今回は語り部(現地ガイド)とめぐる、熊野古道の魅力をご紹介いたします。
観光や参拝をするツアーはありますが、現地をじっくりと足で歩くことができるのがハイキングツアーの魅力です。いにしえの旅人の気分になりながら、一緒に中辺路を歩いてみませんか？
【世界文化遺産】熊野古道とは
紀伊半島南部にある熊野三山（熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社）と各地を結ぶ、複数の参詣道の総称を「熊野古道」と呼びます。
平安時代の上皇や貴族も訪れ、やがて庶民にも広まり、旅人の行列は「蟻の熊野詣」と言われたほどでした。2004年（平成16年）には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録され、静寂な空間は癒しのスポットとしても注目を集めています。
その中でも、古くより多くの旅人が歩いた、田辺から熊野本宮に向かう参拝の道が「中辺路」。
和歌山県田辺市から熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社を巡拝する熊野古道の中心的なルート。古くから皇族貴族も通った公式参詣道で、滝尻王子や発心門王子など、道中には九十九王子と呼ばれる神社があります。
クラブツーリズムのツアーでは、中辺路の中でも特に見どころの多いハイキングルートをいいとこどりして、お楽しみいただけます。
中辺路は、どんな道を歩くの？
最大の見どころは、なんといっても数多くの旅人が熊野詣に使った、山詣道・中辺路を歩いて通り抜ける事です！
スタート地点とゴール地点が異なる縦走ルートなので個人では歩きにくいですが、ツアーであればバスを回送させて、かつての旅路を再現する事ができます。
道中では、様々な神々が祭られた石碑（王子）や熊野本宮大社、日本の原風景を思わせる里山の旅情を楽しみながら、約9ｋｍの道のりをバス移動も挟みつつ完歩して頂きます。
実際に歩く道は、古くからの道で雨の多い土地柄ということもあり、石畳の道が多くあります。
木漏れ日が照らす石段を一段一段踏みしめながら、スピリチュアルな熊野古道の雰囲気を体感してみてはいかがでしょうか？
熊野古道の石畳の道(イメージ)
木々に囲まれた石畳の道(イメージ)
木々に囲まれ、幻想的な雰囲気の中でのハイキングをお楽しみいただけます。
一部、石段や多少のアップダウンのある山道を含みますが、歩きなれた方でしたら、問題なく歩けることでしょう。
こちらは地元語り部さん一押しの珍しい景観！大きな岩を大木が包み込むように生えています。これぞパワースポットといった雰囲気が伝わってきますね。
巨岩を包み込む大木
▶ポイント１：初心者の方でも歩けます！
９㎞と聞くと、一見大変なのではと思うかもしれませんが、語り部(現地ガイド)の説明を聞きながら歩きますので、熊野古道の歴史に触れ楽しみながら歩くことができます。
ただ、ルート上には石畳の階段やアップダウンのある山道などもありますので、最低限の装備と心構えでご参加ください。
持ち物などの事前準備が不安だな…という方は、
本ブログの下部に必要な装備のリストも掲載していますので、是非参考にご覧ください。
▶ポイント２：地元の語り部ガイド同行で安心
熊野の風土や文化に精通した地元の案内人です。
中辺路や那智山などハイキングコースはすべてこの語り部が同行するのが、クラブツーリズムハイキングツアーの特徴でもあります。
熊野古道に精通した語り部と一緒にあるくことで、ひとりでは知りえない魅力をお伝えするので、より深く歴史も学ぶことができます。
語り部(現地ガイド)の説明を聞きながらあるく(イメージ)
熊野三山（くまのさんざん）とは
「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の三社を「熊野三山」と呼びます。
熊野三山は、それぞれ20～40kmの距離を隔てて位置しており、「熊野古道・中辺路」によってお互いに結ばれています。
三社は個別の自然崇拝に起源を持ちますが、三社の神様を一体化し、一緒に祀っています。
①熊野本宮大社（くまのほんぐうたいしゃ）
熊野三山の中心である熊野大社は、全国3,600社にも上る熊野神社の総本宮として親しまれています。中央には、主神である家津美御子神（けつみみこのかみ）、天照皇大神（てんしょうこうだいじん）を祀っています。
写真提供：和歌山県
②熊野那智大社（くまのなちたいしゃ）
仁徳天皇の時代に、那智滝から現在の山上の地に移されました。境内には、樹齢800年の県天然記念物の大楠が枝を広げています。
古来当社はご祭神「熊野夫須美大神」の御神徳により「結宮（むすびのみや）」と称され、人の縁だけでなく諸々の願いを結ぶ宮として崇められました。
③熊野速玉大社（くまのはやたまたいしゃ）
熊野速玉大神をはじめ、12の神を祀っています。境内には樹齢1,000年といわれる御神木の梛（なぎ）の木があり、この実で作った人形は縁結びや夫婦円満のお守りになると人気です。
他にも見どころ満載の世界遺産！
ツアーの所々では、世界遺産に出会うことができます。
①那智の滝（なちのたき）
荘厳な那智大社の背後に流れる那智の滝。なんとも神秘的な雰囲気を醸し出しています。こちらの瀧は一の瀧とも称し、高さ133ｍ、銚子口の幅13ｍ、瀧壺の深さは１０ｍあり、落下する水量は毎秒１トン程とも言われています。真下から見ると迫力満点です。
②青岸渡寺（せいがんとじ）
那智滝で修行した裸行上人（らぎょうじょうにん）が、観音像を会得して草堂（そうどう）を結んだのが始まりの古刹。西国三十三箇所観音霊場の第一番札所にもなっています。
青岸渡寺と那智の滝
③大門坂（だいもんざか）
熊野那智大社へ向かう石段の参道は、熊野古道中辺路（なかへち）の一部です。
樹齢800年の深い杉木立の中の石畳の道をたどり、坂を上りきると、青岸渡寺・熊野那智大社・那智の滝に行くこともできます。
熊野古道・大門坂(三重県／那智勝浦町／熊野古道・冬・1月）明石+義男様
ツアーに組み込まれている那智山めぐりハイキングのスタートは大門坂になります。
入口には立派な夫婦杉がお出迎え。縁結びの宮と呼ばれる那智大社の由縁なのでしょうか。ここから那智大社を経由して那智の滝まで約2.5ｋｍの道のりを歩きます。
大門坂の入り口にそびえる夫婦杉
この他にもまだまだあります
熊野本宮大社・大斎原や高野山・奥之院、闘鶏神社への参拝もご案内いたします。
一度にこんなにたくさんの世界遺産に出会えるのは、ツアーならではの魅力！
熊野本宮大社 旧社地「大斎原」
高野山
世界遺産･闘鶏神社(イメージ)
※行程に組み込まれていない箇所もございます。
※詳しくは各ツアーのお申し込みページにてご確認ください。
また、中辺路の道中には要所要所に世界遺産の石碑が立てらています。
石碑がどんなところに置かれているのか、自分の足であるきながら探すことができるのも、ハイキングツアーの魅力ですね♪
中辺路の石碑（スタッフ撮影）
動画でツアーをプチ体験！
▶テレビ東京「教えて！教えてツアーの達人」で放映されました
世界遺産の名所を“いいとこどりで”ハイキング！高野山、熊野三山、熊野古道をガイドとじっくり歩くツアー 前編
www.youtube.com
世界遺産の名所を“いいとこどりで”ハイキング！高野山、熊野三山、熊野古道をガイドとじっくり歩くツアー 後編
www.youtube.com※放送された番組映像とツアー内容やお食事内容が一部異なる場合があります。
お申込みいただく旅行内容の詳細はご予約後にお送りする書面（旅行パンフレット）またはホームページでご確認ください。
ツアーの申込みページはこちら
世界遺産をあるく
＼お客様から毎年ご好評をいただいている定番コース！／
1日目は高野山・奥之院参拝、2日目は中辺路ハイキング、3日目は那智山めぐりハイキングへご案内いたします。
ご宿泊は、弊社【S】ランクホテル「ホテルハーヴェスト南紀田辺」♪（1泊目）自然あふれる本格リゾートホテルでいつもより少し贅沢なひとときを。
・熊野三山参拝 （熊野本宮大社・熊野那智大社・熊野速玉大社）
・ハイキングガイド同行 初めてで安心！魅力を存分にお伝えします
・ガイディングレシーバー付き ガイドの声を聞き逃しません
↑↑詳細・お申し込みはこちらをクリック↑↑
必要な装備を確認しましょう！
基本的には山歩きとなりますので、しっかりとした装備を準備しましょう！
初心者の方でも一目見て分かる、装備の例をご紹介いたします。
もちろん代用品でも結構です。足元は歩き慣れたウォーキングシューズなどでも対応いただけます.
また、急な雨に備えた雨具のご用意や転倒時に備え両手を開けられるザックタイプのお荷物がおすすめです。
服装や装備(イメージ)
いかがでしたでしょうか？
ツアーでは3日間、添乗員が同行しハイキング(ウォーキング)中は、語り部(現地ガイド)が
ご案内いたします。
初心者の方で、参加が不安という方でも安心のサポートとなっておりますので、皆様、是非「熊野古道」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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