ベルヴェデーレ宮殿
「美しい眺め」という意味の「ベルヴェデーレ」宮殿は、ハプスブルク家に仕えて偉大な功績を残した英雄プリンツ・オイゲンの夏の離宮として、バロック建築の巨匠ヒルデブラントが手がけた建物です。上宮と下宮から成り、バロック様式の庭園も見事に整備されています。上宮から見下ろす「美しい眺め」は、まさにこの宮殿の観光スポットとしての人気を象徴しています。
歴史を彩った宮殿
宮殿はオイゲン公の死後、マリア・テレジアに売却され、一時期末娘マリー・アントワネットが過ごしました。モーツアルトが御前演奏を行った記録もあります。「会議は踊る」のウィーン会議の際は、饗宴の会場にもなりました。そして1914年サラエヴォで暗殺され、第1次世界大戦勃発のきっかけになったフランツ・フェルディナント大公が20年間住んでいたことでも知られています。また第2次世界大戦後の1955年に連合国との間でオーストリア国家条約が調印された場所でもあります。
美術館へ
「オーストリア・ギャラリー」と呼ばれる美術コレクションが、1923年に下宮で「バロック博物館」として公開されるようになり、1924年に上宮が美術館として開館し、クリムトやシーレなど、オーストリアを代表する画家の作品が展示されるようになりました。
門外不出の傑作
言うまでもなく、その作品は1908年にクリムトが描いた「接吻」です。金箔が眩しいほど使われているのが特徴で、描かれているのはクリムト自身と恋人エミーリエ・フレーゲとされています。野の花が咲き乱れる草原に座っているようですが、女性のすぐ後ろには崖が描かれています。男性は接吻を迫っているように見えますが・・・鑑賞者に様々な想像を駆り立てる名作です。この1枚の絵を見るために世界中から多くの人が訪れていると言っても過言ではありません。
エゴン・シーレの名作も・・・
クリムトの作品と並んでこの美術館のハイライトは、シーレの絵画コレクションです。複数の部屋で「4本の木」、「抱擁」、「二人の子と母」、「家族」、「死と乙女」、「座っているシーレの妻」などの代表作を見ることができます。
ブルックナー最期の家
ベルヴェデーレ宮殿の敷地内には、作曲家ブルックナーが晩年を過ごし、交響曲第9番などを作曲した住居があります。記念館として公開はされていませんが、その場所は記念レリーフと銘板で確認できます。彼は1896年10月11日に息を引き取り、カールス教会で葬儀が執り行われた後、遺体は遺言通りブルックナーゆかりのザンクト・フローリアン修道院に運ばれ、教会のオルガンの真下に安置されました。
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