山登りの基本は水分補給と栄養補給です。
今回は水分補給にフォーカスを当てて詳しく解説していきます
正しい水分補給の仕方を学んで、脱水症状や熱中症等のトラブルを防いでいきましょう
解説していただくのは山旅スクールガイド 白田 剛ガイドです

白田 剛ガイド
山旅スクールの親父的ガイド。18歳の頃から山登りを始め、大学ではクラブに入り、その後クラブ監督をおよそ10年務める。その間、ヒマラヤ5,000m級のトレッキングを2回実施、国内では、厳冬期の飯豊連峰登山など冬から夏までの山をこなす

そもそも熱中症になるとどうなるの?

画像: 熱中症(イメージ)

熱中症(イメージ)

登山のハイシーズンともいわれる7~9月。
この時期は熱中症患者のピークの時期でもあります。
熱中症の症状としては、
初期症状として、発刊がひどくなり、頭がぼうっとしてきます
その後、めまいや意識が薄れてきてしまいます
この段階では一刻も早く処置をしなければいけない危険な状況に陥っています
特に登山中では登っていくにつれて、
高度が上がり、日差しも強くなり、風も少ない状況です。
都心の様に救急車も呼ぶことが出来ないので
熱中症や脱水症状になる前に防いでいくことが重要となってきます

正しい水分補給方法とは

今回は、時系列で考えてみましょう

出発前

画像: 朝(イメージ)

朝(イメージ)

朝、起きてから徐々に500mlくらいの水分を摂りましょう
経口補水液やスポーツドリンクを推奨しています。
必ず、お手洗いに行ってから登りだしましょう

行動中

私たちは、ハイドレーションシステムを推奨しています

画像: ハイドレーション

ハイドレーション

ハイドレーションシステムで少しずつ水分補給をしていきましょう
40分~50分の行動では300ml~400mlの水分補給を目安としています。
例えば6時間行動をする日には1.8ℓ~2.4ℓの水分補給が目安となります
体重のある方ならば、2ℓのハイドレーションバックに1.5ℓ入れて、
経口補水液かスポーツドリンクのペットボトルを2本持って行きましょう
3,000mの高山では、もっとあってもいいぐらいです。
もし、水分がなくなった場合には、途中の山小屋で補給していきます

行動終了時

泊まる山小屋や下山口に到着したら、
やはり、塩分を含んだ水分300㎖から500㎖を取ります。
決していきなりアルコール類ではありません。

画像: 行動終了時

ハイドレーションシステムって何?

給水用の袋に水を入れザックに収納し、
口元まである給水用のチューブによって水分補給を行う仕組みです
山旅スクールでは、ハイドレーションシステムは必須にしています。
メリットとしては
山での水分補給メソッドに沿った補給ができる。
パッキングで有利。
いいとこだらけな道具です。
デメリットとしては
チューブの取り扱いが面倒くさいぐらいです。

こちらが各部位の説明です

画像1: ハイドレーションシステムって何?

清掃方法としては、
チューブとバイトはまめに洗うこと。
真水利用だけでもかびます。
水がすごくまずくなります。
チューブは、長いワイヤーの先にブラシが付いたやつで洗います。
まるごと冷凍するという手もあるようですが、
冷凍庫に入らない方は上記の方法を試してください。

画像2: ハイドレーションシステムって何?

私も最近、ハイドレーションシステムを新しくしました。

モンベルのトレールウォーターパック。1.5L、2L、3Lがあります。
バイトにキャップ付いていて、
コンパクトかつ注水しやすく、乾かしやすい点も気に入っています。
1.5Lで税別3,000円。
別売で、保冷カバー、メンテナンスキットがあります
まだ、試す機会が無いのが残念です。
他にも同様のパックがあるので、お店で見てみてください。
使用前には、まずは洗剤でよく洗って、よく流す。
最初、匂いが気になりますが、レモン汁を少し入れると軽減されます。
また、試してはいないが、ハーブのローズマリーを軽く浸してもいいらしいですよ。

正しい水分補給でより登山を快適に!

画像: 牛乳はタンパク質も豊富な水分です!

牛乳はタンパク質も豊富な水分です!

単独での登山の場合、好きな時に行える水分補給ですが
チームやツアー等では「中々、自分のペースで水分補給が出来ない」という
悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
水分補給が足らないと、高度障害が出やすくなり、
バテる、食欲がない等の症状も出てきます
せっかくの楽しい思い出を辛いものに変えないためにも
正しい水分補給の方法を試してみてください

最後に

山旅スクールは1年間のカリキュラムで
あなたを自立した登山者に育成することを目的とした
開校20年以上の登山教室です
個性豊かなガイド陣と共にディープな山歩きにはまってみませんか
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