中欧諸国は、日本人が想像する「THE ヨーロッパ」!ヨーロッパ好きには、おすすめの国々です。
クラブツーリズムでは、主に「ドイツ・オーストリア・ハンガリー・チェコ・スロバキア」を中欧として取り扱っております。今回はそんな中欧方面から、おすすめの世界遺産をご紹介していきます♪

ドイツ

1ヨーロッパが誇る「父なる河」ライン河

ライン河は全長約1,200km、スイスからオランダまで国境を越えて流れる大河です。その中でも中流上部の約65kmが世界文化遺産に登録されています。ヨーロッパの大動脈としてドイツの発展に大きく貢献したライン河はドイツ人から「父なる河」として愛されています。

画像: ライン河クルーズ(イメージ)

ライン河クルーズ(イメージ)

このライン河を満喫するためにオススメなのが、ライン河のクルーズ遊覧です。クルーズ船からは古城やのどかなぶどう畑をご覧いただくことができ、ドイツらしい風景を約2時間ほどかけて、ゆっくりとお楽しみいただけます。

画像1: 【中欧】担当者イチオシ!中欧10の世界遺産!

☆観光のポイント☆
ライン河の通行税徴収の為に建てられた古城、かつて盗賊の巣窟となっていた古城、大司教の拠点として築かれた古城など、クルーズ船からは次々と魅力ある古城をご覧いただけます。
そして一番のハイライトは岩山「ローレライ」。ここは河端が狭く浅瀬なことから転覆する船が後を絶たちませんでした。そこへハイネが歌を付け、山の上に立つ美しい妖精が歌う美しい歌に惑わされ、船乗りたちが舵を誤ってしまうという伝説が生まれました。迫りくる岩山は迫力満点です。
是非クルーズ船に乗船の際はデッキから流れゆく古城とローレライをお楽しみください。

♪あわせて楽しみたい♪

ライン河クルーズ起点の町となるリューデスハイムは世界最北のワインの生産地としても有名です。ドイツといえば「ビール」のイメージが強いかと思いますが、少し酸味のある白ワインが造られています。
リューデスハイムの中心となるつぐみ横丁では、ワインを楽しめるレストランが軒を連ね昼夜を問わず楽しい演奏で訪れる方を楽しませてくれます。クルーズ船乗船の前にリューデスハイムの散策とワインを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

2.「キリスト像が涙を流した」奇跡の教会 ヴィース教会

ヴィース教会は、ドイツの人気観光地ノイシュヴァンシュタイン城から車で約30分程のところにあります。のどかな牧草地にぽつんと立つ白い教会。質素な外観に対し、美しい豪華絢爛な内装にあります。「天から降ってきた宝石」と称される天井画は美しさと豪華さから「ヨーロッパ随一のロココ様式」と評価を受け、芸術的にも価値の高い教会です。

また、世界中から多くの観光客・巡礼客が訪れるのは、その内装が理由だけではありません。
かつてある農夫婦が修道士から「鞭うたれるキリスト像」をもらい受け毎日お祈りをしていたところ、涙を流すという奇跡を起こしました。このキリスト像は今もヴィース教会の主祭壇に祀られており、訪れる方を魅了しています。

画像: ヴィース教会外観(イメージ)/@TD高田撮影

ヴィース教会外観(イメージ)/@TD高田撮影

ヴィース教会内観(イメージ)

画像2: 【中欧】担当者イチオシ!中欧10の世界遺産!

!知っていますか?実は世界遺産じゃないあのお城!
ドイツ一有名と言っても過言ではない、ノイシュヴァンシュタイン城。実は2020年現在、世界遺産には登録されていません。ノイシュヴァンシュタイン城は19世紀になって建てられたドイツの中では比較的新しいお城です。本来ドイツの古城にあるべき小聖堂や墓地を持ち合わせていないことから、世界遺産には相応しくないと言われてきました。
しかし「白鳥の城」という名に相応しい美しさと凛々しさ、そして内装の豪華さは必見!ドイツでは外せない人気の観光地です。
現在は周辺のリンダーホフ城などと共に世界遺産の暫定リストには登録されているため、世界遺産に認定される日も近いでしょう。

チェコ

3.街全体が世界遺産!チェコの首都プラハ

「百塔の街」「黄金の街」と呼ばれるプラハは11~18世紀の様々な様式で建てられた建物や塔が今もなお残っており、世界遺産に登録されています。赤屋根の美しい街並みと街のシンボルであり世界最古にして最大と言われるプラハ城、旧市街と新市街をつなぎ30体の聖人像が行き交う人々を見守るカレル橋、約600年もの長い間時を刻み続ける天文時計など見所満載。街へ一歩足を踏み入れるとそこはまるでおとぎの街。何日居ても飽きることはありません。

チェコが誇る芸術家アールヌーボー画家ミュシャの作品はプラハの街でも多く出会うことができます。プラハ城内にある「聖ヴィート教会」にはミュシャのステンドグラスがあり「絵のように美しい」と評され見逃せない作品です。その他にも、ミュシャ美術館や市民会館のスメタナ・ホールなど、街中にはミュシャの作品がたくさん残されています。自由時間にミュシャ美術館などに訪れてみてはいかがでしょうか。

!観光の際は歩きやすい靴と動きやすい服装で!
プラハ旧市街は大型車の通行が制限されており、ツアーの場合は約3時間の徒歩観光となります。旧市街は石畳が多く、プラハ城内には階段もあります。休憩は取りつつの観光しますが、魅力満載のプラハでは「歩きやすい靴」と「動きやすい服装」で、持ち物はコンパクトにまとめると良いでしょう。

画像: プラハ旧市街(イメージ)/@TD阿部撮影

プラハ旧市街(イメージ)/@TD阿部撮影

画像: 聖ヴィート教会 ミュシャのステンドグラス/@TD高田撮影

聖ヴィート教会 ミュシャのステンドグラス/@TD高田撮影

4.「世界で一番美しい街」チェスキークルムロフ

チェコの南、オーストリアとの国境にもほど近い場所にあるチェスキークルムロフはモルダウ川と緑に囲まれた小さな街です。街の歴史は古く13世紀にこの地に居た貴族がお城を建てたことが始まりと言われています。手工業で栄え最盛期となる16世紀、ルネッサンス期に建てられた建物が今もなお多く街に残されています。

1時間ほどでぐるっと回れる小さな街並みは、どこを撮ってもフォトジェニック♪ 「歩きながら、お気に入りのスポットを見つけるのが楽しい街」です。街のシンボル・チェスキークルムロフ城は、13世紀から19世紀にわたるまで何度も何度も増改築が行われたため、様々な建築様式が混じりあった歴史的にも面白いお城です。
そしてチェスキークルムロフ城にあるバルコニーから旧市街を見下ろすと、赤い屋根が並び、まるで絵本の世界・・・!絶好のフォトスポットです。カメラはお忘れなく☆

画像3: 【中欧】担当者イチオシ!中欧10の世界遺産!

☆お城に残る数々の「だまし絵」☆
チェスキークルムロフ城には多くの「だまし絵」が残されています。
一見するとレンガ造りの壁、聖人像、軒下の飾り装飾など、多くの「だまし絵」が。財政難だった時代、豪華な建物を建てたくても建てられない…しかし当時の流行を取り入れたい!とルネッサンス時代に流行したスグラヴィータという立体的に見せる装飾様式を用いて描かれています。
このような「だまし絵」はチェスキークルムロフ城だけでなく、街中でも見かけることができますので、散策の際に探してみてはいかがでしょうか。

画像: チェスキークルムロフ(イメージ)/@社員寺田撮影

チェスキークルムロフ(イメージ)/@社員寺田撮影

5.絢爛豪華なレドニツェ城と庭園

チェコ南東部モラヴィア地方に位置するレドニツェ城は、リヒテンシュタイン家の夏の離宮として建てられました。13世紀に建築後何度も改修が行われ、19世紀に現在のネオゴシック様式の建築となりました。広大な面積を持ち、宮殿内には400室以上の部屋があると言われています。現在は、同じくリヒテンシュタイン家の居城であったヴァルチツェ城と共に、「レドニツェとヴァルチツェの文化的景観」として世界遺産に登録されています。

クリームイエローの外観と小尖塔が特徴的なネオゴシック様式の外観は重厚感があり、訪れる人を魅了しています。木造で迫力のあるエントランス、鮮やかな青い壁に装飾の見事な螺旋階段が目を引く図書室は必見です。

♪あわせて楽しみたい♪
お城と同じく世界遺産に認定されている庭園は、17~19世紀にイギリス式庭園として整備されました。庭園内には池や橋が造られ、自然豊かな庭園として現在は地元の方の憩いの場となっています。一年中お楽しみいただける庭園ですが、やはりオススメしたいのは春~夏にかけて、新緑と花により一番美しい季節です。
四季折々の魅力を楽しめる庭園も是非お城をあわせてお楽しみください。

画像: レドニツェ城(イメージ)/@社員湯浅撮影

レドニツェ城(イメージ)/@社員湯浅撮影

オーストリア

6.マリア・テレジアのこだわりが詰まった!シェーンブルン宮殿

オーストリア随一の世界遺産、ウィーンを訪れる者は必ず訪れると言っても過言ではない、シェーンブルン宮殿。ハプスブルク家の夏の離宮として知られるシェーンブルン宮殿は、17世紀にその基となる建築が始まりました。18世紀に入り女帝マリア・テレジアの時代に大改築され、現在の豪華で美しい姿となりました。当初、宮殿の外壁は金を塗る計画でしたが、財政を考慮し金に近い黄色が塗られ、それは後に「テレジア・イエロー」として定着しました。

ウィーン最大規模を誇るシェーンブルン宮殿には、合計1441室もの部屋があります。そのうち一般公開されているのは40室となり、グランドツアーとして40室全てを見学するものやインペリアルツアー、ハイライトツアーなど、都合に合わせて見学することが可能です。

折角訪れるからにはたっぷりを時間を取って、宮殿の南側に広がる庭園にも訪れたいところ。庭園と言ってもその広さは、なんと約1.7k㎡もあります!
色とりどりの花々が咲き誇り、四季折々の美しさを感じることができます。
宮殿の後方、丘の上に立つグロリエッテからシェーンブルン宮殿やウィーン市内を一望できます。現在グロリエッテはカフェになっていますので、コーヒーを飲みながら宮殿を眺めてみてはいかがでしょうか。(グロリエッテは一部有料エリアがございます)

画像: シェーンブルン宮殿(イメージ)/@社員西村撮影

シェーンブルン宮殿(イメージ)/@社員西村撮影

!宮殿内観光の際は小さいバッグで!
宮殿内を見学は、リュックサックなど大きな荷物の持ち込みはできません。
入場時にクロークで預けるか、荷物を小さくまとめるのがおすすめ!
また、宮殿内は写真撮影NGですのでご注意ください。

7.街全体が世界遺産!ウィーン歴史地区

古代ローマ時代からの歴史を持つ古都ウィーン。ハプスブルク家の時代に城塞都市として発展したこの街はヨーロッパ屈指の「音楽の都」と呼ばれ多くの音楽家を輩出してきました。そんなウィーン観光のハイライトであるウィーン歴史地区(旧市街)は「リンク」と呼ばれる環状道路の内側に広がっています。

バロック様式の建物が多く残る旧市街にはその代表格となるベルベデーレ宮殿をはじめ、世界三大オペラ劇場のひとつである「国立オペラ座」や、ウィーンのシンボル・高さ約107mの塔を持つ「シュテファン寺院」、世界屈指の規模を誇る美術史博物館やクリスマス時季には必ず訪れたいウィーン市庁舎など、魅力満載の観光地です。

ウィーン随一の繁華街である、ケルントナー通りは終日歩行者天国。ウィーンっ子になった気分で歴史あるカフェでコーヒーとトルテを食べたり、レストランで名物のウィンナーシュニッツェルを楽しんだり。オーストリアが発祥のクリスタルスワロフスキーなどのお店巡りを楽しむことができます。夜はコンサートへ出かけてみたり、自由行動はいくら時間があっても足りないくらいです。

画像: シュテファン寺院(イメージ)/@TD高田撮影

シュテファン寺院(イメージ)/@TD高田撮影

画像: 美術史博物館(イメージ)/@TD阿部撮影

美術史博物館(イメージ)/@TD阿部撮影

☆名所めぐりはリンクを一周がオススメ☆
ウィーン歴史地区をぐるっと囲むように通る環状道路「リンク」には路面電車が走っています。観光の名所めぐりにもピッタリ。黄色の車体のリングトラムは約30分で上記でご紹介した国立歌劇場、美術史博物館、市庁舎やウィーン大学などを車窓からお楽しみいただけます!

8.ハプスブルク家の御料地 ザルツカンマーグート地方

ザルツカンマーグート地方はザルツブルクの東に広がる湖水地方です。豊かな自然と76もの美しい湖が点在し、古くから貴族の避暑地として知られ優雅な雰囲気が今もなお残っています。

この地方の中でも、ハルシュタットは湖のほとりにある人口1000人程の小さな街で、「世界で最も美しい湖畔の町の一つ」として知られています。その美しい景観は典型的なオーストリアの風景として紹介されることも多く、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
また、ここハルシュタットは「塩の町」としても知られています。「ハル」はケルト語で「塩」を意味し、町の名前そのものが「塩の町」となっています。

画像: ハルシュタット(イメージ)/@TD阿部撮影

ハルシュタット(イメージ)/@TD阿部撮影

画像4: 【中欧】担当者イチオシ!中欧10の世界遺産!

♪写真はここからがオススメ♪
ハルシュタットと言えばこの景色。湖と教会が一度に撮れる一番の写真スポット。
町はとても小さく、ほとんど一本道です。教会が見えたら更に約5分程歩いたところまで進むと「ハルシュタットらしい」景色を写真に収めることができます。
町には名産の塩やせっけんのお店などもあり、可愛らしい町をゆったりとお楽しみいただけます。時間がある場合にはハルシュタット湖クルーズもしてみてはいかがでしょうか。

ハンガリー

9.ドナウの真珠 ブダペスト

ドナウ河の両岸に広がるブダペストは、その美しい景観から「ドナウの真珠」「ドナウの女王」「東欧のパリ」など多くの異名を持っています。

ブダペストは、ドナウ河を挟みブダ地区とペスト地区に分かれています。ブダ地区には、古代ローマ時代の歴史を伝えるローマ様式をはじめ、中世のゴシック様式、ルネッサンス様式など当時の先進的文化の中心地となっており、その建物が多くのこされています。中でもドナウ河に架かる橋の中で最も美しいといわれる「くさり橋」、モザイク屋根と内部の美しいステンドグラスが特徴の「マーチャーシュ教会」、白い尖塔が目を引く眺望スポット「漁夫の砦」など見る者を魅了するものばかりです。

また、街のメインストリートの一つであるアンドラーシ通りを中心に栄えるペスト地区では、ブダペスト最大規模の大聖堂「聖イシュトバーン教会」や、国の重要機関である「国会議事堂」など圧倒する建物ばかりです。

そしてブダペスト観光で一番オススメしたいのが「ドナウ河ナイトクルーズ」です。くさり橋の下をくぐり、国会議事堂付近まで行って折り返す、約1時間の船旅となります。ライトアップされた国会議事堂は一度は見たい美しさです。(※ツアーでは、時季により夕景クルーズとなる場合がございます)

画像: マーチャーシュ教会(イメージ)/@社員寺田撮影

マーチャーシュ教会(イメージ)/@社員寺田撮影

画像: ブダペスト夜景(イメージ)/@社員寺田撮影

ブダペスト夜景(イメージ)/@社員寺田撮影

☆おすすめする「ドナウ河ナイトクルーズ」☆
ドナウ河クルーズ船内では日本語の音声ガイドで見どころをご紹介いたします。
デッキへ出て、ブダペストの美しい夜景をお楽しみください。
船内ではドリンクを飲みながら景色をご覧いただくこともできます。(ドリンク代は別途料金がかかります。)
クラブツーリズムでは、コースにより貸し切り船でゆったりとお楽しみいただけるものもご案内しております。

10.ハンガリー最古!千年の歴史を刻むキリスト教会 パンノンハルマ

ブダペストから西へ車で約45分の所に位置するパンノンハルマは、その修道院がハンガリー最古級の歴史的建造物であり、ハンガリーのキリスト教信仰の出発点となった地として1996年に世界遺産に登録されました。ここではベネディクト会の修道士たちが現在も共同生活を送っています。

ヨーロッパには観光客へ公開されている修道院が多くありますが、このパンノンハルマのすごいところは今もなお修道士たちが暮らす、現役の修道院であるというところにあります。その修道院の内部にある、幾重にも重なる柱とアーチの装飾が美しい扉「ポルタ・スペシオーサ」と、40万冊以上の蔵書が壁一面に積み上げられている「古文書館」必見です。

画像: パンノンハルマ修道院(イメージ)

パンノンハルマ修道院(イメージ)

画像5: 【中欧】担当者イチオシ!中欧10の世界遺産!

♪ここでしか出会えないグッズ♪
修道院ではオリジナルのグッズが多数販売されており、修道院が運営しているワイナリーのワイン、ラベンダーのポプリや石鹸、ハンドクリーム、ハーブティなどが販売されています。
修道院専属のハーブ園や季節ごとにラベンダー、ひまわり、ブドウ畑などの景観も世界遺産です。あわせてお楽しみください。

中欧の世界遺産はツアーで巡ろう!

中欧の世界遺産は、中世の面影を残すものから自然が織りなす景観まで、日本では感じることのできない感動を与えてくれるものばかりです。ぜひ現地に直接足を運び体感していただきたいのですが、中欧は一度に全てを周ろうと思っても電車の乗り継ぎや荷物の持ち運びなど、個人旅行ではなかなか難しい場所とも言えます。
「一回の旅行で様々な国を見てみたい」という欲張りな願いも、「現地の交通手段や食事など自分で手配するのは大変だな」という面倒な手続きも、私どもクラブツーリズムにお任せください!
憧れの中世ヨーロッパを感じられる旅に一緒に出かけましょう♪

(注)新型コロナ(COVID-19)感染症拡大の影響で、中欧方面への渡航に影響が出ています。
   詳細はこちらから

営業時間について

ヨーロッパ旅行センター
【TEL】03-5323-6860
【住所】〒160-8308 東京都新宿区西新宿6-3-1新宿アイランドウイング
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