海外旅行に行ったら、その国の空気を存分に味わうために自由に街歩きをしたい!という方も多いはず。そんな皆様に旅行会社スタッフが厳選した街歩きのおすすめスポットをご紹介するシリーズ、「発見!知りたい世界の街散歩」、第8回目はイタリアのベニスです。

無数の運河と迷路のような小路が交差する、“水の都”ベニス

「アドリア海の真珠」と称えられ、中世に海運王国として栄えたベニス
迷路のように張り巡らされた運河や橋が生み出す街の景観は、世界中の観光客を魅了します。

運河の中をめぐるゴンドラ遊覧はもちろん、ショッピングや教会・美術館の見学など、ベニスでの過ごし方は様々です。
今回は「迷ったらとりあえずサンマルコ広場へ」と言われるほど、ベニス観光の拠点となっているサンマルコ広場を中心に、ベニスの街歩きの楽しみ方をご紹介していきます。

ナポレオンが「世界一美しい広場」と称賛したと言われる見どころ満載のサンマルコ広場

画像1: 発見!知りたい世界の街散歩<第8回>『アドリア海に浮かぶ情緒溢れる“水の都”ベニス』【好奇心で旅する海外】

サンマルコ広場を囲む美しい建築物の数々

◆ビザンティン様式を代表する建物、ベニスのシンボル サンマルコ寺院

サンマルコ寺院はサンマルコ広場に面して建つ教会で、豪華なロマネスク・ビザンティン様式の建物はベニスのシンボル的存在となっています。
ベニスの商人が9世紀にエジプトから運んできた、新約聖書の福音書を記述した聖マルコが祀られています。

寺院の内部は黄金や宝石が贅沢に用いられたきらびやかな装飾が施されていて、壁から天井まで細かなタイルを敷き詰め作ったモザイク画でいっぱいです。

画像: 壮麗なサンマルコ寺院の外観(イメージ)

壮麗なサンマルコ寺院の外観(イメージ)

画像: 内部のモザイク画(イメージ)

内部のモザイク画(イメージ)

◆幻想的なベニスの全景を楽しめる 鐘楼

鐘楼高さ98.6メートルを誇るベニスのランドマークで、現在も5つの鐘が時を知らせています。
9世紀に見張り台として建てられましたが、その後火災や地震などによって何度も修復、再建が繰り返され、現在目にすることのできるのは1912年に再建されたものです。
上部の展望台からはベニスの町を一望できます。

画像: 天高くそびえる鐘楼(イメージ)

天高くそびえる鐘楼(イメージ)

画像2: 発見!知りたい世界の街散歩<第8回>『アドリア海に浮かぶ情緒溢れる“水の都”ベニス』【好奇心で旅する海外】

地上からエレベーターで鍾室まで上がることができ、眼下にサンマルコ広場の全貌をはじめ、ベニスの街並み、サンマルコ運河などの広々とした絶景が360度見渡せます。幻想的なベニスの全景を楽しむためにも、ぜひ訪れたいスポットですね!

画像: 青空の下輝くサンマルコ寺院とドゥカーレ宮殿(イメージ)

青空の下輝くサンマルコ寺院とドゥカーレ宮殿(イメージ)

画像: 鐘楼から見下ろすサンマルコ広場(イメージ)

鐘楼から見下ろすサンマルコ広場(イメージ)

◆世界最大の油絵が飾られ、映画祭の会場として有名なドゥカーレ宮殿

かつてヴェネツィア共和国の総督の邸宅で政庁でもあったドゥカーレ宮殿は8世紀に建設され、その後火災により15世紀に現在の形に改修されました。
外観にはゴシック風の白いアーチと柱が並び、イスラム建築の影響がみられる細やかな装飾が施されています。

内部も豪華絢爛な造りで美術館として公開されています。
最大の見どころはヴェネツィア派の巨匠、ティントレット作の『天国』がある大評議の間。
54×25mの部屋の正面の壁一面を覆っています。

画像: 白とピンクの大理石の模様が美しいドゥカーレ宮殿(イメージ)

白とピンクの大理石の模様が美しいドゥカーレ宮殿(イメージ)

◆ロマンチックな逸話で有名 ため息の橋

16世紀に建設された歴史ある橋で、夕方にため息の橋の下でキスをした恋人は、永遠に結ばれると言われています。
ゴンドラで街を散策する場合、必ず通る名スポットです。
ロマンチックなスポットとして、女性をはじめ、恋人達に人気となっています。

しかし、この橋はかつてドゥカーレ宮殿と牢獄をつなぐ橋で、宮殿の尋問室から牢獄へ渡る囚人が嘆きため息をついたとして、ため息の橋と呼ばれているとも言われています。

画像: ため息の橋とその下を通るゴンドラ(イメージ)

ため息の橋とその下を通るゴンドラ(イメージ)

◆「世界最古のカフェ」「カフェラテの発祥地」カフェ・フローリアン

カフェ・フローリアンは、1720年12月29日にオーナーの フロリアーノ・フランチェスコーニが「アッラ・ヴェネツィア・トリオンファンテ」=「勝ち誇るヴェネツィア」という店名でベニスにてオープンしたコーヒーハウスです。
現在ではオーナーの愛称から「カフェ・フローリアン」と呼ばれています。
作曲家のワーグナー詩人のゲーテ哲学者のニーチェ画家のモネなど、これまで多くの政治家や芸術家、音楽家などにも愛されてきました。
ベニス最古のカフェということもあり、店内は地元民はもちろんのこと観光客でも賑わっています。

画像: 当時の趣そのままのカフェ・フローリアンのクラシカルな外観(イメージ)

当時の趣そのままのカフェ・フローリアンのクラシカルな外観(イメージ)

画像3: 発見!知りたい世界の街散歩<第8回>『アドリア海に浮かぶ情緒溢れる“水の都”ベニス』【好奇心で旅する海外】

カフェ・フローリアンは1800年代から内装や装飾がそのまま残っており、キラキラとした金色の壁にはたくさんの絵画が飾られております。美術館のような店内で深紅のベルベットのソファ席に腰掛けて、優雅なカフェタイムをお楽しみください。回廊でバイオリンやチェロ、アコーディオンなどの生演奏が楽しめることもあり、テラス席も大人気です♪

サンマルコ広場から少し足を伸ばしてお買い物やグルメも堪能!

新鮮なシーフードを楽しんだりかわいいお土産を探したりと、ベニスでやりたいことはまだまだたくさん!
サンマルコ広場から少し足を伸ばして、おすすめのお土産やグルメ、お買い物を楽しめる場所をご紹介します。

◆“ベニスの台所”リアルト市場

中世から続く伝統あるリアルト市場は、ベニス唯一で最古の市場として知られており、新鮮な魚や果物、そして野菜などが並んでいます。
地元の人々やレストラン関係者もここで買い物をするので、ベニスの日常を覗き見ることができます。

早起きをして朝の散歩を楽しみつつ、新鮮な果物を買ってホテルのお部屋でのんびりといただくのも良いですね。

画像: 新鮮な果物が並ぶリアルト市場(イメージ)

新鮮な果物が並ぶリアルト市場(イメージ)

◆ベニスと言えば!カーニバル仮面をお土産に

カーニバルで有名なベニスではお土産としてカーニバル仮面が人気です。
カーニバル期間中だけでなく一年中、街中いたるところに仮面を売っているお店があって、小さなものから顔全体を覆う仮面まで種類も非常に豊富です。
お土産屋さんにももちろん売っていますが、やはり専門店の仮面がおすすめです。
お部屋のインテリアとして購入される方も多くいらっしゃいます。

画像: 所狭しと並べられるカーニバル仮面(イメージ)

所狭しと並べられるカーニバル仮面(イメージ)

◆ベニス名物 イカ墨パスタ

画像: ベニス発祥と言われるイカ墨パスタ(イメージ)

ベニス発祥と言われるイカ墨パスタ(イメージ)

アドリア海に面したベニスは、新鮮な魚介が手に入るために海鮮料理が有名です。
なかでもイカ墨パスタはベニス発祥と言われており、イタリア語では「スパゲッティ・ネーロ(ネーロ=黒)」と呼ばれています。
本場のイカ墨スパゲッティには潰したトマトがたっぷり使われており、トマトのフルーティーさと新鮮なイカ墨のコクをご堪能いただけます。

◆“ガラス工芸の島”ムラーノ島のヴェネツィアングラス

画像: カラフルな家並みが写真映え必至のムラーノ島(イメージ)

カラフルな家並みが写真映え必至のムラーノ島(イメージ)

ヴェネツィアングラスはベニスのムラーノ島で作られているガラス工芸品で、ベニスで約1000年の歴史を誇ります。ヴェネツィアングラスの起源は、古代ローマ時代のローマングラスと言われており、イタリア半島全域に多くのガラス工房がありました。
ヴェネツィアングラスの技術が他国に漏れコピー製品が作られることを恐れたヴェネツィア共和国は、1291年に強力な保護政策を取って、ガラス職人とその家族、関係者たちはみなムラーノ島へと移住しました。

ベニス本島からムラーノ島へは、ヴァポレットと呼ばれる水上バスを利用して行きます。
島内には、ヴェネツィアンガラスのお店がたくさんあるので、ぜひお気に入りの一品を見つけてみてください。グラスや置物などは高価なものが多いですが、アクセサリー類や小物類なら購入しやすい値段のものも多くあります。
ガラス好きの方には、15世紀からのガラス芸術の歴史や、数々の美しいヴェネツィアングラスが展示されているガラス美術館の見学もおすすめです。

終わりに・・・

最後までお読みいただきありがとうございました!いかがでしたか?
クラブツーリズムでベニスを訪れる際は、ベニス本島でご宿泊いただくツアーや自由行動のお時間をお取りしているツアーも多いので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
今後も<発見!知りたい世界の街散歩>シリーズでは、スタッフおすすめの街や注目都市の情報をお届け予定です。是非お楽しみに!

※情報は2022年11月1日現在のものです。

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