登山・ハイキングに必要な上下別の雨具・レインウェア・カッパについて、登山歴8年以上のスタッフが解説します。選び方、値段の目安、必要性、機能、お手入れ方法など、初心者の方へ一から雨具の基本、選び方のポイントをお伝えいたします!

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<目次>

1.はじめに

山の必需品・雨具、レインウェア

上下別の雨具、レインウェアは登山靴・ザックとともに、山における三種の神器の一つと呼ばれ、登山・ハイキングをする際に、絶対に必要な装備の一つです。

呼び方は?

「雨具」、「レインウェア」、「カッパ」等、人によって様々ですが、山においては基本的に同じもの(山用の機能を備えた雨具)を指します。※以下、雨具(レインウェア)で統一

私も雨具(レインウェア)の重要性を知りませんでした

画像: 「雨でもなんとかなる」は非常に危険な考え方です

「雨でもなんとかなる」は非常に危険な考え方です

「晴れていれば不要では?」
「傘じゃだめ?」
「コンビニに売ってるポンチョでもいいの?」

私も登山を始める前はそんな風に考えていました。

しかし今では、
登山用の雨具=命を守る絶対に必要な装備
と自信を持って言えます。

初心者の方へ雨具(レインウェア)を解説します

そんな重要な登山用雨具(レインウェア)について、初心者の皆様に向けて一から解説いたします。

この記事を読むと、なぜ山で雨具(レインウェア)が必要なのかを理解することができ、どんなものを買えば良いかが分かります。

2.雨具(レインウェア)の必要性・機能

画像: 初心者の方へ雨具(レインウェア)を解説します

山用の雨具(レインウェア)は絶対に必要?

画像: 山の天気は変わりやすいです

山の天気は変わりやすいです

答えは、山に入るのであれば「絶対にイエス」です。

晴れている日は荷物になるから必要ないのでは? と考えられるか方も多いと思います。

しかし、山の天気は変わりやすいため、絶対に雨が降らないと断言できる日はないです。登山・ハイキング中は少なくとも数時間は山の中に入ります。歩き始めの麓は快晴でも、数時間後の山中では大雨になることは良くあります。

濡れは山においての大敵

画像: 雨・風の強い山では、不十分な装備だとすぐに濡れてしまいます

雨・風の強い山では、不十分な装備だとすぐに濡れてしまいます

日常生活では多少の濡れは危険ではありません。すぐに雨宿りができたり、暖を取れたりします。

しかし、山には安全な逃げ場は少なく、気温も低く風も強くなりやすいため、少しの濡れが体温を奪い続けます。

もし、途中で雨に降られた際に雨具(レインウェア)がなかったら、環境によっては生死に関わることになりかねません。

実際に、標高の低い低山や夏山でさえ、濡れを起因とした低体温症による死亡事故は発生しているのです。

必ず雨具(レインウェア)を携帯しよう!

画像: 必ず山用の雨具を用意しましょう

必ず山用の雨具を用意しましょう

登山・ハイキングの際はお守り代わりとしても、雨でも晴れでも、必ず雨具(レインウェア)を携帯しましょう。雨の日以外にも防寒着・風除けとしても利用できますよ!

雨具(レインウェア)に必要な3点の機能

①防水性

画像: 水が浸入してこないよう防ぐ機能

水が浸入してこないよう防ぐ機能

外からの雨などの水をしっかりと防ぐ機能です。防水性が弱いと雨具(レインウェア)から雨が染み込み、身体が濡れてしまいます。

初心者の方でも、雨具(レインウェア)において防水性が重要なことはイメージいただけると思います。

②透湿性(とうしつせい)

画像: 蒸れを防ぐ機能

蒸れを防ぐ機能

内側の蒸れ、水蒸気を外に逃がす機能です。聞き慣れない言葉かもしれませんが、その名の通り、湿気を透す性質と覚えると分かりやすいでしょう。

登山・ハイキングは(特に登りは)身体が熱を発し汗をかきやすくなりますが、それは雨の時も同様です。もし、雨天時に透湿性がない雨具を着て歩くと、内側はビニールハウスの中の状態のように身体が発した熱気が外側に逃げず、蒸れて身体が汗だくになりびしょ濡れになります。すると、山頂などの寒いところでじっとしている際に、体が一気に冷えてしまい非常に危険です

山用の雨具(レインウェア)と日常使いの雨具はどちらも防水性がありますが、決定的に違うのはこの透湿性の有無になります。

③上下セパレート(別)

画像: 上下一体ではなく別れているタイプ

上下一体ではなく別れているタイプ

山ではジャケットとズボンに分かれた、上下セパレート(別)タイプが必須です。山では、悪天候時には横なぐりの雨や、時には下から雨が吹き上がってくることさえあります。

上下セパレートタイプは、上からも下からも濡れを防ぐことができるため、雨具(レインウェア)の必須条件です。

「ポンチョじゃダメなの?」

画像: コンビニや100円ショップでも買えますが、山では不適です

コンビニや100円ショップでも買えますが、山では不適です

ポンチョで覆えるのは上半身から膝くらいまでです。下半身を雨から守ることができません。また、基本的に透湿性がないものが多く、内側が蒸れてしまいますので山では不適です。

「傘じゃダメなの?」

画像: すぐにさすことができ便利ですが、山での使用は危険です

すぐにさすことができ便利ですが、山での使用は危険です

狭い登山道ではすれ違う人や前後で歩いている人に傘がぶつかったり、風にあおられてバランスを崩したりします。また、少なくとも片手がふさがった状態になるので、万が一の転倒時にも非常に危険です。山で傘をさすのはやめましょう。

ただし、家から登山口の間など、山以外の移動の際は、折り畳み傘があると重宝します。山用の雨具(レインウェア)と別に、街用の雨具として折り畳み傘をザックに入れておくことはおすすめです。

3.おすすめ素材・ゴアテックスについて

画像: ゴアテックスのロゴ

ゴアテックスのロゴ

ゴアテックスの特徴

雨具(レインウェア)の素材としては、有名なものに「ゴアテックス」(GORE-TEX)があります。

ゴアテックスは、雨具の内側に貼ってある薄いシートの名前で、小さな穴が無数にあいています。

なお、雨(水滴)と身体から発せられる熱気(水蒸気)を比べると、水滴の直径に対して水蒸気の直径は1700分の1くらいです。

また、ゴアテックスにあいている穴の大きさは水滴より小さく、水蒸気より大きくなっており、外側からの雨は防き、内側からの身体の熱気は逃がしてくれます。

つまり、ゴアテックスはその穴の絶妙な大きさのおかげで、防水性 と透湿性を高いレベルで両立した、山用の雨具(レインウェア)にぴったりの素材なのです。

風から守る防風性もありますので、晴れていてもウインドブレーカーとしてご利用いただけます。

初心者の方にはゴアテックスがおすすめ

ゴアテックスは様々なメーカーの雨具(レインウェア)に採用されています。また、実際に多くの登山者・ハイカーがゴアテックス製の雨具(レインウェア)を使用しています。

何を買ってよいか分からない場合はこのゴアテックス素材で上下セパレートのものを条件に購入いただければ間違いないでしょう。私も初めてゴアテックスの雨具(レインウェア)を着て歩いた時は、その快適さに感動したことを良く覚えています。

4.値段の目安について

ゴアテックスはやや高価

とはいえ、ゴアテックス素材の雨具(レインウェア)は高価なものになります(最低でも上下で2万円前後、高価なもので4~5万円)

メーカー独自開発の素材は安価なものも

あとは、メーカー独自にゴアテックスと同じような防水透湿機能のある素材(※注)を開発し、自社の雨具(レインウェア)に使用しているところもあります。こういうものですと、少しお値段も安め(1~2万円台)で買うことができます。

※注…ベルグテック(ミズノ)・ディアプレックス(フェニックス)など

5.雨具(レインウェア)の選び方のポイント

画像: 上下別の雨具

上下別の雨具

・機能、値段で選ぶ

前述の通り、防水性、透湿性、上下セパレートのものを条件に雨具(レインウェア)を探してみましょう。

将来的に日本アルプスや富士山の登頂を目指される方にはゴアテックス製の雨具(レインウェア)を強くオススメいたします。値段の高いものであれば、耐久性も高く、長く使用することができますし、普段使いとして山以外でもご利用いただけるかもしれません。

また、まずは標高の低い低山でのハイキング程度で試しに歩いてみたいという方は、1万円台くらいの雨具(レインウェア)から始めてみても良いかと思います。

・色、デザインで選ぶ

画像: ネパール・エベレストをバックに 振り返ると山の思い出は黄色い雨具と常に一緒でした

ネパール・エベレストをバックに 振り返ると山の思い出は黄色い雨具と常に一緒でした

登山用品店に行ってみると、様々なメーカーから、色・デザインも豊富な商品が取り揃えてあります。機能をしっかりと確認した後は、色・デザインでお気に入りを見つけるのも良いと思います。

個人的に雨具(レインウェア)はその人の登山・ハイキング人生を象徴するものになると思います。山頂で写真を撮る際は、雨が降っている際はもちろん、晴れていても風除けとして雨具(レインウェア)を着ていることが多いです。

靴やザック等はそこまで多くのデザインがあるわけではないですので、お好みの色・デザインのものを買われてみてはいかがでしょうか?

6.雨具(レインウェア)の手入れ方法について

画像: 雨具によっては洗濯機で洗濯可能で、非常に便利です

雨具によっては洗濯機で洗濯可能で、非常に便利です

雨具は洗濯が必要

雨具(レインウェア)は基本的には洗濯をして汚れを落とすことが必要です。汚れを放置したままですと、防水性や水をはじく撥水(はっすい)性が損なわれることがあります。雨具(レインウェア)によっては洗濯機で洗えるものもありますので、ご購入時にしっかりと確認をしましょう。洗濯後は、軽く脱水し日陰などでしっかりと乾かしてください。

撥水対策もおすすめ

乾燥後は撥水の手入れもおすすめです。雨具(レインウェア)は使用すればするほど撥水性が落ちてきます。使用後は撥水スプレー等をかけることを習慣化することで、長く使用することができますよ。

こちらのページもご覧ください

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