪の旅」について熱く語ります。
画像: 黒田尚嗣(くろだなおつぐ) 慶應義塾大学経済学部卒。現在、クラブツーリズム㈱テーマ旅行部顧問として旅の文化カレッジ「世界遺産講座」を担当し、テーマ旅行の企画をしながら「歴旅の演出家、旅する世界遺産の語り部」として旅について熱く語る。近畿日本ツーリスト時代より海外旅行の企画に携わり、世界各地の文化遺産や自然遺産を多数訪れている。旅の文化研究所研究員、一般社団法人日本旅行作家協会会員

黒田尚嗣(くろだなおつぐ)
慶應義塾大学経済学部卒。現在、クラブツーリズム㈱テーマ旅行部顧問として旅の文化カレッジ「世界遺産講座」を担当し、テーマ旅行の企画をしながら「歴旅の演出家、旅する世界遺産の語り部」として旅について熱く語る。近畿日本ツーリスト時代より海外旅行の企画に携わり、世界各地の文化遺産や自然遺産を多数訪れている。旅の文化研究所研究員、一般社団法人日本旅行作家協会会員

旅は一度限りの人生への挑戦

「人はなぜ旅に出るのか」と問われれば、私は「人生がただ一度であることに対する挑戦」と答えたいと思います。

すなわち、人生は一度限りなので無限の可能性の中から1つしか生きることができず、生まれた土地で一生を過ごすことも1つの選択ですが、やはり別の土地で生きる別の自分を思い描いてみたいと漂泊の思いにかられるのです。

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私は長男の身でありながら旅行業に身を置き、現在もしばしば旅に出ていますが、そんな私にとっても旅に出る行為は単なる仕事ではなく、人生がただ一度しかないことへの一種の抵抗であり、異郷の地でその土地の人と交流し、見聞・観察しながら新たな気付きや感動を見出す創造活動なのです。

言い換えれば自分の生きてきた「物語」と旅先の「物語」とが織りなす新しい「物語」の創造です。

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「再訪」の思いが旅する人の特権

そして、この「物語」の創造に必要不可欠な要素が時の流れの忘れ物となる「出会い」なのです。
この「出会い」が心に残れば、必ずまたもう一度訪れたいという気持ちが起こり、かの地にもう一度行って、あの人に再会したいと強く思うようになるのです。

この「再訪」の思いこそ旅する人の特権であり、旅の醍醐味かと思います。
しかし、目の前のハード(景色)は変わらずとも人のソフト面(気持ち)は変化し、再訪や再会が必ずしも幸せをもたらすとは限らず、辛く感じることもあります。

しかし、それこそが人生の旅なのです。

そして長い年月を経て故郷に帰郷し、家族や親しい者、旧友と再会して無事を確かめあい、懐かしい景色に心を打たれる瞬間に故郷への「再訪」を喜ぶのが真の旅人だと思います。

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