重要文化財「旧奈良監獄」とは
旧奈良監獄は、「明治五大監獄」の1つとして、1908年(明治41年)7月に山下啓次氏の設計により建てられました。約32,000坪の広大な敷地に建つロマネスク様式の赤レンガ建築には、随所に当時の先進的な技術や意匠が取り入れられています。
2017年3月まで刑務所として100年以上の長きにわたって使用され、今は現存する最古の日本刑務所建築として重要文化財に登録されました。
最近では、映画のロケ地としても注目されており、Kis-My-Ft2、A.B.C-ZやジャニーズWESTのメンバーがJr.時代に演じた舞台を映画化した『少年たち』、また大人気シリーズの『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』などで、独特の雰囲気が映画に素晴らしい重厚感を与えています。
普段は固く閉じられているアラベスク模様の表門扉の向こうには、西洋式の庭園と立派な庁舎があります。外観からはわかりませんが、庁舎の奥には「ハビランド・システム」といわれる5本の廊下が放射状に広がる2階建ての舎房があります。放射状の要の部分には、中央監視台があり、少ない看守でも多くの舎房・受刑者を監視できる仕組みになっています。
中央にある木製の監視台は、意匠が凝らされており優美なカールを描く「アール・ヌーヴォー様式」です。舎房の入口は、漆喰の鏝絵で美しく縁どられ、舎房の名前が記されています。
このように外観だけでなく内部の細部まで意匠が凝られている理由は何だったのでしょうか。
旧奈良監獄」が美しい監獄である理由
明治維新後の新政府にとって、不平等条約の解消が急務でした。特に日本国内で罪を犯した外国人を日本で裁くことができない「治外法権」の撤廃を目指す日本にとって、欧米諸国との交渉時に問題のひとつとなったのが、設備も環境も水準が低かった日本の監獄事情だったと言われています。当時の日本の監獄は木造が一般的で、冬は凍えるほど寒く、火事になれば受刑者が危険にさらされるなど、受刑者の人権を考えていない造りでした。
そこで明治政府は司法の整備と合わせて、最新の西洋に見習った監獄を建築することで、日本の法治国家としての体制確立、ひいては日本の近代化を欧米諸国にアピールしようと考えたのです。
当時の日本では珍しく近代的な建物で受刑者の生活と人権を配慮して建築された「奈良監獄」は当時の受刑者にとっては、暖かく明るく風通しも良い住みやすい場所だったに違いありません。
2021年 春 「赤レンガフェスティバル2021」では
『赤レンガフェスティバル2021』では奈良市街のお店の特別出店や、旧奈良監獄の特別グッズを販売する「赤レンガマルシェ」、著名人を招いてのミニコンサート、奈良県下の各観光協会の情報発信局など監獄見学だけでなく、奈良を深く広くお楽しみ頂ける内容を企画しております★
まずは、先行発表として注目のツアーをご紹介!
その他ツアーは下記をご確認ください。
イベント詳細や特別ツアーについては、次回更新にてご案内予定!お楽しみに☺
新型コロナウィルス感染症対策について
「旧奈良監獄貸切見学会」では弊社独自の新型コロナウィルス感染症対策を行っております。
ご参加されるお客様におかれましてもご協力をお願いしたく存じます。
(1)ご参加者様はすべて事前予約・入金としております。
(2)添乗員同行ツアーの場合、ご参加者様は事前に弊社からお送りします「健康チェックシート」
のご提出が参加条件となっております。当日朝の検温結果・体調・直前2週間の海外渡航歴
の確認と署名をお願いしております。
(3)当日、37.5度以上の発熱があった場合は、弊社の定めた事由による解除ということでご参加を
お断りさせて頂きます。
(4)現地集合・解散のコースへご参加のお客様は、表門前の受付にて体温を測定させて頂きます。
37.5度以上の場合は、ご入場をお断りさせて頂きます。
(5)表門ほか、消毒液を各地に設置致しますので、手指消毒のご協力をお願い致します。
(6)見学中は必ずマスクの着用をお願い致します。マスクをお持ちでない方は、販売をさせて頂き
ますので受付にてお申し出ください。
(7)見学中の会話は可能な限りご遠慮いただきソーシャルディスタンスの確保にご協力ください。
(8)「旧奈良監獄」内にお手洗いはございません。仮設お手洗いを設置致しますが次の方が気持ち
よく使っていただけるようにご協力をお願い致します。
クラブツーリズムから旅に関する最新の情報をお届け!
クラブツーリズムからメールマガジンをお届けしています。
1万件以上あるツアーの中から厳選した、人気のツアーや限定ツアーの情報をご希望の方はメルマガ会員への登録をお願いします。
◎クラブツーリズムのWEB会員でない方はこちらから
◎クラブツーリズムのWEB会員だけれどもメルマガは受信していない方はこちらから
※既にインターネット会員の方も、配信設定を変更することでメールマガジンをお受け取りいただけます。ログイン後、メールマガジンの設定を変更ください。
SNSでも最新の情報をお届けしています。旅に関する最新の情報を共有しましょう!
・LINE
・インスタグラム
・facebook
・youtube