同じ山歩きでも、登山、ハイキング、トレッキング等、色々な呼び方がありますが違いはあるのでしょうか?何十年と山旅をご案内しているクラブツーリズムが、山歩き初心者の方にそれぞれの違い、特徴についてご説明いたします。山選びの参考にしていただければ幸いです。
クラブツーリズムが定める定義はコチラをご覧下さい 国内ツアーの定義 海外ツアーの定義

実は厳密な違いはありません!

いきなりでびっくりされるかもしれませんが、実は「登山」「ハイキング」「トレッキング」の3つに厳密な定義や違いはありません。ですのである山歩きのルートがのどれに該当するのかは主観によるところも大きいのです。

例えば、とある3人(Aさん、Bさん、Cさん)が高尾山に一緒に山歩きに行き、同じルートを歩いたとします。それぞれが翌日に下記のように話していたとしても、誰かが間違っているということは無いのです。

A「昨日、高尾山に登山に行った」
B「昨日、高尾山にトレッキングに行った」
C「昨日、高尾山にハイキングに行った」

とはいえ、一般的な感覚の違いは存在します

一般的には、ハイキング ⇒トレッキング ⇒登山 の順で歩行レベルが上がっていくことが多く、歩行のスタイルとして使い分けされています。そこで、あくまでも参考としてそれぞれのスタイル違いについてご紹介いたします。

◇ハイキング◇

尾瀬の遊歩道

「なだらかな山道を気軽に歩き、自然を楽しむ」というニュアンスで使われることが多いです。また、ハイキングと呼ばれるルートには木道やなだらかに整備された道が敷かれ、歩きやすくなっていることも多いです。

ハイキングと聞いてイメージしやすい場所としては尾瀬があります。比較的標高差の少ないルートを歩きながら、植物や動物などの自然を観察しながら歩く、比較的レベルの低い山歩きを一般的にハイキングと呼んでいます。

また、一定の地点までロープウェイなどで上がりその足で下山する等、”下る”ことが中心になる山歩きに関してもハイキングを指すことが多いですね。

◇トレッキング◇

ネパールのエベレスト街道トレッキング

「山頂を目指すことにこだわることなく山歩きをする」というニュアンスで使われることが多く、歩行時間、日数、標高差等に関わらず汎用的に使われています。そのため、3つの中では一番定義が曖昧な言葉と言えるでしょう。

また、山頂を目指すことは主目的ではないですが、ルートによっては山頂を通過することや、登山より少しレベルの低い”軽登山”というニュアンスで使われることもあります。

なお、海外の山歩きでは山頂にこだわらず長く歩くという意味でトレッキングをという言葉を使用することも多いです。標高6,000~8,000m峰のヒマラヤに囲まれたネパールや、手付かずの大自然が広がるニュージーランドでは、山小屋に宿泊しながら縦走するルートが数多く存在しており、トレッキングのメッカとなっています。

◇登山◇

日本最高峰・富士山山頂

「山頂を目指し、山を登ること」を指し、山歩きの中で”登る”というニュアンスが一番色濃く使われている言葉です。3つの中では歩行レベルが一番高い山歩きとして使用されることが多く、より経験者向けと言えるでしょう。しかし、登山には山頂という明確なゴールがあるため達成感を味わいやすいという魅力があります。

登山と聞いて一番イメージしやすいのは富士山ではないでしょうか? 富士山登山で味わった達成感をきっかけに登山にハマってしまい、他の山の登山にも挑戦される方は数多くいらっしゃいます。

なお、登山道を足で登ることだけでなく、鎖場やはしごなど手を使って登ったり、ロープやハーネス等の専門的な装備を利用して登ったりすることも、登山という言葉の中には含まれています。なお、他の2つ(ハイキング、トレッキング)に関しては、足だけで山道を登ることが前提になっていることが多いです。

◆3つの山行スタイルの特徴一覧◆

それぞれの特徴を下記の図にまとめてみました。この図からも分かる通り、ハイキングは比較的レベルが低く、登山はレベルが高い一方で、トレッキングはその中間を表すことが多いです。

ハイキングトレッキング登山
距離短~長中~長
標高差小~大
山頂×
難所
装備軽~重

山を選ぶ際はどうすればよいの?

では、実際に山歩きをする際に、どのような基準で山を選べば良いのでしょうか。

歩行レベルは「標高差」、「歩行時間」によって大きく左右されます。ですので各ルートの歩行時間、標高差を確認し、自分に合った山選びをしましょう。

なお、クラブツーリズムでは、標高差、歩行時間によってレベルを定義し、難易度を表す指標にしています。ですので、ツアータイトルを見ていただくだければ、どのくらいの歩行レベルなのかがすぐに分かります。

(ツアータイトル例)
<登山初級A>『北・中央アルプス2つの名峰を訪ねる  乗鞍岳・木曽駒ヶ岳 2日間』

それでは具体的なレベルの定義をご説明いたします。国内ツアーと海外ツアーで、定義が異なりますのでご注意ください。

クラブツーリズムの定義(国内)

ハイキング登山とツアーを <2つ>の分類に分けており、標高差300m未満の場合はハイキング、標高差300mを超える場合は登山と定義しています。

また、それぞれの分類の中でも初級、中級とレベル分けをしており、さらに登山に関しては「登山初級A」「登山初級B(!)」などのように細かくレベル分けをしています。
※(!)は岩場、鎖場、ハシゴ等の難所の有無

それぞれの分類・レベルの具体的な違いは、下記のレベル表を参考にしてみてくださいね。


(国内)ハイキングレベル表

レベル歩行時間標高差
ミニハイキング2時間以内100m未満
ハイキング入門3時間以内100m未満
ハイキング初級2~5時間程度100m~300m
ハイキング中級5時間以上100m~300m

(国内)登山レベル表

レベル歩行時間標高差
登山入門4時間以内500m未満
登山初級A4時間以上500m以上
登山初級B5時間以上500m以上
登山中級A6時間以上700m以上
登山中級B7時間以上700m以上
登山上級※5時間以上500m以上

※登山上級は危険箇所や沢などの悪路、自炊・無人小屋利用の長期縦走などがある熟達者向け

クラブツーリズムの定義(海外)

海外の場合は、ハイキングトレッキング登山とツアーを <3つ>の分類に分けています。

登山とハイキングの違いは標高差500mが基準となり、標高差500m未満をハイキング、標高差500m以上は登山となります。

さらに国内にはない分類としてトレッキングがあり、山の登頂にはこだわらず山小屋またはテント泊をしながら山を縦走するスタイルと定義しています。

また、国内と同様で、それぞれの分類の中でも初級、中級とレベル分けをしています。

それぞれの分類・レベルの具体的な違いは、下記のレベル表をご覧ください。


(海外)ハイキングレベル表

レベル歩行時間標高差
ミニハイキング2時間以内100m以内
ハイク入門3時間以内100m以内
ハイク初級2~5時間程度100m~400m
ハイク中級5時間以上500m未満

(海外)トレッキングレベル表

レベル歩行時間標高差山小屋またはテント泊
トレッキング初級5時間前後500m前後1~2泊
トレッキング中級5時間以上500m以上2~5泊
トレッキング上級5時間以上500m以上5泊以上
標高3,000m以上
を含むもの

(海外)登山レベル表

レベル歩行時間標高差特徴
登山初級5時間前後500m以上
700m未満
登山中級A6時間以上700m以上
登山中級B7時間以上700m以上「岩場」「鎖場」「鉄はしご」「悪路」
「標高差大」「標高4,000m以上」
のいずれかに該当する本格的な登山コース
登山上級7時間以上700m以上「難所」「危険箇所」「山小屋利用」
「長期縦走」「標高5,000m以上」
のいずれかに該当する熟達者向きコース

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