海外旅行に行ったら、その国の空気を存分に味わうために自由に街歩きをしたい!という方も多いはず。そんな皆様に旅行会社スタッフが厳選した街歩きのおすすめスポットをご紹介するシリーズ、「発見!知りたい世界の街散歩」、第5回目はフランスのニースです。

ニースってどんな街?

ニースは南フランスのコート・ダ・ジュール(紺碧海岸)と呼ばれる、イタリアの国境にも近いエリアにある都市で、年間を通して温暖な気候から、世界中のセレブにも愛されるリゾート地です。

眩しい日差しの下で日光浴や海水浴を楽しみにバカンスに訪れる人が絶えない夏はもちろん、冬のニースではクリスマスマーケットやカーニバルが開催されるなど、年間を通して観光客に人気の街となっています。

画像: 海岸沿いの老舗高級ホテル「ネグレスコ」(イメージ)
海岸沿いの老舗高級ホテル「ネグレスコ」(イメージ)
画像: 地元の人々の生活が垣間見れる旧市街(イメージ)
地元の人々の生活が垣間見れる旧市街(イメージ)

ニースの魅力は高級リゾート地の華やかさと昔ながらの下町の雰囲気の両方を感じられるところにあります。海岸線に並ぶ高級ホテルエリアから、旧市街へと1歩足を踏み入れると、迷路のように入り組んだ路地が広がり、南仏の田舎町らしい賑わいが見られます。

旧市街やニース駅周辺のエリアは、海岸線沿いの高級リゾートエリアと比べると、気軽に滞在出来るお値打ちなホテルやレストランも多く、旅の予算や目的に応じて選ぶことが出来ます。

画像1: 発見!知りたい世界の街散歩<第5回>『2021年登録の世界遺産!南フランスの注目都市・ニースでぶらり散歩旅』【好奇心で旅する海外】

ニースは1年365日のうち平均300日以上が晴れる、とも言われている程晴天率の高い都市なんです!特に7~8月は月平均の降水日数が平均して2日と言われることも、観光客やバカンス客から選ばれる理由の1つでしょう。夏でも湿気が少なく快適な気候は、日本人から見ると羨ましい限りです。

2021年の世界遺産登録で注目度アップ!

そんな人気の街ニースですが、2021年に開催された第44回世界遺産登録委員会で「ニース、ヴィシー、コルドゥアン灯台」として世界遺産に登録されました!フランスでは49件目の世界遺産となり、今後ますます人気の観光地となることが期待されています。

ニースに行ったら外せない!必見おすすめスポット

プロムナード・デ・ザングレ(イギリス人の遊歩道)

これぞリゾート地!という美しい景色が広がる海岸線沿いの遊歩道
全長3.5㎞にも及ぶ大通りは地中海を眺めながらゆっくりと散策を楽しめて朝のお散歩にもおすすめです。在住イギリス人の出資で遊歩道が整備されたことから、その名が付いています。

画像: 美しく整備された遊歩道(イメージ)
美しく整備された遊歩道(イメージ)
画像: バカンス客で賑わう遊歩道沿いの海岸(イメージ)
バカンス客で賑わう遊歩道沿いの海岸(イメージ)

サレヤ広場のマルシェ(市場)

旧市街の中で最も賑わいを見せるのがサレヤ広場で開催される朝市と花市
毎週火~日曜の朝から昼の時間帯にたくさんのお店が並びます。カラフルなお花や新鮮な果物が並ぶマルシェは、見ているだけでも気分が上がる場所になっています。

南仏らしい雑貨や石鹸、香辛料なども揃っているので、お土産選びに最適なスポットです。広場周辺にはカフェやレストランが並んでいるので、気軽に食事を楽しめる場所としてもご利用いただけます。

画像: 色とりどりの季節の花が並ぶ花市(イメージ)
色とりどりの季節の花が並ぶ花市(イメージ)
画像: 日本では珍しい香辛料が並ぶ朝市(イメージ)
日本では珍しい香辛料が並ぶ朝市(イメージ)
画像2: 発見!知りたい世界の街散歩<第5回>『2021年登録の世界遺産!南フランスの注目都市・ニースでぶらり散歩旅』【好奇心で旅する海外】

人気の観光スポットでもある朝市ですが、毎週月曜だけは骨董市になりますので、旅行の計画を立てる際はご注意を!マルシェを楽しみたいならお店が沢山出ている火~日曜の昼前の時間帯がおすすめ!

キャッスルヒル(城跡公園)

ニースの街の東に位置する小高い丘にある展望台からは見える景色はまさに絶景!
美しい海岸線と地中海が一望出来ます。この展望台からの景色は旅行ガイドブックやパンフレットなどに使われることも多く、ニースを代表する景勝地となっています。

キャッスルヒルから眺めるニースの街と地中海(イメージ)

マセナ広場

ニースの街の中心にあるマセナ広場。この広場から伸びるジャン・メドゥサン通りには、ショッピングセンターやフランスの有名デパートギャラリーラファイエットが並ぶ、ニース市民御用達のエリアです。

毎年クリスマスシーズンにはクリスマスマーケットが開催され、2月中旬~3月上旬にかけてはニースのカーニバルが開催される場所としても有名です。

ライトアップされたマセナ広場(イメージ)

©lazar‐gugleta

春の訪れを祝う!ニースのカーニバル

春の訪れを告げるニースのカーニバルには、世界中から毎年100万人以上の観客が集まります。カーニバルのみどころは、フラワーパレード(花合戦)と昼と夜のカーニバルパレード!クラブツーリズムのツアーでは、観覧席を用意しているツアーもあるので、じっくりパレードを見学出来ます。

画像: フラワーパレード(イメージ)

フラワーパレード(イメージ)

駅舎を改装したレストラン「ガール・デュ・シュッド」

ニースで気軽に食事を楽しめるグルメスポットの1つが2019年5月にオープンしたフードコート・ガール・デュ・シュッド。もともと駅舎として利用されていた建物を複合施設として改装した1500㎡にも及ぶ広い館内は、30以上の飲食店が出店している、吹き抜けの開放的な空間となっています。

画像: 駅舎の面影を残すガール・デュ・シュッド(イメージ) ©LA GARE DU SUD

駅舎の面影を残すガール・デュ・シュッド(イメージ)

©LA GARE DU SUD

日本に持って帰りたい!ニースのおすすめお土産2選

同じフランスでも、パリやモンサンミッシェルとは違う、南フランスのニースならではの担当者おすすめの2つのお土産をご紹介します。

・コンフィズリー(砂糖漬けスイーツ)

フルーツや食用の花びらを砂糖やシロップに漬けた、見た目にも華やかなお菓子コンフィズリーは女子ウケ間違いなしのニース土産。南仏名産のレモンやオレンジ、スミレやバラの花びらを使用したお菓子は、カラフルで食べるのが勿体ない可愛さ。

市内のお菓子店やデパート、スーパーなどでも手軽に手に入れることが出来ますが、ニースの老舗コンフィズリーフロリアンでは、昔ながらの製法で作られた美しいコンフィズリーを選ぶことが出来ます。そのまま食べるのはもちろん、紅茶やヨーグルトに入れてその見た目を楽しんだり、パウンドケーキやシフォンケーキを焼くときに入れても楽しめます。コーヒーブレイクのお供の他に、チーズと一緒にワインのおつまみとしてもおすすめです。

画像: 昔ながらの丁寧な製法で作られるコンフィズリー(イメージ)

昔ながらの丁寧な製法で作られるコンフィズリー(イメージ)

画像: 紅茶やケーキに入れて楽しみます(イメージ)

紅茶やケーキに入れて楽しみます(イメージ)

CONFISERIE FLORIAN DU VIEUX NICE
【店舗情報】
住所:14, Quai Papacino - 06 300 - Nice
電話:00 33 (0)4 93 55 43 50

画像: (左)バラ、スミレ、ヴァーベナを使ったカラフルなコンフィズリー(イメージ) ©CONFISERIE FLORIAN

(左)バラ、スミレ、ヴァーベナを使ったカラフルなコンフィズリー(イメージ)

©CONFISERIE FLORIAN
画像: (上)コンフィズリーフロリアン・ニース旧港店(イメージ) ©CONFISERIE FLORIAN

(上)コンフィズリーフロリアン・ニース旧港店(イメージ)
©CONFISERIE FLORIAN

・オリーブ製品

高品質のオリーブの生産地でもある南フランス。南仏を舞台に描かれた絵画の中にもオリーブ畑の風景を度々目にします。そんな南仏の象徴でもあるオリーブを用いた食用オイルや化粧品、石鹸などのオリーブ製品は、ニース市内の様々なお店で手に入れることが出来ます。

最も手軽に探せる場所はサレヤ広場の朝市。ばら撒きお土産にも便利な、小瓶に入ったオリーブオイルは使い切りサイズで様々なフレーバーを味比べ出来ます。また、黒オリーブやグリーンオリーブの瓶詰の塩漬けを買って、日本でニース風サラダを再現してみるのも良いですね!

バカンスでやって来た海外からのセレブをはじめ、地元の人々にも昔から愛されているオリ―ブオイルの名店がALZIARI (アルジアリ)。1868年の創業時から家族経営でこだわりの製造方法を貫いているため、生産量が限られている貴重な製品も数多く並んでいます。
最近では日本でもオリーブオイルの健康効果が知られていて、普段から食生活に取り入れている人も多いので本場の味を試してみてはいかがでしょうか。

NICOLAS ALZIARI
【店舗情報】
住所: 14, rue Saint François de Paule ,
    06300 Nice
電話:00 33 (0)4 93 62 94 03

画像: (上)アルジアリ ニース店(イメージ)©ALZIARI

(上)アルジアリ ニース店(イメージ)©ALZIARI

終わりに・・・

最後までお読みいただきありがとうございました!クラブツーリズムでニースを訪れるツアーでは、自由行動の時間があるコースも多いので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
今後も<発見!知りたい世界の街散歩>シリーズでは、スタッフおすすめの街や注目都市の情報をお届け予定です。是非お楽しみに!

※情報は2022年5月現在のものです。営業時間などは事前にご確認ください。

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