今回は、登山教室「山旅スクール」で皆様にレクチャーしている
雨具購入のポイントをわかりやすく解説します
今回、紹介していただくのは登山教室「山旅スクール」ガイド 君塚 浩一ガイドです
君塚 浩一ガイド
某大手登山用品店で経験を積み今は、整体師・某メーカーのショップ店員・山旅スクール専属ガイドという多彩に活動中
雨具がないとどうなるの？？
登山において「雨具」は必須の道具と言われています。
それでは、雨具がないとどうなるのでしょうか？
まず登山中、雨にぬれると非常に不快です。
しかし、不快なだけでなく体温の低下や体力の消耗といった
命の危険まで迫る可能性があります
「晴れている日にしか山へ行かないから雨具はいらない」
という方もいらっしゃいますが山の天気は変わりやすいものです。
低山歩きの際でも必ず持っていきましょう。
登山用の雨具はこんなにハイテク
レインウェア(イメージ)
雨具＝レインウェアを購入するときによく耳にするのは
「ゴアテックス」という言葉でしょう。
ゴアテックスとはゴア社で作られた「GORE-TEX®」という
防水透湿性素材の名前を示します。
GORE-TEX®は1平方センチメートル(1㎝×1㎝)に
約14億個もの微細な孔(0.02ミクロン＝0.0002㎜)を持っており
外部からの水分をシャットアウトして生地の裏側に通貨させずに
ウェア内の蒸れ(水蒸気)を放出するという相反するハイテクな機能を備えています。
現在、多くの登山用品メーカーにおいて防水性及び透湿性に優れた
各社独自の素材を備えたレインウェアが販売されています。
買うときにこれは気を付けよう！
アウトドアメーカーのレインウェアのほとんどは
基本的性能を満たしていると思います
まずは着心地を重視して頂いて重量や耐久性、予算の
バランスを考えてお気に入りのレインウェアを見つけましょう。
試着の際の3つのポイント
① フードまでしっかり被る
雨の中を歩くときはこの状態で歩きます。
すっぽり頭がおおわれているか、
前が見えにくくないかをチェックしましょう。
② 寒い時期のシーズンも着ることを考えたサイズを選ぶ
登山においては重ね着した状態で主に歩きます。
重ね着をして歩きやすいことも大切です
③ パンツの丈は、長すぎず、短すぎず
長いと引きずってしまうことや
短いと裾から雨水が入ってきてしまうので気を付けてください
雨具は上下セパレートなタイプのものを買いましょう
ポンチョのようなタイプやビニール製のものだと
着脱がしづらかったり防水透湿性に欠ける場合があります
また傘は山歩きにおいて後ろの人にぶつかったり、
自身が転んだ時に危険だったりします。
現在、レインウェアはデザイン性の優れたものや
各社非常に機能性の優れたものを販売しています
是非、お気に入りの一着を見つけてください。
ポンチョタイプの雨具(イメージ)
傘(イメージ)
雨の日の山歩きはまた新しい世界につながる
雨の日の登山というと、「景色が見えない」「滑りやすくて怖い」
といったイメージがつきものですが雨の日でしか見れない光景もあります
特に雨に濡れてイキイキとした植物や
登山道を流れる水の流れは雨の日でしか見ることのできない景色です
雨具を持っていればまた別の山の表情がきっと見れますよ
最後に
山旅スクールは1年間のカリキュラムで
あなたを自立した登山者に育成することを目的とした
開校20年以上の登山教室です
個性豊かなガイド陣と共にディープな山歩きにはまってみませんか
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