台北「龍山寺」（総合運ＵＰ）
龍山寺／水野撮影（2020年2月）
正式名称は『艋舺龍山寺（マンカーロンシャンスー）』、龍山寺の本尊は仏教の観音菩薩ですが、奥の後殿には航海の守護女神である「媽祖（まそ）」、学問の神「文昌帝君（ぶんしょうていくん）」、商業の神「関羽（かんう）」、縁結びの神「月下老人」、健康の神「華陀仙師」、子宝や安産の神「註生娘娘」など、道教・儒教の神や歴史上の人物も合わせて祀られています。
ここで祀られている神様は大小合わせてなんと100以上！どんな願いも叶う台湾有数のパワースポットとも呼ばれ、連日多くの地元民や観光客が訪れています。台湾も日本と同じく様々な宗教が混在していて、一つのお寺で仏教、道教、儒教の神仏を拝むことができます。
台湾ではこうして多様な神様を一緒に祀っているお寺が良くみられますが、寛大でおおらかな土地柄を表しているようでとても興味深いですよね。
参拝方法
①正面に向かって右側の「入口」から入ります。入口の門の敷居を踏まないように気を付け、左足から入ります。
②ろうそくを前殿（三宝仏）の左右の燭台にそれぞれお供えします。
③龍山寺には7つの香炉があります。順番に参拝しながら線香を1本づつ立てて行きます。
④神様の前で3回お辞儀をします。願い事は【氏名、住所、生年月日】など自己紹介をしてから伝える事が大切です。
自分がどんな人なのかを伝えないと、神様も願いをきちんと叶えられないとのこと！神様は日本語もわかるので、自己紹介、願い事は日本語で大丈夫です！
台湾のおみくじ
龍山寺では、台湾式おみくじを体験することができますので、ご紹介します！
台湾では、赤い三日月型の木片（筊杯）を２つ使って占います。
①筊杯（ジャオベイ）を２つ胸の前に持ちましょう
②【氏名、住所、生年月日、願い事】を心の中で神様に伝えます
③筊杯を手中から地面に落とします
④落ちた筊杯の表と裏の組み合わせで、神様の心意を読みます
・聖杯（裏と表） ⇒ 願い事が神様に聞き入れられました
・笑杯（両面とも表）⇒ もう一度お願いして下さい（再度①から）
・怒杯（両面とも裏）⇒ もう一度お願いして下さい（再度①から）
※聖杯が出るまで筊杯を落とし続けます
⑤聖杯（裏と表）が出たらおみくじ（長い竹棒）を引き、番号を覚えます
⑥その番号が正しい答えか確認のため、もう一度筊杯を落として確認します
⑦「④」同様、裏表が出たら横に設置されている木箱から同じ番号のおみくじをとります
＊聖杯が出たらそれが最終的な答えという意味となりますので、両方表、両方裏が出た場合は再度おみくじ（長い竹棒）を引き、⑥を行います。
＊聖杯が出たらそれが最終的な答えという意味となります
聖杯（裏と表）の写真／水野撮影（2020年2月）
私の引いたおみくじがこちら↓
龍山寺のおみくじ／水野撮影（2020年2月）
赤で囲った２文字が結果（日本でいう大吉など）です。
「良い」順は、大吉＞上上＞上下＞中中＞下下＞空白です。
私は「中中（まあまあ）」の運勢でした・・・。ガイドさん曰く大吉はかなりレアなのだそう！
引いたおみくじは日本同様、記念に持ち帰ることができます。
肝心のお告げは、漢字で書かれているのでなんとなく意味がわかると思いますが、クラブツーリズムのツアーには日本語ガイドが同行いたしますので、簡単な解説はガイドにお尋ねください♪
台湾のお守り
お守りを買うこともできます。龍山寺は全体運アップのお寺だけあって、平安無事、健康、仕事、縁結び、学業、商売繁盛、幸せ、安産・子宝、交通安全なんでも揃っています。
日本語でどのお守りが何に効果があるのか書いてあるので安心して選べます。
台湾の通貨で25～120元ほど（日本円で約100～500円）
わたしが購入したお守りがこちら↓
龍山寺のお守り/水野撮影（2020年2月）
こちらは25元（日本円で約100円）でした。
見た目もかわいくてお土産にも喜ばれます♪
文鳥が占ってくれる！？人気の占い
龍山寺付近の地下街にある一風変わった占い、文鳥占いをご存知でしょうか？
私も実際に体験しました。まずは占い師に、占ってもらいたい内容を伝えます。
「仕事について」「健康について」など。日本語でＯＫ！
すると、文鳥が数ある紙の中から１枚の紙を引き、その紙を見ながら占ってくれるという面白い占いです。台湾に来たならぜひ体験していただきたいおすすめスポットです。
文鳥占い/水野撮影（2020年2月）
龍山寺付近の地下街には、摘まんだ米粒の粒数で占う「米粒占い」など変わった占いも！もちろん手相占いや姓名占いなどもあります。日本語ＯＫのお店がほとんどなので、ぜひ立ち寄ってみてください♪
台北「行天宮」（金運・仕事運ＵＰ・商売繁盛）
三国志の英雄、関羽を祀った廟で、商売の神様として有名です。歴史に名高い文武に秀でた武将の関羽に仕事運を託せば、必ずやキャリアの道が開けるといわれています。
行天宮/水野撮影（2020年2月）
ここでは、運が良ければ『収驚（ショウチン）』受けることができます。
『収驚（ショウチン）』とは･･･？
人はびっくりした時に、魂を落としてしまうそうで、その落としてしまった魂をまた身体に戻してくれる儀式のこと。魂のお祓いともいわれています。
順番がまわってきたら、日本語で名前を名乗りましょう。すると線香の煙を身体のあちこちにまぶすようにして『収驚』をしてくれます（線香を持たずに手のひらで清める場合もあります）。
所要時間は２～３分ほど。青い作務衣のようなものを着た修行中のボランティア（効労生）が無料で執り行ってくれます。※ボランティア（効労生）の方がいるかどうかはタイミング次第なので場合によっては受けられないこともあります。
台北「霞海城隍廟」（恋愛運・無事息災・仕事運・金運ＵＰ）
霞海城隍廟/水野撮影（2020年2月）
霞海城隍廟の｢城隍｣とは、中国の古代神話で、都市の城壁の濠の守護神のこと。霞海城隍廟は台北のレトロタウン「迪化街」のちょうど真ん中にあり、城隍は住民の無事息災と商売繁盛を見守っています。中でも、縁結びの神様である「月下老人」は、恋愛成就にご利益があることで有名です。恋愛成就を願い、参拝に訪れる人が後を絶ちません。
十分「天燈上げ体験」（願掛け）
台湾では「天燈に願い事を書いて、空に飛ばすと願いが叶う」とされており、十分は天燈上げの故郷として有名です。
写真映えスポットとしても人気でカラフルな天燈が空高く舞い上がる光景は忘れられない思い出となります。
天燈上げの方法は簡単♪
①筆を使って天燈に直接願い事を書きます
②お店の方が火をつけてくれるので中の空気が温まるのをじっと待ちます
③3・2・1の掛け声で天燈から手を放します
天燈上げ体験/水野撮影（2020年2月）
天燈が空高く飛んでいきます。
願いが叶いますように・・・★
最後に
いかがでしたでしょうか？台北周辺だけでも、１回のご旅行では回りきることが出来ないくらい、多くの「パワースポット」がございます。
台北以外にも台湾の南部に位置する台南にもおすすめの「パワースポット」がございますので、北から南まで巡るのもおすすめです。
初めての海外旅行にも安心して楽しめる、もちろん何度も訪れているリピータさんにもぴったりな台湾を「パワースポット」をテーマに旅をしてみませんか？
実際に行ってみないと感じることのできない台湾のパワーを台湾でぜひ体感してください♪
まだまだ海外旅行は難しい時期が続きますが、次のご旅行選びにお役立ていただけると幸いです。
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