今回は、船旅チャンネル第2回のブログにて実施した船旅に関するアンケートの解説と、筆者憧れのワインの名産地フランス・ボルドー地方を訪ねるクルーズをご紹介します。
も間近!旅への憧れ、海外旅行への気持ちは高まるばかりですね!

【アンケート結果】船旅への不安で1番多い回答は??

船旅って
なーんか心配、漠然とした不安があるのよね。きっとみんなも、そうじゃないの?

今回、実施した船旅心配不安に関するアンケートの結果はこちらです。

画像: 【アンケート結果】船旅への不安で1番多い回答は??

多い意見から順に「船の揺れ・船酔い」「旅行代金は高額・チップ」の2つが同率首位。続いて「服装・ドレスコード」「等級(部屋)の差」「コロナ対策」の3つが同票となり、最後に「退屈しないか?自分に合うか」という結果になりました。
実施したアンケートの選択肢6項目は、いずれもクルーズの5大不安と呼ばれている項目+コロナ対策を付け足したものです。
筆者はクルーズの世界に飛び込んで10年以上になり、これまでお客様から様々なご質問やお問い合わせを受けてまいりました。
今回はこれまでの乗船経験を元に、また実際に添乗を通じてお客様からいただいたご意見も混じえて、この6項目についてリバークルーズに絞って解説してまいります。

不安その①/船の揺れ・船酔い、リバークルーズも揺れるの?

せっかく船に乗っても、船酔いしたら、景色も食事も楽しめないじゃない。
揺れも怖いわ。

海とは違い、川では大きな波やうねりもありませんので、基本的に揺れませんよ。
船酔いの心配もありません。
それでもやはり心配な方は御守り代わりに酔い止めの薬をご持参ください。
薬局、ドラッグストア等でも入手可能です。

不安その②/やっぱり船旅は高額のイメージ、チップは毎回なの!?

普通の旅行(主にバスで周遊するツアー)より高いイメージがあるわ。あとチップって、いつ渡すの?その都度、毎回?考えるのも面倒だわ。

確かに、一見、金額だけ比較すると、船旅の方が割高に感じられるかもしれません。
しかしながら、朝昼晩3度の食事+軽食、船によってはワインやアルコールも含めた飲み物も含まれています。そして寄港地観光ツアーや船内イベント、何より自分のお部屋ごと移動してくれる快適さ、便利さを重視し、お身体への負担の少なさを考えると、船旅=割高ではなく、コストパフォーマンスが優れた旅行ですよ。

そうは言っても、実際に行ってみないとわからない旅行を選ぶって難しいのよね。

仰る通りです。大切なお金で、そして二度とない時間と体験になるわけですから、選ぶのも慎重になりますよね。
そこで、1つイメージしていただきたいのが、移動の快適さです。一般的なツアーの行程はバスで複数の国や都市を移動する周遊型ツアーがほとんどです。皆様も毎日バスに数時間乗って移動し目的地で観光、そして毎晩違うホテルに宿泊といったツアーにご参加された経験はございませんか。
バスでの移動中、車窓からも十分景色は見えますが、「反対側の座席の方が景色が良かったなぁ」と思われたり、あるいは「咄嗟に写真を撮ったらフラッシュが機能してうまく写真が撮れなかった」なんて経験はありませんか。この他にも以前、添乗した数々のツアー中、お客様より「ずっと座っていると腰や足が疲れる」、「トイレ休憩まで、あとどれくらいで着くの?」、「バス車内の冷房が寒すぎる!」と度々お伺いしました。
そこで、声を大にしてお伝えしたいのは、
リバークルーズの場合、そういった思いとは無縁です!
移動中の景色は展望デッキの上から360度、またお部屋やラウンジからは180度、たっぷりとお楽しみいただけますし、写真も撮り放題です!何より自分のお部屋でのんびりと寛ぎながら、移動時間をお過ごしいただけますので、トイレを気にすることなく、身支度もできます。気持ちに余裕を持ってご旅行を楽しんでいただけると思いますよ!

画像: デッキに出れば360度の景色を堪能(スタッフ撮影)

デッキに出れば360度の景色を堪能(スタッフ撮影)

画像: 船内ラウンジから180度の景色を堪能(スタッフ撮影)

船内ラウンジから180度の景色を堪能(スタッフ撮影)

確かに、バスで移動中なんとなく手持ち無沙汰で、でもバス酔いするから本もスマホもあまり読めない〜なんてことあったわ。
多少、旅行代金が高くても、移動の快適さを考えたら、リバークルーズもいいかも!
それとチップはどうなのかしら?

チップは、毎度お渡しされる必要はありません。船会社ごとに金額も決まっており、下船前の最終精算時にクレジットカードまたは現金でお支払いが可能です。
クラブツーリズムのツアーでは添乗員が同行し、お手伝いいたしますので、煩わしさもありませんよ!

不安その③/悩ましい服装・ドレスコード、何を着ればいいの?

ドレスコードって、なんか憂鬱な響き。
限られた荷物の中に、ドレスなんて入らないし、それにドレスなんて持ってないわよ

ほとんどのリバークルーズでは、堅苦しいドレスコードがないため、1日中普段着でリラックスしてお過ごしいただけます。
通常、下船前夜に行われるガラディナーの際、ジャケット1枚で事足りる程度です。〈必ず◯◯をご着用ください〉といった決まりもなく、きらびやかなドレスを購入し準備する必要もありませんので、お気軽にご参加ください。

不安その④/等級の差、船内には見えない壁があるんじゃない!?

何となくスイートの人が優先って感じちゃうわ。
食べるものも違うの?
むしろ、特典とかあるの?

某豪華客船を舞台とした映画の影響で、クルーズは階級社会というイメージをお持ちの方は現在も多いかと思いますが、リバークルーズでは決してそんな事はありません。
リバークルーズの場合、乗客定員は150名〜200名前後と定員を少なく設定していますので、どなた様も質の高いサービスを受けることが出来ます。
筆者の複数の船会社を乗り比べた体験では、リバークルーズも船会社ごとにラグジュアリーなのか、カジュアル向きか分かれており、レストランでは、アレルギー等の特別食を除き、同じメニューのご提供となります。
スイート客室の特典については、バスタブやバトラー(執事/お世話係)が付いている等サービス内容は船会社によって様々です。
正直、スイート客室は部屋数に限りがあり、事前に仕入れる事は非常に厳しく、パンフレット等に記載していない場合もございます。今後、ツアーをお選びになる際、スイート客室にご興味のある方は、是非お気軽にお問い合わせください。

不安その⑤/コロナ(感染症)対策について※2021年2月時点

やっぱり、気になるのはコロナ(感染症)対策よね。これまでの話から、乗客数も少ないし密にはならなさそうだけど、実際どうなのかしら?

実はコロナ禍においても、リバークルーズはヨーロッパでいち早く、昨年の夏頃から一部の船会社で運航が再開しております。
※現在は、冬季のため各社運航を中止しております。
現在では、船会社ごとに様々な取り組みが実施されております。

(一例)アマウォーターウェイズ社 以下、一部抜粋でのご案内となります。
ヨーロッパ在住の方を対象としたリバークルーズを2020年7月より運航が再開されております。運航再開にあたり、乗務員たちは最新の詳細なトレーニングを受けており、各船内には衛生管理官が乗務し、お客様と乗務員の健康と衛生に関する全てを監督します。
船内には最新のファンコイルエアコンユニットが装備され、船内の空気は常に新鮮であるよう設定されています。
<クルーズ出発前>
オンラインでの健康問診
<乗船前>
検温と荷物等の消毒
<船内>
マスクの着用、手指の洗浄と消毒
ソーシャルディスタンス、密にならないよう乗務員が適宜誘導、調整などしております
<観光中>
イヤホンガイドの使用、ハイキングやサイクリングツアーの設定を行い、個々、少人数で楽しめるように新たなツアーも設定されています
※2021年2月時点での情報です。日々、状況が変わる為、最新情報は再度ご確認ください。

様々な対策が講じられているのね。日本でもワクチン接種も始まったし、一日も早いコロナの収束と海外旅行の再開に希望を持ちたいところよね

ちなみに、上記で紹介したアマウォーターウェイズ社では、『最前線で感染症と戦う世界の医療従事者を対象とした感謝のクルーズにご招待』キャンペーンが実施されています。
素晴らしい取組みに、好感を持ちますね!

不安その⑥/船って退屈?私に合うかしら?

色々と聞いてきたけど、今は船内イベントも制限されているだろうし、退屈じゃないかしら。あと、英語の出来ない私が乗っても楽しめるかしら?

リバークルーズの場合、日中は基本的に寄港地での滞在時間としてお過ごしいただけるよう調整されています。寄港地が午前と午後で異なる場合、短い移動距離であれば、船内で昼食を取っている間に航行したり、あるいは午前の寄港地で乗船客が下船した後、そのまま船は午後の寄港地に先回りすることもあります。(乗船客は寄港地ツアーのバスでそのまま移動して、船までご案内するので移動の心配はご無用です。)
夜は翌日の寄港地に向けて航行中であることがほとんどです。但し寄港地によっては夜遅い出港時間が設定されている場合もあり、一例をあげると<音楽の都・オーストリアのウィーン>では、夜にコンサート観賞のオプショナルツアーが設定されているため、出港時間が真夜中前後だったりします。
英語や語学に関しては、添乗員が同行しておりメニューの翻訳(説明)や注文、精算等お手伝いいたしますので、ご安心ください。
船内イベントも自由参加ですが、音楽演奏やクッキングショーといった、言葉の壁を感じさせないイベントが中心です。

リバークルーズへの心配も大分和らいできたわ!これまでブログで紹介されたクリスマスクルーズやセーヌ川、ドナウ川以外にもお勧めクルーズ教えて!

少しでもご心配を解消することができましたでしょうか。あくまで筆者の体験を中心とした解説ではありますが、皆様にとって、リバークルーズに対する不安要素の一つでも和らぎ、今後リバークルーズに興味を持っていただけたら嬉しいです。
それでは、筆者が憧れのフランス・ボルドークルーズをご紹介してまいります。

ワインの世界的産地・憧れのボルドークルーズ(紹介動画有り)

それでは、筆者あこがれのクルーズの1つ、ワインの世界的名産地フランスのボルドー地方を訪ねるクルーズをご紹介します。

画像: Chateaux, Rivers & Wine Itinerary from Viking River Cruises youtu.be

Chateaux, Rivers & Wine Itinerary from Viking River Cruises

youtu.be

ボルドーとは?
ボルドーはガロンヌ川に面したフランス南西部の中心都市です。かつて港町として栄えた歴史地区は、ガロンヌ川が三日月形に湾曲した地点の南岸に沿って発達した交易港であったことに因んで、「月の港」との愛称でも親しまれ、世界遺産にも登録されています。
ボルドー地方には、ジロンド川、ガロンヌ川、ドルドーニュ川の3つの河川が流れ、ボルドーは「水のほとり( Au bordde l’eau ボール・ド・ロー)」という古語から付いたと言われています。
そして世界的に有名なワイン産業の一大拠点であり、ワイン貿易で財を成した豊かな富裕層が暮らす街として知られています。

画像: 地図提供©️オーシャンドリーム

地図提供©️オーシャンドリーム

ボルドークルーズとは?
ボルドークルーズは近年、就航船が増加中の人気航路です。
運航時期について
例年4月頃〜10月頃まで運航しています。
お勧めの時期のご紹介が悩ましいところです。実りの秋 とお伝えしたいところですが、例年9月頃からブドウの収穫がスタートし、10月は醸造のため、ワイナリー(シャトー)も忙しく、見学内容が手短になる場合もあるようです。またバカンスシーズンが始まる7月頃になると世界中から観光客が訪れ、賑やかになるので、6月頃をお勧めいたします。
航路と寄港地観光
多くの船会社がボルドー発着での運航となり、泊数は4日から1週間程度です。
各寄港地ではワイナリーを訪問や観光をお楽しみいただけます。
例えば、某船会社のボルドー観光は下記の4パターンからお選びいただけます。
①アルカションの牡蠣養殖場で収穫体験
②船内シェフと一緒にボルドー市場見学と食材を試食
③ワインの樽の工房見学
④メゾンブルジョワ(ワイン卸業者)の邸宅を特別訪問
ワインやその土地でしか味わうことのできない食の体験が組み込まれています。
その他、ブランデーの生産地として有名なコニャック観光世界遺産ヴォーバンの要塞群観光、中世の雰囲気が色濃く残る世界遺産サン・テミリオン観光等、フランスの美酒、美食、美しい古都への訪問等、ひと口にボルドークルーズといっても寄港地や観光内容は船会社、コースごとに異なりますので、お客様のご希望に応じてご検討ください。

画像: ボルドーの街並み © Viking Cruises

ボルドーの街並み © Viking Cruises

画像: ワイナリー見学も楽しみの1つ© Viking Cruises

ワイナリー見学も楽しみの1つ© Viking Cruises

画像: 世界遺産サン・テミリオン©️AmaWaterways

世界遺産サン・テミリオン©️AmaWaterways

ワインが好きな人だけでなく、ボルドー地方全体を余す事なくたっぷり味わえる体験や観光と盛り沢山ね!

このボルドークルーズはいつか実現したいと長年温めていた企画の1つです。
まだ構想途中の段階ですが
①クルーズの前にパリで1〜2泊して、格式高いレストランでの食事を組み込みたいと考えたり。
②クルーズの後はボルドーから南下して、近年「美食の街」として度々テレビ番組等でも取り上げられているスペインのサン・セバスチャンまで足を延ばそうと考えたり。
③ボルドーワインが広まった諸説の一つとして、中世より盛んであった世界遺産サン・チャゴ・デ・コンポステーラ(スペインにあるキリスト教三大巡礼地の一つ)への巡礼の途中、ボルドーへ立ち寄った旅人たちの口コミであったというエピソードもあることからツアーの終点を、サン・チャゴ・デ・コンポステーラにして、旅人たちの思いに身を馳せるのもいいかなと考えたり。
④ドルドーニュ川沿いには、『フランスで最も美しい村』に登録されている村が点在しており、遺跡や古城と見どころは尽きることなく、是非この辺りもツアーに組み込みたいなと考えたり。
考えれば考える程、行程が長くなり、収拾がつかずにおります(苦笑)
せっかく船旅でゆっくりしたのに、旅の後半から鉄道やバスの長距離移動ではなく、逆ルートで起点をスペインからにしようかと悩んだり。
なによりボルドークルーズは欧米人に非常に人気な航路のため、まとまった客室確保が難しい航路でもあります。
しかしながら必ずや皆様にご満足いただける内容が整いましたら、改めて発表したいと考えております。少しでもご興味を持っていただけましたら、嬉しい限りです!

今回のリバークルーズに関する解説やボルドークルーズのご紹介はいかがでしたか?
次回の船旅チャンネルは3月18日頃、フランス、ワイン繋がりで「ローヌ川クルーズ」のご紹介を予定しております。

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