2018年に草創1300年記念を迎えた西国三十三所の特別印の授与期間が2022年3月末日から2023年3月末へと再度延長が決定致しました。今回は西国三十三所の魅力についてご紹介させて頂きます!!!

【1】霊場巡礼・西国三十三所とは

画像: 閻魔大王のイメージ

閻魔大王のイメージ

複数のお寺を訪ねお参りすることを「霊場巡礼」と言い、「四国八十八ヶ所・お遍路」等が有名です。中でも「観音霊場巡礼」は、観音様が祀られているお寺を巡礼し、信仰を深めたり、お願い事をしたり、御朱印をいただいたりします。

西国三十三所は現在の8番札所長谷寺開山の僧侶・徳道上人(とくどうしょうにん)が起源と言われております。

養老2(718)年、徳道上人は病にかかった際に冥土で閻魔大王と出会いました。その閻魔大王より「人々に観音信仰を広めよ。」とお告げを受け33個の宝印を授かりました。これが西国三十三所の起源となる出来事となりました。

現在は西国三十三所は2018年に草創1300年記念を迎え、「日本最古の巡礼路」「巡礼の元祖」として有名です。西国三十三所の巡礼路は約1,000kmにも及び、和歌山・大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・岐阜と近畿圏を中心に広大な範囲に広がります。かつての中世日本の首都でもあった京都に約三分の一のお寺が集中していることから西国三十三所の観音信仰は広がって行くことになります。

弊社のツアーではこの33の札所と西国三十三所ゆかりの正式番外3ヶ寺の合計36ヶ寺を基準としてご案内をさせていただいております。
◆法起院(奈良県)…8番札所長谷寺の塔頭で開基の徳道上人が隠居した所とされている
◆元慶寺(京都府)…西国三十三所を復活・再興させた花山法皇が出家した寺
◆花山院(兵庫県)…花山法皇が住んでいた場所で番外の中でも聖地と言われている

番外札所の3ヶ寺は西国三十三所の札所と異なり、御本尊は観音様ではありませんが納経帳(朱印帳)や掛軸、白衣には殆どこの3ヶ寺の納経を頂く部分があります。

【2】見どころやお寺の紹介~花と愉しむ西国三十三所編~

こちらのパートでは様々な視点より西国三十三所の各寺の魅力をご案内させて頂きます。

画像: 牡丹のイメージ(※見頃は4月下旬から5月上旬)

牡丹のイメージ(※見頃は4月下旬から5月上旬)

【8番】長谷寺(奈良県)…牡丹/※見頃は4月中旬から5月上旬

長谷寺は「花の御寺」と称されるほど、四季折々様々な花が境内を彩ります。その中でも特にオススメしたいのが春に登廊の周りに咲き誇る牡丹の花です。約150種で約7,000株もの牡丹が咲き誇る景色は圧巻です!

画像: 桜のイメージ(見頃は3月下旬から4月上旬)

桜のイメージ(見頃は3月下旬から4月上旬)

【2番】紀三井寺(和歌山県)…桜/※見頃は3月下旬から4月上旬

紀三井寺の桜は関西で一番早く開花すると言われており、和歌山でも有数の桜のお花見スポットとなっております。一足早い春の訪れをお参りと一緒に感じてみませんか♪

画像: 【2番】紀三井寺(和歌山県)…桜/※見頃は3月下旬から4月上旬

【10番】三室戸寺(京都府)…紫陽花/※見頃は6月中旬から下旬

「あじさい寺」とも称される三室戸寺では、あじさい園が併設されており梅雨の時期に約2万株の紫陽花が咲き誇ります。最近ではSNSを中心に願いが叶う?と評判のハートの形に見える紫陽花が人気を集めております。是非、お参りの際に探して見てはいかがでしょうか!

【2】見どころやお寺の紹介~甘味と愉しむ西国三十三所編~

画像: お滝もちのイメージ

お滝もちのイメージ

【1番】青岸渡寺…お滝もち/和か屋本店

青岸渡寺の参道入口前にて営業している和か屋本店の「お滝もち」をご紹介させて頂きます。国産のもち米と北海道産の小豆を使用したお滝もちは延命長寿を祈念し大滝に見立て作られました。お参りの際には必ず通る参道に構えるお店ですのでお参りの際には是非お立寄りください。

画像: 弁慶の引き釣り鐘まんじゅうのイメージ

弁慶の引き釣り鐘まんじゅうのイメージ

【14番】三井寺(滋賀県)…弁慶の引き釣り鐘まんじゅう/れすとらん風月

三井寺の仁王門前に店舗を構えるれすとらん風月では店頭で焼く「弁慶の引き釣り鐘まんじゅう」が名物です。三井寺にある重要文化財に指定されている弁慶が一人で比叡山山頂まで運んだと言われている鐘を形どったまんじゅうです。個包装されているのでお土産にも出来ますし、1つから注文できるのでその場で食べていただくこともできます!

西国三十三所の公式HPではこの他にもお参りと愉しむスイーツを沢山紹介しております。中には少し寺院から移動を伴う店舗もございますので予めご確認ください。

【2】見どころやお寺の紹介~名物スポットと愉しむ西国三十三所編~

画像: 勝ちダルマ奉納棚のイメージ

勝ちダルマ奉納棚のイメージ

【23番】勝尾寺(大阪府)…勝ちダルマ

当初は「勝王寺」と命名された勝尾寺では、その名の通り勝運の寺として広く信仰されました。現代では受験やスポーツ、芸事など「人生のあらゆる場面で勝つ寺」として多くの参拝客が足を運びます。勝ちダルマ奉納棚には願いが叶った参拝客のダルマがいくつも奉納されています。

画像: 精進落としの鯉(イメージ)

精進落としの鯉(イメージ)

【33番】華厳寺(岐阜県)…精進落しの鯉

巡礼の終着の西国三十三番満願霊場の華厳寺には「精進落しの鯉」と呼ばれる青銅製の鯉が本堂の柱に付けられております。この鯉はかつての巡礼者たちが最後の華厳寺でお参りを終えた後に非日常の世界から普段の生活に戻るためにこの鯉を撫でることで精進落しになると言われておりました。よく見ていただくと2匹の鯉は片方は口を開き、片方は口を閉ざした阿吽の対の鯉になっております。

【3】旬のポイント

◆草創1300年記念・特別印について

画像: 特別印の押された納経帳(イメージ)

特別印の押された納経帳(イメージ)

画像: 【お参り旅】草創1300年記念特別印授与期間が2023年3月末日迄延長決定! 西国三十三所めぐり クラブツーリズム西国三十三所は2018年に草創1300年記念を迎え、2017年1月より33の札所にてそれぞれ異なる寺院の特色生かした特別印が納経帳または朱印帳に御朱印を希望される方に頂けます。いくつかのデザインをご紹介させて頂きます!

こちらの特別印は当初は2020年12月までの授与とされておりましたが、昨今の情勢を鑑み現状では2023年3月末日までの延長が決まっております。

画像: 1番青岸渡寺の特別印

1番青岸渡寺の特別印

【1番】青岸渡寺(和歌山県)
こちらは1番青岸渡寺の特別印でシンボルの三重塔と那智の滝が描かれております。

画像: 8番長谷寺の特別印

8番長谷寺の特別印

【8番】長谷寺(奈良県)
花の御寺とも称される8番札所長谷寺では春に境内を彩る牡丹の花があしらわれています。

画像: 13番石山寺の特別印

13番石山寺の特別印

【13番】石山寺(滋賀県)
紫式部に所縁のある13番札所石山寺では紫式部がデザインされています。

画像: 23番勝尾寺の特別印

23番勝尾寺の特別印

【23番】勝尾寺(大阪府)
勝ちダルマが境内にある23番札所の勝尾寺はダルマが描かれています。

その他も各寺院の個性を生かしたデザインに関しては以下のリンク先よりご確認頂けます!

◆特別拝観について

西国三十三所の各札所では普段は非公開のお堂や諸尊の御開帳及び庭園公開、寺宝の観覧など様々な催しがあります。各お寺の拝観内容・時期は下記サイトをご覧ください。

【4】巡礼に必要な物は?

実際にお参りしてみたい!そう思われた方、でも何を用意したらいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。遍路や巡礼で調べると出来てくる写真は白い服を着て、杖を持って、傘のような帽子を被った方々。。。
ここでは西国三十三所のお参りに持参したい巡拝用品をご紹介致します。
当社ツアーでは下記巡拝用品の販売もしております。ツアーお申込みと合わせてご購入いただくと、当日、添乗員からのお渡しでラクラクです♪ 詳しくは、弊社「こころの旅」ページまたは、お電話にてお問い合わせください。

必ずご用意いただきたいもの

・ろうそく

灯明(とうみょう)とも呼ばれており、1回のお参りで1本備えます。亡くなった方の供養と参拝者の居場所を灯す光の意味があります。
ご自宅にあるものをお使い頂いて構いませんが実はろうそくにはサイズがあるんです。
箱のどこかに「一号短寸」と書かれたものであればどこのお寺でも使っていただけます。ご自宅のものを使われる際は一度サイズを確認してみてください。

・線香

線香は1回のお参りで3本を使います。この3本にも意味があり、現在・過去・未来の仏様にお供えをします。
ろうそく同様にご自宅にある線香をお使いいただいて構いませんが用品店やお寺で販売している巡拝用の線香は約30分間燃焼するのもが多くなっています。

・数珠

お経を唱える際に左手にかけることがマナーとなっています。
ご自宅にある一重のものをそのままお使いいただくのが一番スムーズです。ただし冠婚葬祭用の物とは分けてご準備ください。

・お経本

お寺で唱えるお経が書かれています。お経は暗記の必要は全くありません。あくまで読み上げるものなので必ず持ち歩き広げて読みましょう。
フリガナが付いているので初めて読む時も安心です。

・納札(おさめふだ)

納札は日常生活で例えるのであれば名刺や名札のようなものであり、参拝者の願いを書く票田紙となります。せっかくお寺にお参りに行っても仏様に伝わらなければ意味がありません!そこでご準備していただくのがこの「納札」です。弊社ツアーでは初回参加時に進呈しております。

あるとよいもの

・白衣(はくい)

真っ白な気持ちでお参りする気持ちの表れであり、身を清める意味があり着用をします。袖無と袖付の2種類があります。オススメは袖無です。袖が無い分脱ぎ着がしやすい点が理由です。冬場のコートなど厚着の際に大変重宝します。
背中に背文字と呼ばれるものが印字されているものが多く、坂東三十三観音などの観音霊場の場合は「南無観世音菩薩(読み方:なむかんぜおんぼさつ)」と書かれたものをお使いください。
白衣は洋服の一番上に着ます。その下に着る服は何色でもOKです。
弊社ツアー参加者の着用率は3割ほどとなっております。

ております。

・輪袈裟(わげさ)

「わげさ」と読みますが、仏様の前に出る(立つ)、正装です。
僧侶の方は、黒い衣の上にけさを着ますが、われわれ一般人はわげさをして、お参りを致します。
重要度で言えば白衣よりも輪袈裟を着用するのが、重要です。

【5】クラブツーリズムのツアーで行く魅力のポイント

実際に巡礼に出るにあたり、個人で行くのとツアーに参加するので悩む方も多いのではないでしょうか。そこで今回はクラブツーリズムのツアーで行く魅力を紹介致します。

先達または僧侶同行でよりよいお参りに

西国三十三所めぐりでは、先達または僧侶が同行いたします。個人では得られない知識を得たり、新しい考え方を発見したりと、よりよいお参りになるようサポート致します。

御朱印等は添乗員にお任せ!

同行添乗員が御朱印等の納経の手配を行います。お寺ではお参りに集中することが可能です。

個人のアクセスが難しいお寺もバスで楽々♪

西国三十三所の総距離は約1000㎞に及び、和歌山、大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、岐阜と2府5県にまたがります。個人ではアクセスが難しいお寺も多くあります。ツアーでは効率よくバスで巡るので、安心です。

【6】ツアーのご紹介

関東発

クラブツーリズム株式会社 カルチャー旅行センター
〒160-8303 東京都新宿区西新宿6-3-1 新宿アイランドウイング
TEL:03-5323-5588
【営業時間】月曜~土曜 9:15~17:30
      日曜・祝日 お休みとなります

東海発

クラブツーリズム株式会社 名古屋テーマ旅行センター
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-3-21 セントライズ栄4階
TEL:052-300-0011
【営業時間】月曜~土曜 9:15~17:30
      日曜・祝日 お休みとなります

クラブツーリズムから旅に関する最新の情報をお届け!

クラブツーリズムからメールマガジンをお届けしています。
1万件以上あるツアーの中から厳選した、人気のツアーや限定ツアーの情報をご希望の方はメルマガ会員への登録をお願いします。

◎クラブツーリズムのWEB会員でない方はこちらから
◎クラブツーリズムのWEB会員だけれどもメルマガは受信していない方はこちらから
※既にインターネット会員の方も、配信設定を変更することでメールマガジンをお受け取りいただけます。ログイン後、メールマガジンの設定を変更ください。

SNSでも最新の情報をお届けしています。旅に関する最新の情報を共有しましょう!
LINE
インスタグラム
facebook
youtube

This article is a sponsored article by
''.