【イタリア　キリスト教にまつわる観光地】

2020-10-16

イタリア・スペイン・ポルトガル方面担当 @ ヨーロッパ旅行センター

海外旅行ヨーロッパ歴史探訪南欧イタリア現地情報

コロナウィルスによって海外旅行に行くことのできない日々が続いています。
こんな時こそ、少しでも皆様に海外の魅力をお届けできるよう、この記事ではイタリアの観光について少しご紹介します。

皆様、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。　
　

突然ですが…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
【クラブツーリズムは公式チャンネルにて海外旅行情報のYouTube投稿を始めました！】

人気添乗員の小川順子さんによる「‟旅のコンシェルジュ”小川順子が贈る『旅深講座』」もスタート！記念すべき第１回目の投稿は、「旅が深まる　キリスト教講座（前編）」です。

10/26に投稿予定です。投稿されましたらこちらにもリンクを貼ります。（※10/26追記　上記記事が公開されましたのでYouTubeのリンクを貼りました）

画像: 旅のコンシェルジュ小川順子の「旅深講座」第1回キリスト教前編 youtu.be — 旅のコンシェルジュ小川順子の「旅深講座」第1回キリスト教前編
youtu.be

【目次】

１.イタリアにおけるキリスト教関連の観光地

さて、キリスト教といえばヨーロッパ旅行にはつきもののテーマですよね。
今回はイタリアにおけるキリスト教関連の観光地を少し紹介したいと思います。

イタリアといえば古代ローマの時代からキリスト教と密接に関わってきた国です。
現在もバチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂をはじめとして各地に教会や修道院が残っておりテレビ等で見聞きしたことがあるのではないでしょうか。

また美術館には数多くの宗教画が展示されていたり、教会や修道院には壁画が残されています。

画像: バチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂（弊社スタッフ　2019年6月撮影） — バチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂（弊社スタッフ　2019年6月撮影）

画像: ミラノにあるサンタマリア・デッレ・グラツィエ教会（弊社スタッフ　2017年7月撮影） — ミラノにあるサンタマリア・デッレ・グラツィエ教会（弊社スタッフ　2017年7月撮影）

２.キリスト教宗教画の代表作の１つと言えば

ミラノ市内にある世界遺産サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会には、レオナルド・ダ・ヴィンチによって1495年～1498年頃に描かれた「最後の晩餐」という宗教画の壁画が残っています。未完が多いダヴィンチの作品の中では数少ない完成したものであり、遅筆と言われたダヴィンチにしては３年間と早い期間で書き上げた宗教画になります。

画像1: 最後の晩餐（弊社スタッフ　2017年7月撮影） — 最後の晩餐（弊社スタッフ　2017年7月撮影）

画像2: 最後の晩餐（弊社スタッフ　2017年7月撮影） — 最後の晩餐（弊社スタッフ　2017年7月撮影）

この壁画がある部屋はかつては修道士達の食堂となっており、食べ物の湯気や湿気等によって顔料は剥がれ落ちてしまいました。その傷みを直すために過去何度も修復が行われております。
そういった経緯から現在この壁画が展示されている部屋では完全予約制による時間・人数指定に基づいた鑑賞が行われており、チケットの確保が困難になっております。

過去クラブツーリズムのツアーでは、このチケット確保が困難な「最後の晩餐」の鑑賞を確約するイタリアツアーを販売しており、大変好評を頂いておりました。
残念ながら、今年はコロナ禍の影響でイタリアを含む海外旅行全てが催行中止となっておりますが、海外旅行が再開になった際にはまたご案内させていただく予定です。

３．「最後の」と付く、もうひとつの宗教画

ローマ市内にあるバチカン市国、現在ローマ教皇庁が建つこの地に建造された「サン・ピエトロ大聖堂」は、キリストの１２使徒のひとり「聖ペテロ」を祀る大聖堂です。その大聖堂にも通ずる回廊を通って行くことが出来る「システィーナ礼拝堂」の祭壇に描かれた宗教画が、「最後の審判」です。

この画は1536年～1541年頃にミケランジェロによって描かれたもので、再臨したキリストが死者に裁きを下している場面を描いており、向かって左側には天国への昇天、右側には地獄の堕天が描写されています。1988年～1994年までの間に日本テレビの支援により修復作業が行われており、徳島県の大塚国際美術館に修復前の状態の「最後の晩餐」とともに、この「最後の審判」のレプリカも展示されています。

残念ながらシスティーナ礼拝堂内は写真撮影厳禁のため、この記事内でも載せることはできませんが、気になった方はぜひ検索をしてみてください。

「最後の審判」鑑賞のためにシスティーナ礼拝堂へ入場するには、隣接するバチカン美術館の入場券とセットのチケットが必要です。このチケットが含まれたツアーも過去クラブツーリズムでは販売をしておりました。こちらのツアーも海外旅行が再開になった際には、是非ご案内したいと考えております。

４．海外旅行再開の見通し

海外旅行を楽しみにされている方にとっては「海外旅行にはいつから行けるんだろう」ともどかしい日々が続いているかと思います。
　
上記で紹介したいずれの宗教画もイタリア門外不出の作品であるため、残念ながら現状では実際にご覧いただくことは叶いません。
　
具体的にいつイタリアへの渡航が再開できるという見込みは立っておりませんので、今は状況が好転するのを待つしかないのが現状となります。

クラブツーリズムでは定期的に現地の情報を発信しております。
こちらをご参照ください

５．さいごに

しかし、そんなもどかしい日々でも海外旅行気分を楽しんでいただきたいということで

【クラブツーリズムは公式チャンネルにて海外旅行情報のYouTube投稿を始めました！】

その中で、人気添乗員の小川順子さんによる「‟旅のコンシェルジュ”小川順子が贈る『旅深講座』」もはじまります。記念すべき第１回目の投稿は「旅が深まる　キリスト教講座（前編）」です。
　
今回取り上げた観光地や宗教画とも関連するお話です。ぜひご覧ください！
（前編）の投稿予定日は10/26、（後編）の投稿予定日は10/30です。
11月以降もサンティアゴ・コンポステーラ、クリスマス、ローマ帝国、ヨハネ騎士団、ハプスブルグ家・・・などなど多彩なテーマでお送りする予定です。

また、近日中に、『ヨーロッパの芸術』『歴史』などをテーマとしたブログもスタートしますので、引き続きクラブツーリズムの「クラブログ」にご注目ください！