海外旅行に行ったら、その国の空気を存分に味わうために自由に街歩きをしたい!という方も多いはず。そんな皆様に旅行会社スタッフが厳選した街歩きのおすすめスポットをご紹介するシリーズ、「発見!知りたい世界の街散歩」、第10回目はイギリスのロンドンをご紹介します。

テムズ川沿いに集結!ロンドンのメインスポット

ロンドンには観光スポットがひしめき合っていて、観光客を飽きさせません。いくら時間があっても足りないロンドンの街ですが、今回は観光ビギナー向けに、はじめてロンドンを訪れる方にもわかりやすく、テムズ川沿いのメインスポットをご紹介していきます

画像1: 発見!知りたい世界の街散歩<第10回>『ビッグベンからはじまるロンドンの歩き方』【好奇心で旅する海外】

クラブツーリズムではロンドンの自由行動をご用意しているツアーもたくさんございます。自由時間があったらどこへ行こう? とお悩みの方は、ぜひ参考になさってください♪

ロンドンの市街図を見てお分かりのように、ロンドンを東西に流れるテムズ川沿いに観光スポットが点在しています。ロンドンのシンボルビッグベンから、テムズ川沿いを巡ってみましょう。

まずはここから!ロンドンのシンボル 世界遺産ビッグベン

ロンドンのシンボルともいえる時計台「ビッグベン」の正式名称はエリザベス・タワー。2012年6月、エリザベス女王在位60周年を機にクロック・タワーから改称されました。この時計台は、1987年に世界文化遺産として登録された英国国会議事堂(正式名称:ウェストミンスター宮殿)の北側にそびえています。

ウェストミンスター宮殿(提供:PIXTA)

ウェストミンスター宮殿は、かつては国王の主な住居でしたが、16世紀に国会議事堂として使われるようになり、17世紀にはピューリタン革命が始まるきっかけとなった場所としても知られています。1834年の大火災でウェストミンスター・ホールを残して全焼したのち、ゴシック・リバイバル様式で再建され、現在の荘厳な姿に至ります。

画像3: 発見!知りたい世界の街散歩<第10回>『ビッグベンからはじまるロンドンの歩き方』【好奇心で旅する海外】

2017年から行われていた「ビッグベン」の改修工事が2022年11月についに終わり、約5年ぶりに鐘の音がロンドンの街に時を告げ始めました。

さあ、ビッグベンから歩いてみよう

世界遺産ウェストミンスター寺院 *ウェストミンスター宮殿に隣接

歴代国王の戴冠式や結婚式が行われてきたウェストミンスター寺院は、2022年のエリザベス女王の国葬が行われ、日本でも生中継されたことが記憶に新しいことと思います。英仏のゴシック様式が混ざり合うこちらの寺院は、英国王室にとって神聖な場所のひとつとなっています。

ウェストミンスター寺院(提供:PIXTA)

バッキンガム宮殿 *ビッグベンから歩いて約15分

バッキンガム宮殿(提供:PIXTA)

故エリザベス女王が長い生涯で住まわれていたバッキンガム宮殿は、イギリス王室の公式の宮殿です。王または女王の公邸・執務の場であり、政治の中枢機能を果たす役割があるため、夏の一般開放の時期以外は中に入ることが出来ませんが、衛兵交代式を一目見ようと多くの観光客で賑わっています。
※衛兵交代式は、王室関係や国賓の滞在中、天候など諸事情により、予告なく変更となる場合がございます

画像4: 発見!知りたい世界の街散歩<第10回>『ビッグベンからはじまるロンドンの歩き方』【好奇心で旅する海外】

衛兵交代式は11:00から!いい場所で見たい方は早めに行きましょう!トラファルガー広場からバッキンガム宮殿まではザ・マル(The Mall)という儀式用の道路を、衛兵たちが行進していきます♪ (※夏期期間は毎日、夏期以外は1日おきに行われます)

ナショナルギャラリー *ビッグベンから歩いて約15分(トラファルガー広場に面しています)

レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロ、レンブラント、フェルメール、ゴッホなど世界的に大変貴重な西洋絵画が収蔵・展示されており、そのコレクション数は世界有数です。
日本語のオーディオガイドがあるので、フリータイムで観光するときにもオススメです。入場料無料なのも嬉しいですよね♪

ナショナルギャラリー(提供:PIXTA)

英国映画を代表する「007」シリーズの「スカイフォール」のロケ地となったことで、映画ファン必見のスポットです。撮影はナショナルギャラリーを貸し切り、夜から朝にかけて行われたそうです。

ショッピングもグルメも充実!コヴェント・ガーデン
*ナショナルギャラリーから歩いて約10分

オードリー・ヘップバーン主演の「マイ・フェア・レディ」のロケ地としても知られるコヴェント・ガーデンは、観光客だけでなく地元の人にも人気な、ロンドン中心部に位置するマーケットです。コヴェント・ガーデンのメインロードは、高いアーチ上の天井がある建物になっており、たくさんのショップやレストランが軒を連ねています。広場では、コヴェント・ガーデンの名物・ストリートパフォーマンスもお楽しみいただけます。

画像: コヴェントガーデン(提供:PIXTA)

コヴェントガーデン(提供:PIXTA)

ビッグベンから徒歩スグ!テムズ川クルーズも楽しもう!

テムズ川で運航されているリバークルーズは、ロンドンの交通手段のひとつ。レジャーはもちろん、通勤で利用する人もいます。地下鉄に比べると、便数も少なく移動時間もかかりますが、ゆっくり移動しながら、船の上からロンドンの街並みを眺めてみるのもまた格別です。

桟橋の売り場でチケットを購入して、ビッグベンから徒歩スグ
ウェストミンスター・ミレニアム・ピア(桟橋) から乗ってみよう!

画像: ロンドン・アイ(提供:PIXTA)

ロンドン・アイ(提供:PIXTA)

ロンドン・アイ
伝統的な街並みに、ひときわ目を引く近代的な観覧車。高さ135ⅿの観覧車のひとつひとつのカプセルは25人も収容でき、ガラス張りになっているので、ロンドンの街並みを365°見渡すことができます。

セントポール大聖堂(提供:PIXTA)

セントポール大聖堂
イギリス史上最も偉大な建築家といわれるクリストファーレンの最高傑作

ロンドン橋(提供:PIXTA)

ロンドン橋
マザーグースの童謡「ロンドン橋が落ちた」で知られるあのロンドン橋。長い歴史の中で幾度と架け直され、現在のロンドン橋は意外と地味…!?

画像: タワーブリッジ(提供:PIXTA)

タワーブリッジ(提供:PIXTA)

タワーブリッジ
1894年に開通した跳開式の可動橋で、大型船が通るときに橋がハの字型に跳ね上がります。床も壁もガラス張りの展望通路からロンドンの街並みを楽しむこともできます。

画像: ロンドン塔(提供:PIXTA)

ロンドン塔(提供:PIXTA)

世界遺産ロンドン塔
正式名称は「女王陛下の宮殿にして要塞」と言い、1988年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。かつては城塞でしたが、王立動物園や天文台、造幣所などとして、また16世紀頃からは牢獄や処刑場としても使われており、「恐怖の塔」としても知られています。

タワー・ミレニアム・ピア(桟橋) までの約40分のクルーズがおすすめルートです

終わりに・・・ 

最後までお読みいただきありがとうございました!

長い歴史の中で築き上げられた伝統を重んじる一方で、新しい芸術・文化が融合し、ロンドンは常に人々を魅了し続けている街です。今回、ご紹介させていただいたものは、その魅力のほんの一部に過ぎませんが、みなさまの旅のお役に立てましたら幸いです。

今後も<発見!知りたい世界の街散歩>シリーズでは、スタッフおすすめの街や注目都市の情報をお届け予定です。是非お楽しみに!

※情報は2023年1月現在のものです。

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