フランスとスペインにまたがるピレネー山脈でのトレッキングツアーをご紹介します。
この記事では、花の宝庫ソルテニー谷、世界遺産のガヴァルニー圏谷など、ピレネーを歩くからこそ出会える雄大な絶景や、多彩な高山植物との出会いといった魅力を解説。初心者向けの8日間コースと経験者向けの10日間コース、それぞれの違いも分かりやすく比較しています。
画像1: 【世界をあるく】ピレネー山脈絶景トレッキング

こんにちは、「世界をあるく」担当の中沢です。

今回は、フランスとスペインにまたがる雄大なピレネー山脈をご紹介します。「世界をあるく」では歩く距離や日数の異なる 2つのコース をご用意しております。「どちらを選べばいいの?」という声にお応えして、違いと魅力を分かりやすくまとめています。

初めての方にも安心して選んでいただける内容ですので、ぜひ旅選びの参考にしてください。

ピレネー山脈について

画像2: 【世界をあるく】ピレネー山脈絶景トレッキング

ピレネー山脈は、フランスとスペインの国境に沿って東西に広がる、豊かな自然と文化が息づく山岳地帯です。3,000m級の峰々が連なる一方、谷には牧草地や花々が広がり、場所によってまったく異なる景色を見せてくれます。観光地化されすぎず、手つかずの自然や素朴な山村が残ることも魅力のひとつです。

ピレネーを歩くからこそ出会える絶景①ソルテニー谷(アンドラ公国)

ピレネーでも特に“花の宝庫”として知られるのがソルテニー谷。
標高約2,000mの緩やかな谷に、初夏には高山植物が一斉に咲き、
ピンク・黄色・紫と色彩豊かな花畑が広がります。
また、谷を囲む山々の穏やかな稜線と、静かな森の雰囲気が魅力で、
歩きながら「ピレネーの優しい一面」に触れられる場所です。
体力に不安のある方でも歩きやすく、必ず外せない“癒しのハイキングエリア”です。

ハイキング中の風景

固有種ピレネーリリー

ピレネーを歩くからこそ出会える絶景②ガヴァルニー圏谷(フランス)

ユネスコ世界遺産にも登録された、ピレネー屈指の大圏谷。
高さ400mを超える大瀑布が流れ落ち、
巨大な岩壁が半円状に取り囲む姿はまさに“天然の大劇場”。
氷河が削り取った壮大な地形と、足下に広がる牧草地の対比が美しく、
「これぞピレネー」と感じさせる迫力があります。
歩きながら少しずつ姿が変わっていく圏谷は、
写真だけでは伝わらないスケールを体感できるハイライトスポットです。

大滝の真下までハイキング!

ピレネーを歩くからこそ出会える絶景③オルデサ国立公園(スペイン側ピレネー)

深く刻まれた石灰岩の渓谷と、豊かな森林が広がる国立公園。
四方を岩壁に囲まれた壮大な谷には、針葉樹の森、滝、清流、高山植物が次々と現れ、
“歩くたびに景色が変わる” ピレネーの魅力を象徴する場所です。
また、展望台から谷全体を見渡すこともでき、雄大さと静けさが共存する独特の雰囲気が旅人を魅了します。
ガヴァルニー圏谷と並び、ピレネーの最重要スポットといえる場所です。

ハイキング中の風景

ハイキング中の風景

画像: ハイキング中は様々な高山植物に出会うことができます!

ハイキング中は様々な高山植物に出会うことができます!

ピレネーを「あるく」からこその魅力

歩くほどに変化する景色を全身で感じられる

ピレネーは、一歩進むごとに景色が大きく変わる山域。
森、草原、渓谷、岩壁など、多彩な自然が連続して現れ、
“歩くからこそ” その変化を自分の目で追い、風・音・空気を感じながら楽しむことができます。
同じルートでも時間帯や光の角度で表情が変わるため、飽きることがないのが魅力です。

多彩な高山植物を“足元で感じる”楽しさ

ピレネーは、谷や草原、標高の異なるエリアそれぞれに固有の高山植物が咲く、植物好きにも人気の山域です。歩きながら、黄色・紫・白など色とりどりの花々が自然に視界へ入り、足元の景色がとても豊かに感じられます。エーデルワイスに似た花や、ピレネー特有の固有種など、ここでしか出会えない植物が多いのも魅力。立ち止まって眺めたり、写真を撮りながら進む楽しさが“歩く旅ならでは”です。

画像: ハイキング中に見られる花の一例

ハイキング中に見られる花の一例

高山植物が最も美しい季節は6月後半~8月上旬。この期間には、エーデルワイスに似た花や、ピレネー特有の固有種など、ここでしか出会えない植物が次々と咲き揃います。

「世界をあるく」では、この花咲くベストシーズンに限定した出発日をご用意。立ち止まって眺めたり、写真を撮りながら進む楽しさが、“歩く旅ならでは”の魅力として存分に味わえます。

初心者でも挑戦しやすい“歩きやすさ”

ピレネーには整備された歩きやすいハイキング道が多く、
海外トレッキングが初めての方でも安心して楽しめるのが魅力です。
一方で、しっかり歩きたい方向けのルートもきちんと用意されており、
体力や経験に合わせて“自分にちょうどいい歩き方”を選べます。

「世界をあるく」では皆様のレベルに合わせてお選びいただけるよう2つのコースをご用意いたしました!

今回ご案内する2つのコースについて(コース番号:E8790/E8791)

どちらのコースも、前述した
ピレネーで出会える代表的な絶景
〈ソルテニー谷/ガヴァルニー圏谷/オルデサ国立公園〉へご案内します。

歩くレベルや日数が異なっていても、この山域を語るうえで欠かせない景観は共通して訪れることができ、“ここだけは外せない”というポイントをしっかり押さえた内容となっています。

そのうえで、
ゆったり歩きたい方・観光も織り交ぜたい方には E8790、
よりしっかり歩き、自然を深く味わいたい方には E8791
が向いています。

それぞれの違いを知ることで、
ご自身の体力や旅のスタイルに合わせて、より快適にピレネーを楽しむことができます。

✦【E8790(登山入門)】ゆったり歩きたい方におすすめ

E8790は、歩く距離や行程が比較的やさしく設定されており、
ガイドが同行しながら海外トレッキングが初めての方でも安心して参加できるコースです。
アップダウンも控えめなルートが中心で、
景色を楽しみながら無理のないペースで歩けるよう配慮されています。

画像1: 担当:中沢

担当:中沢

「まずは気軽にハイキングを楽しみたい」
「歩く旅に挑戦したいが、難しいルートは不安」
そんな方にぴったりの内容です。

E8790でご案内するスポット

コーブ湖ハイキング

高山植物を眺めながら、ゴーブ湖へと向かう気持ちのいいハイキングへご案内します。
フレンチピレネー最高峰・ヴィニュマール(標高3,298m)を望みながら、
エメラルドグリーンに輝く湖面との美しいコントラストをお楽しみください。
※こちらのハイキングは、E8790・E8791の両コースで訪れます。E8790ではコーブ湖を目指すハイキングとして、E8791ではヴィニュマール山麓を歩く行程の途中で立ち寄ります。

ハイキング中の風景

モンセラット奇岩群展望ハイキングと修道院観光

ケーブルカーで奇岩がそびえる上部駅まで一気に上がり、
そこからモンセラット特有のダイナミックな岩峰群を眺めながらハイキングを楽しみます。
道中では、山の中にたたずむ修道院にも立ち寄り、
自然と歴史が交差するモンセラットならではの景観をご覧いただけます。

画像5: ハイキング中の風景

ハイキング中の風景

画像: モンセラット修道院

モンセラット修道院

✦【E8791(登山中級A)】自然を深く味わいたい方におすすめ

E8791は、ピレネーの自然をよりじっくり味わえるよう、
歩く時間やルートにやや歩きごたえを持たせたコースです。
山岳ガイドの案内のもと、谷の奥や景観の変化が大きいルートを丁寧に歩き、
花・地形・迫力ある岩壁など、この山域ならではの魅力を深く感じられます。

画像2: 担当:中沢

担当:中沢

「歩く時間をしっかり取り、自然の中に身を置いて過ごしたい」
「花や地形、景色の変化をじっくり味わいながら歩きたい」
そんな方に特におすすめのコースです。

E8791でご案内するスポット

マウリ湖ハイキング

美しい谷あいを歩きながら、透明度の高いマウリ湖へ向かうハイキングです。
歩くごとに景色が開け、静かな森や草原、渓流など多彩な自然が楽しめます。
湖畔では、山々を映し込む澄んだ水面や、足元に広がる植物の彩りを感じながら、
ピレネーらしい落ち着いた山岳景観をご覧いただけます。

ハイキング中の風景

ヴィニュマール山麓ハイキング

フレンチピレネーの最高峰・ヴィニュマール(標高3,298m)を望みながら歩く、
景観の変化が楽しいハイキングコースです。
迫力ある岩壁と、緑豊かな草原や渓流が対照的で、
歩き進むほどにピレネーの壮大さを実感できるルートです。
E8791では、コーブ湖を通過し、さらに奥にあるウレット小屋まで進む行程。
山岳エリアにより深く踏み込み、“歩く旅としての達成感”を感じられるルートです。

ハイキング中の風景

歩くだけじゃない、この旅ならではの楽しみ

ピレネーらしい宿泊地で過ごす時間

●聖地ルルドに2連泊

キリスト教の巡礼地として世界的に知られるルルドに2連泊。
山歩きの合間には、歴史ある教会や街並みを散策したり、
静かな川沿いで過ごしたりと、歩く以外の時間も充実しています。
夜になるとキャンドルが灯り、巡礼者が祈りを捧げる幻想的な雰囲気に包まれ、
旅のリズムを整えながら、ゆったりと滞在を楽しむことができます。
また、ご希望の方には「ろうそく行列(キャンドル・セレモニー)」へご案内し、
ルルドならではの特別な時間を体験いただけます。(ろうそく代は各自でお支払いください)

画像: キャンドルセレモニーの様子

キャンドルセレモニーの様子

画像: ロザリオの聖母マリア大聖堂

ロザリオの聖母マリア大聖堂

●ピレネーの大自然に抱かれた村・トルラに宿泊

オルデサ国立公園の玄関口 トルラに宿泊します。
石造りの建物が並ぶ、小さく静かな山村で過ごす時間は、
“観光地に泊まる旅” とは違う特別な味わいがあります。
この村はホテル数・客室数ともに限られていますが、
国立公園やハイキングコースへのアクセスがよく、
観光や散策の拠点として理想的な場所です。
朝、村の上に太陽が昇り、岩壁が赤く染まっていく景色を眺めたり、
夕暮れの澄んだ空気の中で、ワインと郷土料理を楽しんだり——
自然に寄り添った暮らしが息づく場所だからこそ味わえる滞在です。

地域の食文化を味わう楽しみ

歩いたあとの食事は、この旅のもう一つの楽しみです。
旅の途中では、その土地ならではの食材や、素朴で温かみのある料理に出会えることがあります。
見た目の派手さよりも、素材の味を生かしたシンプルな料理が多く、
山の暮らしや文化を感じながらいただく一皿は、歩いた時間とともに心に残ります。
食事を楽しみながら一日の景色や思い出を振り返るひとときも、
この旅をより豊かにしてくれる大切な時間です。

画像: ツアー中の食事(イメージ)

ツアー中の食事(イメージ)

おわりに

ピレネーは、歩くたびに景色が変わり、
自然の豊かさや人々の暮らしに触れられる魅力あふれる場所です。
谷や渓谷、湖、高山植物……
写真では伝わりきらない“歩いた人だけが出会える景色”が待っています。
今回ご紹介した E8790 と E8791 のどちらを選んでも、
ピレネーを代表する絶景や、この地域ならではの文化・滞在をしっかり楽しめます。
あとは、ご自身の歩くペースや旅のスタイルに合わせて選ぶだけ。
無理のない方を選んで、ぜひピレネーでの歩く旅を楽しんでください。
きっと、忘れられない時間になります。

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