旅先での楽しみの一つはホテル滞在ですよね。せっかくの海外旅行、ちょっと贅沢にいいホテルに泊まってみたい!という方必見!「世界のホテルセレクション」と題しまして、旅行会社スタッフがおすすめするぜひ泊まっていただきたいホテルをご紹介!
第7回は、情熱の国スペインより5つ星の宮殿ホテル「アルハンブラパレス」についてご紹介いたします。
あわせて【世界遺産】アルハンブラ宮殿についても解説しております!韓流『アルハンブラ宮殿の思い出』のロケ地にもなったそうです!ぜひご覧ください!

スペインってどんな国?

皆様「スペイン」と聞いて何を思い浮かべますか?
フラメンコショーやサグラダ・ファミリア、グエル公園などのガウディの建築群、グルメな方はパエリアや生ハムなどのスペイン料理を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね!
挙げだしたらキリがないほど、スペインには魅力がいっぱい!!

国土は日本の約1.3倍ですが、人口は日本の3分の1と密度の低いお国です。
地中海性気候のため、レモンやオレンジといった柑橘類の果物やオリーブがよく採れます。
さらに、世界遺産の数はなんと世界第3位を誇る歴史と文化が色濃く残る情熱の国です。
国旗はの中央にある紋章は5つの王国(カスティーリャ、レオン、アラゴン、ナバーラ、グラナダ)を表しています。

画像1: 世界の面白いホテルをのぞき見!<第7回>『アルハンブラ宮殿とグラナダ観光におすすめ!一流ホテル「アルハンブラパレス」』【好奇心で旅する海外】

イスラム文化が色濃く残る街「グラナダ」

さて、今回の舞台は「グラナダ」です。グラナダはスペイン南部のアンダルシア地方に位置しており、多くのイスラム文化の残る街として有名です。約800年にもわたりイベリア半島を支配したイスラム勢力の最後の砦となったアルハンブラ宮殿が一番の観光スポット!

画像: スペイン地図(弊社HPより)

スペイン地図(弊社HPより)

イスラム建築の最高傑作とも称される宮殿内部の、繊細な漆喰装飾の美しさには目を奪われます。
筆者のお気に入りスポットである宮殿に併設されているヘネラリーフェ庭園は、
1年中木々が美しく整備されていて、色とりどりの花々が咲き乱れる様子はまさに楽園です!

宮殿からのグラナダ市内の眺め(イメージ)

アルハンブラ宮殿内庭園の花(イメージ)

ぜひ泊まってほしい!一流ホテル「アルハンブラパレス」

グラナダいちの観光地「アルハンブラ宮殿」に徒歩で行けるホテルがあるってご存知でしたか?
ここからは、グラナダを訪れる際は絶対に泊まっていただきたい宮殿ホテルをご紹介いたします!

イスラム風の宮殿ホテル「アルハンブラパレス」
1910年に開館し、開館式には国王アルフォンソ13世も出席したという歴史を持つ格式高い一流ホテルです。ホテルのおすすめポイントを写真と共に紹介していますので、ぜひご覧ください♪

おすすめポイント①立地最強!世界遺産まで徒歩圏内

世界遺産であるアルハンブラ宮殿まで歩いて5分で行ける好立地!
朝は陽を浴びる宮殿を見ながらホテル周りを優雅にお散歩、
夜は闇夜の中にライトアップされる宮殿を観賞、アルハンブラ宮殿の様々な顔を見ることができるのも嬉しいポイントです!

旧市街の目の前にそびえるアルハンブラパレス(イメージ)

画像: 日中のアルハンブラ宮殿(イメージ)

日中のアルハンブラ宮殿(イメージ)

画像: 夜間ライトアップのアルハンブラ宮殿(イメージ)

夜間ライトアップのアルハンブラ宮殿(イメージ)

おすすめポイント②眺めは最高!窓の外は旧市街を一望

お部屋からの眺めが良いのもホテル滞在の嬉しいポイントですよね。
グラナダの旧市街を一望することができます。
アルハンブラ宮殿をお部屋から眺めることはできませんが、眼下に広がる旧市街の街並みを眺めれば気分はもうグラナダ王国の王様ですね♪

画像: ※お部屋の写真は一例です(イメージ)

※お部屋の写真は一例です(イメージ)

画像: 部屋の窓からはグラナダの旧市街が広がります(イメージ)

部屋の窓からはグラナダの旧市街が広がります(イメージ)

おすすめポイント③豪華絢爛!ラグジュアリーな内装

さすが5つ星クラスのホテルということで、内装も大変豪華です。
まさにパレス(=宮殿)の名にふさわしい造りとなっています!

壁にはイスラム風の模様が描かれており、その繊細な装飾にもうっとり...

画像: ホテル内部(イメージ)/「パレス(宮殿)」の名にふさわしい豪華さ!

ホテル内部(イメージ)/「パレス(宮殿)」の名にふさわしい豪華さ!

画像: ロビー(イメージ)/ソファーでくつろげば気分はまるで王様♪

ロビー(イメージ)/ソファーでくつろげば気分はまるで王様♪

画像: イスラム風装飾のバーカウンター(イメージ)

イスラム風装飾のバーカウンター(イメージ)

画像2: 世界の面白いホテルをのぞき見!<第7回>『アルハンブラ宮殿とグラナダ観光におすすめ!一流ホテル「アルハンブラパレス」』【好奇心で旅する海外】

【世界遺産】アルハンブラ宮殿

はじまりの歴史

アルハンブラ宮殿のあるグラナダで王国が建国されたのは1238年、日本の鎌倉時代のこと。
イスラム教徒の本拠地であったグラナダ近くの都市、コルドバとセビリアが陥落し、レコンキスタが完了しつつある激動の時代でした。

アルハンブラ宮殿(イメージ)

グラナダ王国にナスル朝が誕生し、初代王のムハンマド1世は、国家の基盤を整えるため、外交を安定させると商工業の発展に力を注ぎました。経済が潤うと、王はアルハンブラ城内に王宮の建設を目指します。それが、アルハンブラ宮殿の始まりでした。

画像3: 世界の面白いホテルをのぞき見!<第7回>『アルハンブラ宮殿とグラナダ観光におすすめ!一流ホテル「アルハンブラパレス」』【好奇心で旅する海外】

レコンキスタとは?

スペイン語で「再征服」の意味。8世紀初頭から約800年間続いた、キリスト教スペインとイスラム教スペインとの間に展開された対立抗争のことだよ!

初代王が亡くなった後も歴代の王によって建設がすすめられ、7代王ムハンマド5世の時代にようやく完成しました。
この時代、アルハンブラ城内には貴族を中心に2000人以上の人々が暮らし、市場やモスク、住宅街といった生活の基盤が整備され、貴族の宮殿も作られました。
中でもナスル宮殿は、外見は武骨ながら、一歩中に入るとまるで幻想世界に入り込んだような大変美しい宮殿であったと言われています。

画像4: 世界の面白いホテルをのぞき見!<第7回>『アルハンブラ宮殿とグラナダ観光におすすめ!一流ホテル「アルハンブラパレス」』【好奇心で旅する海外】

ナスル宮殿は、あまりの美しさに「王は魔法を使って宮殿を完成させた」と言われたんだ!

残念なことに栄光の時代は長くは続きません。1492年、レコンキスタの勢いに抗えないと悟ったグラナダ王国最後の王ボアプディルは、城を明け渡し、北アフリカに逃げてしまい、18世紀の王位継承戦争やナポレオン戦争を経て、アルハンブラは荒れ果てていきました。
しかし、19世紀のアメリカ人作家ワシントン・アービング著『アルハンブラ物語』によって再び世界の注目を集め、現在では、スペインに行ったら欠かせない観光地のひとつとして訪れる人々を魅了し続けています。

ナスル宮殿

王の居城であり、政治の中心でもあったナスル宮殿は、訪れる者を幻想世界へ誘う、まさにアルハンブラ宮殿の心臓部。メスアール宮コマレス宮ライオン宮の3つの宮殿からなり、イスラム芸術の極致を堪能できる観光地です。

画像: 水鏡に映し出されるコマレスの塔(イメージ)

水鏡に映し出されるコマレスの塔(イメージ)

コマレス宮

宮殿の中心部に位置するコマレス宮にあるのがアラヤネスのパティオ。アラヤネスとは「天人花」のことで左右に四角く刈り込まれた植物を指しています。
水面に塔が映るように設計された美しい風景は王様たちも愛した景色だとか。中庭いっぱいに造られた池はアンダルシアの暑い空気を和らげる涼しさを感じます。当時宮殿に訪れた客人たちは、池に映るコマレス塔に感動しながら、塔の中にある大使の間へ通されました。

画像: ライオンの中庭/12頭のライオンの噴水(イメージ)

ライオンの中庭/12頭のライオンの噴水(イメージ)

画像: 二姉妹の間/天井の鍾乳石飾り(イメージ)

二姉妹の間/天井の鍾乳石飾り(イメージ)

画像: リンダラハのバルコニー(イメージ)

リンダラハのバルコニー(イメージ)

ライオン宮

12頭のライオンの噴水があるライオンの中庭。
ここは王族のプライベートな空間で、より繊細な装飾が特徴。中央にライオンの噴水が配され、かつては花が咲き乱れていた王家専用の空間でした。ライオンの中庭に面して、3つの部屋があります。

南側のアベンセラッヘスの間は、政界の最大勢力だったアベンセラッヘス家の男性8人が、
対抗勢力の嘘を信じた王の命により皆殺しにされたといういわく付きの部屋。部屋中に飛び散った血はライオンの噴水を通じて中庭まで広がったという噂が...

東側の諸王の間の天井にはナスル朝歴代10人の王の肖像画が描かれています。14世紀末から15世紀初頭のものと言われ、イスラム教徒による珍しい芸術として知られています。

北側の二姉妹の間は、ライオンの中庭周辺では最も古い建物。天井の鍾乳石飾りは、宮殿随一の精密さをもつ美しい装飾となっています。

二姉妹の間の奥にはリンダラハのバルコニーがあります。バルコニーから見下ろせるパティオには手入れの行き届いた木々が明るい緑が心なごみます。

パルタル庭園

イスラム時代には、貴族たちの宮殿や住宅、モスクが建ち並ぶ緑地だった場所です。
前面に池を従えて優美に佇むのは、「貴婦人の塔」です。アルハンブラ宮殿の中で最も古い装飾が施されています。
この塔に住んでいた各時代の人たちによって、何度も名前が変わったことが有名!
当初は5つのアーチが使われていたことから「パルタル(柱廊という意味)」と呼ばれていました。また塔の前には長方形の池があり、5つのアーチの姿がその池に美しく映し出されています。
庭園から糸杉の植えられた遊歩道を進むと、ヘネラリフェの入口へと行くことができます!

画像: かつては宮殿だった貴婦人の塔(イメージ)

かつては宮殿だった貴婦人の塔(イメージ)

ヘネラリフェ庭園

アルハンブラ郊外の太陽の丘にある、14世紀に建設されたナスル朝の夏の別荘。
ツアーではアルハンブラ宮殿とあわせてご案内することが多いこちらの庭園!
別名「水の宮殿」とも呼ばれ、いたるところにグラナダ近くのシエラ・ネバダ山脈の雪解け水を利用した水路や噴水が設けられています。(筆者も大好きなスポットです!)

「水の宮殿」とも呼ばれるヘネラリフェの池と緑が織りなす涼しげな様子(イメージ)

なかでも離宮中央に位置するアセキアの中庭は、イスラム=スペイン様式を代表する庭園。
細長い池を囲んで花々が咲き乱れ、噴水の水しぶきが実に涼しげで趣があります。
かつては太陽の丘にいくつも庭園がありましたが、
ただひとつ残されたのがここヘネラリフェでした。

画像: 藤の花が咲き乱れる様子(イメージ)

藤の花が咲き乱れる様子(イメージ)

☆ちょっぴり豆知識☆

アルハンブラ宮殿は入場制限やチケットチェックが厳しい?!
入場は団体ツアーであっても完全予約制!時間ぴったりになるまで中に入れてもらえずに列に並ぶことも!チケットチェックは、なんと4回も!入場してからもチケットを使うので、無くさないようご用心!

おわりに

今回の『世界のホテルをのぞき見!アルハンブラパレス編』はいかがだったでしょうか。
マドリッドやバルセロナだけじゃない!スペインの新しい魅力に触れていただけたら幸いです。
スペイン行きたい熱を高めるために、ぜひ☟スペイン情報☟もご覧ください!
         \今年こそはスペインに行くぞ~!!/

まだまだ知りたい!スペイン情報

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画像: 【2021年11月最新情報】スペインの今 下見してきました! www.youtube.com

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