皆様こんにちは。突然ですが、皆様は「観光列車」と聞いてどのような列車を思い浮かべますか?
鉄道・列車は移動手段の一つと捉えている方が多く、また、鉄道好きの方は男性が多いというイメージを持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし!今、鉄道は移動のためだけに利用するものではなく、移動時間そのものを1つの観光として楽しめるよう、内装をゴージャスに装飾したり、車内販売もこだわっている、いわゆる「観光列車」が増えてきています。女性同士で利用される方もたくさんいらっしゃいます。
今回は、既に鉄道に詳しい方も、観光列車を初めて知る方にも、もっと鉄道の魅力を知っていただくために、山陰山陽エリアの観光列車を5つ、詳しくご紹介していきます♪
また、5つの観光列車を網羅するとっておきのツアーもご紹介!
企画担当にも観光列車の魅力とコースのおすすめポイントをインタビューし、たっぷり語っていただきました!
①ラ・マル・ド・ボァ (岡山~広島~香川間)
La Malle de Bois フランス語で「木製のカバン」という意味なんだそうです。
旅の道具箱をイメージしており、旅に必要なモノとコトを揃えた列車です。
車体の白いデザインに書いてある絵柄や旅行を連想させるようなフランス語がとてもおしゃれです!もともと初代マリンライナー213系の電車を改造して運転しているそうで、2号車編成です。
よーく見ると、窓枠もかばんのように見立てているデザインになってますね!
車内にはサイクルスペースもあるため、しまなみ海道をサイクリングしたい方にも便利です。
車内もホテルのような高級感があるフローリングデッキで、全車グリーン車指定席です。
また、地元特産品とコラボしたグッズやお土産・飲食物なども販売しています。
島旅へと誘うアートな港町「宇野」、レトロと新しさが共存し様々な表情を持つ「尾道」、お参りもグルメも華やかに幸せを運ぶ「琴平」、せとうちエリアを旅する特別な観光列車がLa Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)です。
②etSETOra/エトセトラ (広島)
Et cetera(エトセトラ)ラテン語で「その他いろいろ。・・・など。」という意味を持つ言葉になぞらえ、瀬戸内が次から次に紹介したくなる魅力があふれている様を表現したそうです。
「えっと」は広島弁で「たくさんの」「多くの」といった意味があるそうです。
皆様もぜひetSETOraに乗車し、「えっと」せとうちの魅力を感じてみてください!
外観は瀬戸内海の「青」や海岸線から見える波の「白」をイメージしており、車窓から見える瀬戸内の景色を楽しむことができます。
広島ならではの味覚を楽しめるバーカウンターも用意されています。尾道へと向かう往路は事前予約(※1)で瀬戸内の魅力が詰まったスイーツセット、復路はバーカウンターでオリジナルカクテル、広島県内の全46蔵のお酒やおつまみを楽しめます(※2)。
(※1)事前予約は弊社では受け付けておりません。詳しくはJRホームページよりご確認ください。(※2)現在緊急事態宣言発令に伴い、当面の間社内でのアルコール類の提供を中止しております。
(2021年6月22日現在)
③観光列車「○○のはなし」/まるまるのはなし (山口)
名前の由来は萩(は)、長門(な)、下関(し)をとってつけたものだそうです。2017年8月にデビューし、萩・長門・下関をむすんだルートを走り、幕末の長州藩など歴史と文化とともに予約制で沿線こだわりのお弁当なども楽しめます。
オーシャンブルーの海沿いを走る山陰本線に新登場の観光列車。
萩・長門・下関は日本と西洋をひき合わせるきっかけとなった歴史を多くの人に知っていただくために、外装デザインは洋と和をむすんだ海をイメージして、この地の歴史を見守ってきた花として「夏ミカンの花」、「ハマユウ」をあしらっています。
山陰線 新下関~東萩駅間を快速列車として運行しています。
「西洋があこがれる日本(和)」と「西洋にあこがれた日本(洋)」をコンセプトに1号車を「和風」、2号車を「洋風」に彩った内装が特徴です。
④DL「やまぐち」号 (山口~島根)
例年であれば3月から運航を開始するSL「やまぐち」号ですが、牽引する蒸気機関車C57-1号機並びにD51-200号機が長期間の修繕・検査を実施することとなり、2021年3月から当面の間、ディーゼル機関車(DL)による牽引での運行といたします。
DL「やまぐち」号として山口線、新山口駅~津和野駅間を期間限定で運転いたします。
修理中の期間限定での運行となりますのでとってもレアです!
※10月以降の運転計画についてはまだ未定となっております。
<ディーゼル機関車って?>
ディーゼル機関車は、1960年代から蒸気機関車の代替車両として、国鉄では約1,400両が製造されました。客車や貨車の牽引を目的に、最盛期は全国各地で活躍しましたが、徐々に数が減っていき、JR西日本の保有数も今では26両となっています。
客車や貨車の牽引機会が減り、今では表舞台に立つことが少なくなったディーゼル機関車ですが、"力強く豪快な走り"をぜひご体感ください!
中もとてもレトロなつくりになっており、テーブル付きのボックス席や懐かしさを感じる装飾でタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます!
⑤「あめつち」 (島根~鳥取)
古事記の書き出しの文章とされる「天地初発之時[あめつちのはじめのとき]」を由来とし、列車名として採用されました。
山陰地方には、神社、お酒、歌舞伎、相撲など日本文化の様々なルーツがあるとされ、また多くの神話が誕生しました。そんな自然や日本のルーツを「ネイティブ・ジャパン」というコンセプトで車両にデザインし「古くて新しい日本」を発見していただきたく2018年7月に観光列車「あめつち」が誕生しました。
山陰の空と海をイメージした紺碧色をメインにして、たたら製鉄の日本刀の刃文と美しい山並みを表現した銀色の波模様がデザインされた外観です。内装は色彩豊かな神話と古代の世界観を表現しました。
事前予約(※3)で山陰の食材が豊富に詰まったお弁当や、地元牧場や老舗が手掛けるスイーツを召し上がれます♪
(※3)事前予約は弊社では受け付けておりません。詳しくはJRホームページよりご確認ください。
1号車と2号車には2人用と4人用のボックス席に加えて窓向きのカウンター席があり、3列の幅で余裕ある席配置となっています。
いかがでしたでしょうか。今回は、まだまだ知らない方が多い「観光列車」を5つご紹介しました。皆様が少しでも「乗ってみたい」「行ってみたい」と思っていただけたら嬉しい限りです。
次のご旅行選びにお役立ていただけると幸いです。
5つすべての観光列車を網羅したツアーを現在1日限定で販売中!
2021年7月21日出発の1日限定で販売中です!
※本ツアーでは各列車内での食事等は含まれておりません。
※本ツアーでは車両・座席の指定はお受けできません。
ツアー企画担当者のおすすめポイント
①ラ・マル・ド・ボァの貸切運行
個人では5つの列車を3泊4日で回るのは不可能ですが(列車の運行時刻上個人で回ると1週間以上かかってしまいます)、JR西日本との共通企画により今回1つ目にご紹介しましたラ・マル・ド・ボァを当ツアーのお客様だけの貸切運行で時間を調整し実現いたしました!
(定員51名の列車を最大18名様で乗車します!贅沢な時間をお過ごしください)
②DLやまぐち
先程も書きましたが、DL「やまぐち」にのれるのはSL「やまぐち」の修理・改修中の今だけです!次にいつ乗れるのかはまだ未定です。
③催行決定しています!
残席わずか!あと3名様で満席となります、、、!(2021年6月22日 18:00現在)
皆様のご予約お待ちしております!