山に登る者として一度は経験してみたいテント泊。
ですが、始める前の一歩目には勇気がいりますよね?
リクエストが最も多かった「テント泊」について解説していきます
山旅スクールガイド陣がレクチャーしていきます

白田 剛ガイド

//山旅スクールの親父的ガイド。18歳の頃から山登りを始め、大学ではクラブに入り、その後クラブ監督をおよそ10年務める。その間、ヒマラヤ5,000m級のトレッキングを2回実施、国内では、厳冬期の飯豊連峰登山など冬から夏までの山をこなす。
今回はテント泊の魅力を語ります


塙 周一ガイド
以前は、大手登山量販店に勤務
山旅スクールを中心に現在は登山ガイドとして活躍
丁寧かつ分かりやすいガイディングと評判
今回はテントの購入方法について解説します

テント泊は素晴らしい!

画像: テント泊は素晴らしい!

テント泊の魅力とは
衣食住の道具をすべて背負ってさまざまな山を歩く。
これこそ、究極の山歩きではないだろうか。
山でテントを張って、コンロで食事を作って、シェラフに入って寝る。
ただこれだけだが、かなりの要素が入っていて楽しい。
やりがいのある山歩きとなる。
少し前ならば、重いテントと石油コンロと米を背負っていったのだが、
今は軽くて機能的で便利なテントだらけだ。
ガスコンロは便利だし、山食のレシピがどこにでもある。
「楽しい。」その一言だ。ぜひ皆様にも試してみてもらいたい。

テント泊の第一歩「テントを購入しよう」

テント泊は楽しいです。
山小屋に比べて色々な風景や空気をダイレクトに
感じる事ができるし、仲間と食材をシェアすれば美味しい物も作れます。
しかし軽くなったとは言え、テント装備一式は
山小屋泊に比べればまだまだ重いというのが現実です。
最近はウルトラライトハイキングの影響で驚くほど
軽い装備で歩いている方もいます。
最初からそのスタンスで道具を選ぶのもありかもしれませんが、
デメリットもあるので、とりあえずテント泊初心者が
後悔しにくいスタンダードなテントを紹介したいと思います。

ダブルウォールの自立型ドームテント

画像: ダブルウォールの自立型ドームテント

これが日本のテントの中で1番多いタイプです
設営も簡単ですし、何といっても軽いし収納もコンパクト
最近は日本のテントメーカーであれば2〜3人用でも
2キロを超えるものはほとんど無いと思います。
本体の上にフライシートをかける構造なので
・雨にも比較的強い、
・テントの出入り口のところに前室が確保できる、
・保温性も比較的ある、
・結露が起こりにくい
といった基本的な所を押さえてあって失敗は少ないかと思います。

シングルウォールテント

以前は結構ラインアップもありましたが最近は下火です。
ゴアテックスなどを使用しフライシートなしで使えるので軽量でしたが、
最近は製品自体がなくなってきてしまいました。
フライシート付きのダブルウォールテントの軽量な製品が
開発されて重量が変わらなくなっているのが理由でしょうか?
環境保護の関係でゴアテックスの生地をメーカーに
供給しなくなったという話もあります。
でも私はもう販売していない石井スポーツのゴアライトを大事に使っています。

ツエルト・シェルター・タープ

ツエルト、シェルター、タープなどを選べば劇的に重量は軽くなりますが、
それ自体が自立しないので設営場所を選ぶのが難しく、
雨風にも弱いので初めて買うテントとしてはお勧めしません。
テント泊に慣れてきたら、別の選択肢として試してみるのも面白いですね。

出入口は縦?横?どちらがいいの?

【横の場合】
横(テントの長辺)だと出入りも楽だし前室が広くなるので良いですが
2人で使うと奥の人が外に出るのに手前の人を跨ぐ必要があります。
風にも出入り口が縦型(テントの短辺)よりも弱くなります。

【縦の場合】
縦だと前室は狭くなり、
出入り口は狭くなり面倒ですが横型よりも出入りの問題は無くなります。

結局何人でそのテントを使うのか?
それに尽きると思います。
後は設営する際のスリーブ式か吊り下げ式かどちらが良いのか?
これに関しては語り出すとキリがないので個人的に相談して下さい(笑)

どのメーカーがオススメ?

メーカーとしてはアライテント、モンベル、エスパーズ、プロモンテ
などが主流でしょうか?
海外の製品は個性的でかっこいいデザインのものも多いですね
少し前までは重くて収納サイズも大きく、なかなか日本人の体力では
厳しい面もありましたが、最近ではアメリカのメーカー「NEMO」が
軽い製品を多く生産し使う方も増えてきていると思います。

購入する際はぜひ店舗へ

画像: 購入する際はぜひ店舗へ

テントは高いのでなるべく失敗したくないですね。
大きな登山用品店に行けばたくさんテントが展示してあります。
自分が気になっている製品があればお願いすれば設営してくれるかもしれません。
実際に中に入ってみたり、設営するのを見たりして買えば
失敗は少ないのではないでしょうか?
しっかりとメンテナンスすれば長く使えるものなので
ぜひテント泊にトライしてみて下さい

今回はここまで!

次回は、テント購入において気を付けるべきポイント
テント泊において揃えると便利なものについて
君塚 浩一ガイド、小川元章ガイドに解説していただきます
続編も併せてお楽しみください

最後に

山旅スクールは1年間のカリキュラムで
あなたを自立した登山者に育成することを目的とした
開校20年以上の登山教室です
個性豊かなガイド陣と共にディープな山歩きにはまってみませんか
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