皆さまこんにちは!西欧担当の遠藤です。
2020年2月21日出発にて、『イタリア・フランスの3つのカーニバルとマントンのレモン祭り 9日間』のツアーに添乗いたしました。活気あふれる今年のカーニバルの様子をお伝えいたします!

そもそも、カーニバルとは?

カーニバルとは2月中旬〜3月下旬にかけてキリスト教を信仰する国で行われるイベントで、日本語では「謝肉祭」と呼ばれます。
由来は諸説ありますが、「イースター(復活祭)」とつながりがあります。
キリスト教ではイースター前の40日間は、荒野で断食修行をしたキリストを偲び、肉を断つ断食の習慣があります。
そこで、イースター前にたらふくお肉を食べて思い切り騒いでおこう!というお祭りが「カーニバル(謝肉祭)」の始まりなのだそうです。
このツアーではベニスとニースのカーニバルに一度に行くことができます♪

画像1: (ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

(ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

仮面をつけて自分も祭りの一員に!ベニスのカーニバル

旅の始まりはベニスから。午前中は日本語ガイドさんとともに島の中心・サンマルコ広場やリアルト橋を散策します。そして午後は待ちに待った自由行動です♪
ベニスのカーニバルは、普段の生活の中で従うべきルールや主従関係から解放され、貴族も庶民も関係なく楽しめるように仮面をつけ始めたと言われています。カーニバル期間のベニスの街には仮面をつけ、華やかな衣装を身にまとった人々がたくさんいます!衣装はレンタルが多いですが、この期間のために手作りしたツワモノもいるそうです。カメラを向けるとポーズをとり、快く撮影に応じてくれるので、沢山写真を撮って楽しむのがおすすめです♪写真はもちろん無料です。

画像2: (ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

(ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

画像3: (ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

(ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

画像4: (ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

(ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

画像5: (ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

(ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

こちらはカーニバルを楽しむための必需品、仮面です。
サンマルコ広場の屋台や街中のお店を覗くと大体5ユーロ位で買うことができます。赤や青、羽根付きの仮面など種類もたくさん!是非お気に入りを見つけてくださいね!私も仮面を買って写真を撮ってもらいました♪

画像6: (ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

(ベニスのカーニバルにて/2020年2月 遠藤撮影)

この日、ベニスの気温は昼間で14度位だったので、ジェラートも外で食べられます!
写真はアンジェリーナジョリーも通ったお店でアカデミア橋の近くにあります。この日もお店の前では多くの人がジェラートを食べていました。

画像: (ベニスにて/2020年2月 遠藤撮影)

(ベニスにて/2020年2月 遠藤撮影)

このツアーではベニス本島泊なので、自由行動でつい沢山買い物をしてしまってもすぐホテルに戻れます!自由行動時、ホテルへのアクセスが良いのは嬉しいポイントですよね♪写真は今回の宿泊ホテル「モナコ・グランドカナル(デラックスクラス※弊社基準)前からの景色です。

日本じゃ体験できない!?柵がない体験型カーニバル

3日目はあの斜塔で有名なピサに近い、ビアレッジョという街のカーニバルへ。
日本ではまだあまり知られていませんが、毎年100万人が訪れる、イタリア、そしてヨーロッパでは有名なカーニバルの一つです。
ビアレッジョカーニバルは政治や社会への風刺を表現した山車が周回約2キロのパレードルートをダンサーとともに大音量で練り歩く、迫力満点のパフォーマンスで有名です。日本の「ねぶた祭り」に近いイメージでしょうか?

画像1: (ビアレッジョにて/2020年2月 遠藤撮影)

(ビアレッジョにて/2020年2月 遠藤撮影)

驚くことに、これらの山車はほとんどが紙で出来ているんです!!
「パピエ マシェ」と呼ばれるこの製法は、1925年にヴィアレッジョの彫刻家によって発明され、現在でも25を超える工房が代々伝統の技術を受け継いでいるそうです。
そしてこの山車、動くんです!!間近で見るとスタッフが頑張って動かしている様子が見え、地域のお祭りを覗きに来た感じがして愛着が湧きました。

画像2: (ビアレッジョにて/2020年2月 遠藤撮影)

(ビアレッジョにて/2020年2月 遠藤撮影)

この祭りのもう一つの特徴は、「柵がない」ということ!
どうやってパレードするの?と疑問に思うもしれませんが、山車が近づいてきたら、両脇で観ている人々は後ずさりして山車が通れるルートを確保していきます!そのため山車に触れられる距離でパレードを見ることができ、迫力満点!遠藤イチオシのカーニバルです。

爽やかな香りとともに マントンのレモン祭り

5日目は車窓からリグリア海、地中海を眺めつつ、国境を越えてイタリアからフランスへ移動します。
マントンは「フランスの真珠」と呼ばれる美しい海沿いの街で、建物もオレンジのような淡い色味が可愛らしく、虜になっているお客様も多かったです^^
夏になると人口3万人程の街に、世界中から8万人以上が訪れバカンスを楽しみます。

画像1: (マントンにて/2020年2月 遠藤撮影)

(マントンにて/2020年2月 遠藤撮影)

そんなマントンのレモン祭りの今年のテーマは「世界の祭り」
本物のレモンやオレンジをふんだんに使った入場ゲートが私たちを出迎えてくれます。

画像: (オクトーバーフェストの展示・マントンにて/2020年2月 遠藤撮影)

(オクトーバーフェストの展示・マントンにて/2020年2月 遠藤撮影)

画像: (死者の日の展示・マントンにて/2020年2月 遠藤撮影)

(死者の日の展示・マントンにて/2020年2月 遠藤撮影)

画像: (レモングッズも沢山・マントンにて/2020年2月 遠藤撮影)

(レモングッズも沢山・マントンにて/2020年2月 遠藤撮影)

この祭りは、もともと地元のホテル経営者たちが、冬の閑散期にマントンを活気付けるためパレードをしたらどうか提案したことが始まりと言われています。最初はホテルの庭に小さく作ったレモンのオブジェが、今ではこうして数百個もの柑橘類を使った大規模な展示に発展しました。
マントンではフランス産レモンの7割が作られている(!)と言われますが、レモン祭りで使われたレモンはどうなるの?と思った方もいるかもしれません。

画像2: (マントンにて/2020年2月 遠藤撮影)

(マントンにて/2020年2月 遠藤撮影)

ご安心ください!
このように1つ1つがゴムで固定されているため保存状態が良く、使用後90%のレモンはリキュールやジャムに加工され販売されます。環境にも優しいお祭りです。

【番外編】ニース 光のパレード

今回強風の影響でニースカーニバル「花合戦」は中止となってしまいました。
しかし、ツアーには含まれていませんが、日程が合い、夜の光のパレードを見学することができましたのでその様子も少しご紹介します!

画像1: (ニースにて/2020年2月 遠藤撮影)

(ニースにて/2020年2月 遠藤撮影)

画像2: (ニースにて/2020年2月 遠藤撮影)

(ニースにて/2020年2月 遠藤撮影)

21時スタートでしたが、多くの観客で賑わっていました!
今年のニースカーニバルのテーマは「ファッションの王様」。紙吹雪や大音量のBGMと共に、ココシャネルやカールラガーフェルドなどファッション界を牽引した人物のオブジェも見られ、大いに盛り上がりました。
周りの観客も仮装をして歌って踊って楽しんでいました♪

画像: (2020年2月 遠藤撮影)

(2020年2月 遠藤撮影)

カーニバルではこのように紙吹雪をかけられるのは日常茶飯事!
かけられても怒らないでくださいね。一緒に楽しみましょう♪
いかがでしたでしょうか?
一年に一度のカーニバルの祭典。せっかくなので一度に巡ることをお勧めいたします。是非来年はご自身の目で、肌で、カーニバルで賑わうヨーロッパの雰囲気を体感してくださいね。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!

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