山に登る者として一度は経験してみたいテント泊。
ですが、始める前の一歩目には勇気がいりますよね?
今回はそんなテント泊の魅力とテント購入にあたっての選び方を
山旅スクールガイド陣がレクチャーしていきます


君塚 浩一ガイド
某大手登山用品店で経験を積み今は、整体師・某メーカーのショップ店員・山旅スクール専属ガイドという多彩に活動中
今回はテント購入において気を付けるべきポイントを解説します

小川 元章ガイド
横浜の大手登山用品店で店長を務め、飯能市を中心とした登山用品専門店「山遊人」を奥様とともに運営していた。山の中では、安定したガイディングと気配りができる優しいガイド。
今回はテント泊にあると便利な一品、必要なものを解説します

テント泊の魅力と購入について

テント泊のすばらしさと初めてのテントの購入方法については
こちらのブログに掲載しております
今回は前回の続き、テント購入の際に気を付けるべきポイントと
テント泊においてあると便利なものについて解説していきます

https://clublog.club-t.com/_ct/17364791

テントの購入の際に気を付けるべきポイント

山岳用テントには軽量性・居住性・設営&撤収のしやすさに
拘ったさまざまなテントがあります
それぞれのポイントを見ていきましょう

軽量性

画像: 軽量性

1~2人用テントのスタンダードな重量は1.5kg。
居住性(フロア面積広さ、天井高さなど)が上がると重量が重くなり、
逆になれば軽くなります。
大きめのテントに越したことはありませんが、背負って登るのは自分自身です。

居住性

画像: 居住性

テントの中に入って座ったり寝たりしてみると、
カタログデータではわからなかった部分が見えてきます。
足元や頭周辺に空間ができるか、
座った時に天井に頭が当たらないかなどをチェックしましょう。

設営&撤収のしやすさ

素早い設営が可能かどうかを確認。
収納するスタッフバックも重要、
入れにくいと雨天の撤収が大変。
上記のポイントは実際に設営してみないとわかりません。
テント購入の際は、店頭で実物を組み立て確認してみてください

ちなみに君塚の気になっているテントはこちら

画像: モンベル ルナドーム 2型

モンベル ルナドーム 2型

本体、レインフライの生地はステラリッジと同じ、居住性が高い山岳用テント

テント泊にあると便利な一品

テント内でいかに居住性を良く快適に過ごすかは
テント愛好家の皆さんは色々経験をしながら工夫するものです。
登山は自然と密接に関わります。私はテントの天井部のハンモックネットです。
夜間の灯り(ランタン)をフック、濡れものを乾かしたり、
小物や直ぐに使いたい物などを置くのに大変便利です。
テント購入時に付属しているメーカーモデルもあり
または別オプションだったり自分で工夫し装着する場合もあるでしょう。
あると便利ですよ! 早速、自分のテントを確認、工夫してみましょう‼

画像: 付属のハンモックネット

付属のハンモックネット

画像: ループにスリングを利用した場合

ループにスリングを利用した場合

皆さんもスクールで習ったシートベントでスリングを結んで固定。
テント本体にテープループない場合、自分でも工作は工夫で可能ですよ!

テント泊の際に必要なもの

必須アイテム!夜間の灯り「ランタン」

本当はテント内での火物の使用は厳禁なのですが
今は便利なLEDランタンなど様々タイプが市販であります
軽量でコンパクトなタイプもあり最高に便利、安全性も非常に良いものとなっております

画像: 必須アイテム!夜間の灯り「ランタン」

あなたはウレタンマット派?エアーマット派?

一長一短あるからどちらかで無くてはならないとは言えないですね!
最近はザックにジャバラのリッジレストマットを付けて歩く
登山者を良く見ますよね!皆さんはどちらにしますか?

・リッジレストウレタンマット

画像1: あなたはウレタンマット派?エアーマット派?

軽量で暖かいのが特徴ですが少々嵩張ってしまいます

・サーマレスト(エアーマット)

画像2: あなたはウレタンマット派?エアーマット派?

コンパクトに収納可能な点が特徴です。
リッジレストより重く価格も高いです

画像3: あなたはウレタンマット派?エアーマット派?

暖かさを取るか、収納のしやすさを取るかですね。
私の個人的な感想としてはウレタンマットのほうが暖かく感じます

テント泊の奥深さ

画像: テント泊の奥深さ

テント泊は登山のスタイルの中でも非常に奥深さがあり
極め甲斐があると思います。
今の自身の登山スタイルからどのように発展していくことが出来るか
考えていくのも楽しいですね
ですが、テント泊自体は体力面、精神面共に非常に影響を与えることも事実です
まずは登山における自力を鍛えてからチャレンジしていきましょう
自身で建てたテントの中で眠る感動を是非味わってみてください

最後に

山旅スクールは1年間のカリキュラムで
あなたを自立した登山者に育成することを目的とした
開校20年以上の登山教室です
個性豊かなガイド陣と共にディープな山歩きにはまってみませんか
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