海外旅行に行ったら、その国の空気を存分に味わうために自由に街歩きをしたい!という方も多いはず。
そんな皆様に旅行会社スタッフが厳選した街歩きのおすすめスポットをご紹介するシリーズ、「発見!知りたい世界の街散歩」、第12回目はドイツのロマンチック街道の街々をご紹介します。

ドイツには150以上の街道があると言われています。その中でも有名なのはロマンチック街道。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ドイツ・ロマンチック街道は、ビュルツブルクを起点に南へ約365km、フュッセンまで続く街道です。街道には中世の面影を残す可愛らしい街々が点在しています。今回はロマンチック街道沿いの可愛らしい街をご紹介します。

画像: ロマンチック街道

ロマンチック街道

ビュルツブルク

ロマンチック街道の起点となる街ビュルツブルク。その歴史は深く、8世紀には司教区がおかれ長年司教の街として栄えてきました。
ビュルツブルクに行ったら必ず訪れたいのは18世紀に建てられた『レジデンツ』。ヨーロッパで屈指のバロック様式の宮殿といわれ、世界遺産に登録されています。入口を入ってすぐ目にする階段ホールの天井画は約30m×19mの大きさで四大陸を表現して描かれた美しいフレスコ画は必見です。
その他にも豪華絢爛な皇帝の間や白い壁に白の装飾の白の間、戦災で壊されてしまいましたが当時のままに復元された鏡の間、レジデンツの裏手にあるホーフ庭園等見所が沢山あります。

画像: ビュルツブルク レジデンツ(イメージ)

ビュルツブルク レジデンツ(イメージ)

アルテマイン橋は長さ約180mの石橋で、12人の聖人像が並んでいます。ビュルツブルクにキリスト教を伝えた聖人像やカール大帝など、ビュルツブルクにゆかりのある像が並べられています。橋からはマリエンベルク要塞を望むことができます。

画像: ビュルツブルク アルテマイン橋(イメージ)

ビュルツブルク アルテマイン橋(イメージ)

バート・メルゲントハイム

温泉町バート・メルゲントハイムは16世紀にドイツ騎士団の本拠地があった古都として知られています。

ローテンブルク

『中世の宝石箱』と称される街ローテンブルク。ロマンチック街道で最も人気と言っても過言ではない街です。
街に一歩足を踏み入れると可愛らしい木組みの家と石畳の道があり、まるで中世の時代にタイムスリップしてしまったかのように感じます。ローテンブルクの街は宿場町として栄え、12世紀に城壁や門が建てられ、帝国自由都市となりました。その後30年戦争や第二次世界大戦の戦禍にあい、街は破壊されてしまいましたが、のちに再建され、現在は中世当時の姿を取り戻しています。
街を散策しているだけで楽しいローテンブルクですが、街歩きの際是非『看板』に注目して見てください。文字が読めない人が多かった時代、ひと目でどんなお店か分かるように考えられたのが鉄看板です。ローテンブルクにはとても可愛らしい看板があちこちにかかっています。
また、城壁に上がって歩いてみたり、市庁舎の塔に登って街を一望してみるのもおすすめです。

画像: ローテンブルク(イメージ)©ドイツ観光局

ローテンブルク(イメージ)©ドイツ観光局

忘れてはいけないローテンブルクの名菓『シュネーバル』雪の玉という意味です。
平たく紐のように薄く伸ばした生地を丸めて油で揚げ、粉砂糖をかけたまさしく雪の玉のようなお菓子です。サクサクした食感で粉砂糖だけのものは甘さ控えめです。チョコレートやシナモン、ナッツがかかったものもあり、どれにしようか迷ってしまうほど沢山あります。大きさはこぶし大が通常ですが、お店により一回り小さなサイズもありますので、小さいもので味比べをしてみたりするのも楽しいですね。

シュネーバル(イメージ)

ディンケルスビュール

ローテンブルクと同様に可愛らしい街並みを残すディンケルスビュール。1時間もあれば街をぐるっと一回りできるほどの小さな街です。ディンケルスビュールの注目すべきところは幾多の戦禍を逃れ、当時の姿がそのまま残っている街というところです。街の中央辺りに位置する『ドイチェスハウス』は南ドイツ一美しい木組みの家として知られ、15世紀に建造された建物がそのままの姿で今も見ることができます。
現在ではホテル&レストランとなっており、レストランのみの利用も可能です。お時間がある際に立ち寄ってみるのもおすすめです。

画像: ディンケルスビュール(イメージ)©ドイツ観光局

ディンケルスビュール(イメージ)©ドイツ観光局

ネルトリンゲン

ネルトリンゲンは約1500万年前に隕石が落下した円形の盆地にできた珍しい街です。クレーターの直径は約24kmもあり、その形に添って高さ約50mの城壁が築かれています。一周するのに40~50分くらいかかります。
街のシンボル『聖ゲオルグ教会』は、シンプルな見た目ですがその外壁に隕石の落下の際にできたスエバイトという石が使われています。内部は後期ゴシック様式と一部バロック様式で白を基調とした美しい内装です。ダニエルの塔と呼ばれる教会の塔は約90mの高さがあり、登ると円形のネルトリンゲンの街を一望することができます。

画像: ネルトリンゲン(イメージ)©ドイツ観光局

ネルトリンゲン(イメージ)©ドイツ観光局

アウグスブルク

約2000年の歴史があるといわれる古い街アウグスブルクはローマ皇帝アウグストゥスの時代、紀元前15世紀に駐屯地が置かれたところから始まります。以来交易の中心地として栄え、14世紀には黄金のアウグスブルクと呼ばれるほど繁栄していたそうです。
そんなアウグスブルクの見所はドイツ・ルネッサンスの傑作と称される市庁舎。たまねぎ形のドームを2つもつ建物で中央には帝国自由都市のシンボル、ハプスブルク家の双頭の鷲が描かれています。市庁舎の黄金の間は約3kgの金箔を使った絢爛豪華な広間です。そして市庁舎の左手には約80mのペルラッハの塔が並んでおり、アウグスブルクの街からアルプスが見える日には塔に黄色い旗が出されるそうです。

画像: アウグスブルク(左)ペルラッハの塔と(右)市庁舎(イメージ)

アウグスブルク(左)ペルラッハの塔と(右)市庁舎(イメージ)

シュタインガーデン

シュタインガーデン世界遺産ヴィース教会があることで知られる街です。
牧草地にポツンと佇む教会ですが、その外観からは想像の出来ないほどの美しい内装でロココ調の傑作と呼ばれています。
18世紀にムチ打たれるキリスト像が街の修道院により作られましたが、あまりにリアルな像であったため、いつしか放置されてしまったそうです。その像を哀れに思いある老夫婦が引き取ったところ涙を流すという奇跡を起こしたことから『奇跡のキリスト像』と呼ばれるようになりました。このキリスト像を安置するため、小さな礼拝堂を作ることとなり寄付を募ったところ、多くの寄付が集まり、結果現在のヴィース教会が建てられました。
柔らかい色使いのフレスコ画と豪華な装飾の美しい世界が広がります。
※現在も寄付で教会を保全していますので、見学の際は寄付にご協力をお願いします。

画像: ヴィース教会の天井画(イメージ)©ドイツ観光局

ヴィース教会の天井画(イメージ)©ドイツ観光局

シュバンガウ

シュバンガウはロマンチック街道のハイライト、ノイシュバンシュタイン城がある街です。白鳥城と呼ばれるドイツ一有名なお城ですね。ルートヴィヒ2世が心酔したワーグナーオペラの世界を再現しようとして建てたお城ですが、実は未完のお城なのをご存知でしょうか。
国の財政が破綻してしまうほどの巨額を投じて建設が進められたため、家臣たちによりルートヴィヒ2世は王位を剥奪されてしまいました。そのすぐ後、ルートヴィヒ2世が謎の死を遂げたため、お城の建設は中止され未完のままとなっています。
黄金に輝く玉座の間やタンホイザーの舞台となったヴァルトブルク城を真似て造られた歌人の間は必見です。

画像: ノイシュバンシュタイン城(イメージ)©ドイツ政府観光局

ノイシュバンシュタイン城(イメージ)©ドイツ政府観光局

フュッセン

ロマンチック街道終点の街となるのがフュッセンです。ノイシュバンシュタイン城からも程近い場所にあります。街の修道院のゲートにはロマンチック街道の終着地として『Ende der romantischen Strasse』と書かれてます。

画像: ロマンチック街道の終点(イメージ)

ロマンチック街道の終点(イメージ)

最後に…

ロマンチック街道には魅力ある可愛らしい街が沢山あります。是非実際にドイツへ赴き、お気に入りの街を見つけて見てください。

ローテンブルクについての詳しいご紹介はこちら

ロマンチック街道を訪れるドイツツアーはこちら

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画像: 発見!知りたい世界の街散歩 <第12回>『ドイツ・ロマンチック街道めぐり 一度は訪れたい街々をご紹介します』【好奇心で旅する海外】

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