今年のお花見は、人混みを避ける、感染対策をするなど、しっかりと対策が必要になりますね。
先日、写真家の吉住志穂(よしずみしほ)先生に、桜撮影のコツを教わりましたので、学んだ内容を紹介いたします。
桜撮影のポイントは「光」
① 青空・桜の色を濃く撮影したい場合は「順光」で写す
順光:桜に対して正面から光が当たっている状態
②「逆光」で撮影をすると、明るくさわやかな写真に
逆光:桜の背後から光が当たる状態
露出:明るさ調整で使用。写真を撮るときに取り込まれる光の量
風景撮影に役立つアクセサリー「PLフィルター」
PLフィルターとは、Polarized Light(偏光)フィルターの略で、
レンズの向きを回転し調整することで、写真の色合いなどを調整することができます。
「時間帯」で桜の雰囲気・色が大きく変化
桜の撮影は日中の青空の下が一番だと思っていませんか?
明け方や夕方は、日中とは一味違った写真が撮れますよ。
◆色
明け方は青、夕方はオレンジがかった桜の色になります。
◆光の強さ
低い位置から差し込む光は、明るいところと暗いところのコントラストがはっきり。
夕方はやさしく、あたたかい雰囲気に。
日暮れは空のグラデーションを楽しみ、桜のシルエットを見せる方法もおすすめ。
「ホワイトバランス」を使って色を操る!
普段の撮影でホワイトバランスを調整して撮影していますか?
様々なシーンで使用できますが、例えば曇りの日に桜を撮影し、ホワイトバランスを調整するとこのような効果があります。
AWB:日の光が弱いため青っぽい桜がピンク色に補正
WB太陽光:目に見えている色のままに写したい時に使用。今回は少し青っぽい感じ
WB曇天:曇りによって青く見える桜が反対色の色オレンジに
WB日陰:ホワイトバランス曇天よりさらにオレンジに
※WB:ホワイトバランス
まとめますと、ホワイトバランスの効果はこのような効果を出すことができます。
①色を補正 ②色をそのまま出す ③色を加える
一度撮って満足するのではなく設定を変えながら何種類か撮ってみるのが良いかもしれませんね。
いつもと一味違った桜の写真を撮ってみませんか?
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お花撮影を楽しめる動画はこちら
桜の撮影だけではなく、吉住志穂先生から学んだ、お花を素敵に撮影するテクニックを他にもご紹介しています。是非ご覧ください!