実際には何をどのように着ているのでしょうか?
今回は登山のファッションの基本「レイヤリング」について考えていきましょう
今回、紹介していただくのは塙 周一ガイドです
塙 周一ガイド
以前は、大手登山量販店に勤務
山旅スクールを中心に現在は登山ガイドとして活躍
丁寧かつ分かりやすいガイディングと評判
そもそもレイヤリングって何?
レイヤリングとは重ね着を指します。
登山中には山の麓と山頂では大きく寒暖差が生じます。
そういった環境に適応するため重ね着をすることによって
急激な体温低下や極度の疲労を防ぎます。
登山におけるレイヤリングは非常に重要な役割をしています。
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![画像: レイヤリング(イメージ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783238/rc/2020/04/25/41580b5b5b2eb443abe338b8cfc507dc40451f68_xlarge.jpg)
レイヤリング(イメージ)
実際にレイヤリングを考えてみよう!
今回は塙ガイドが実際に着用しているレイヤリングを中心に
ご紹介していきます。
メッシュアンダーウェア
![画像: 左から ノースフェイス ミレー ファイントラック。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783238/rc/2020/04/25/1c7455126011b4398c64703631a99ef0000430ec.jpg)
左から
ノースフェイス
ミレー
ファイントラック。
メッシュアンダーウェアとはその名の通り
肌に直接、着用するアンダーウェアです
しかし通常の肌着と大きく異なるのが撥水性です。
メッシュアンダーウェアには撥水加工が施されており、
汗ぬれによる冷えを防ぐ機能が施されています。
人間は寒さを感じると体温を上げるためエネルギーを消費する生物です。
余計な消費エネルギーを減らすためにも着用しています。
ベースレイヤー
![画像1: パタゴニア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783238/rc/2020/04/25/dd7fbdc3062c1b5e41a959b8ebb8da5616138590.jpg)
パタゴニア
ベースレイヤーはいわばTシャツですね。
但しこれらも化学繊維の速乾性の高いものを着用しています。
これによりメッシュアンダーウェアから撥水された汗を
速乾性のベースレイヤーが乾かしてくれる仕組みとなっています
更にベースレイヤーにも保温性が低い夏用のものから
メリノウールという生地を使用している保温性の高いものまで
豊富な種類のものがあります。
ミッドレイヤー
![画像: 左-ノースフェイス 右-マウンテンハードウェア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783238/rc/2020/04/25/89d802b5d9640fbe7069765d9d40100d72dea64f.jpg)
左-ノースフェイス
右-マウンテンハードウェア
行動しながら着用が可能なフリースです
夏場はさすがに暑すぎると感じることも多いですが
春・秋~冬には重宝します。
利点としては通気性を備えながら保温性が高いという点です。
更に現在は汗の抜けが良いタイプも数多くあります
保温着
![画像2: パタゴニア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783238/rc/2020/04/25/1d428cf3c46fb83c3af4d06a8d796a713e686410_xlarge.jpg)
パタゴニア
ダウンジャケットを僕は主に愛用しています
山小屋の中、休憩中、行動中停滞を余儀なくされたとき等
数多くの場面で登場します
今のダウンジャケットはとても進化していて
以前は濡れるとダウンジャケットは
中の羽毛の保温性が0になっていました
今は、羽毛の代わりにマイクロパフという
化学繊維が使われているものを使っています
これは保温性は落ちますが、多少の雨や水分ならば保温性が落ちない優れものです
ウインドブレーカー
![画像: 左-ブラックダイヤモンド 右-ピークパフォーマンス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783238/rc/2020/04/25/b624a7d429c81747a0a65d0c530822cdc763979f_xlarge.jpg)
左-ブラックダイヤモンド
右-ピークパフォーマンス
ミッドレイヤーを着て歩くには暑い
でもベースレイヤーだけで歩くのは寒い時に重宝します
今私が着ているのはどちらも蒸れにくいので防水性もあるので
多少の雨などでは使用している方もいらっしゃいます
ストレッチ性がありコンパクトなので収納も簡単です
レインウェア
![画像: 左-ブラックダイヤモンド 右-マムート](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783238/rc/2020/04/25/31abbc81b8cad933882d4b39e06b0173c3ac2b7e_xlarge.jpg)
左-ブラックダイヤモンド
右-マムート
これは必須ですね。
またレインウェアに関してはまた紹介しますので
そちらの記事をご覧ください
秋冬などは保温着で足りない場合、
着用することもありました
パンツ
![画像: 左から ピークパフォーマンス モンチュラ ノースフェイス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783238/rc/2020/04/25/c4f151311710d7f6e8ffc9eb38dbf17bc8908749_xlarge.jpg)
左から
ピークパフォーマンス
モンチュラ
ノースフェイス
今は登山中ショートパンツで歩く方もいらっしゃいます
動きやすい反面、転倒時に危険な場合や保温性が低いのが難点です
私は今、ストレッチ性の高い膝の上げ下げのしやすいパンツをはいています
細身ながらストレッチ性が高いので窮屈さも感じずスマートに見える点が気に入ってます
足元にジッパーがついているタイプは靴に合わせて調節することもできます
自分の最適なレイヤリングを見つけよう
以上が私の基本ウェアです。
他にもありますが、やはり気に入った物を着ることが多いです。
色々試した結果この様な感じに最近は落ち着いています。
やはり高い物なのでなるべく失敗は避けたいですよね。
経験者に聞いたり、周りの方と情報交換したりすれば
失敗は少ないかなと思います。
でも最終的には自分で色々経験しないと分からない事が沢山あります。
ぜひ自分の最適なレイヤリングを見つけてください。
最後に
山旅スクールは1年間のカリキュラムで
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