新宿駅で発車を待つ185系。車掌が信号開通を確認しいざ出発。/ 弊社スタッフ鈴木 悠斗撮影
2021年3月のダイヤ改正で定期運行(毎日運行)から撤退する185系に関する記事です。
かつては特急草津号・水上号・あかぎ号・はまかいじ号といった特急列車のみならず、夜行快速ムーンライトながら号や普通列車にも使用されてきた185系も、残された定期運行は東海道線の特急踊り子号と湘南ライナーなど東海道線のライナーのみ。
クラブツーリズム鉄道部でも2020年10月の貨物線ツアーにおいて貸切運行をすることができました。
今注目!最後の輝きを放つ185系の何が貴重なのか、どこが注目ポイントなのか鉄道部員の視点でお伝えします。(文責:鈴木 悠斗)

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185系とは

まだJRではなく国鉄だった1981年(昭和56年)に運用を開始した特急型電車で、老朽化していた153系急行型電車を置き換える目的で東海道線に導入されました。
その後高崎線系統の列車にも投入され、東海道線の特急踊り子をはじめ特急草津・水上・あかぎ号として長らく活躍してきました。
特急列車のみならず普通列車にも投入できるようドアの広さが通常の特急車両よりも広いことや座席の窓が開くことも特徴で、国鉄がJRになってからもその特徴を生かし特急運用のみならず、時には普通列車や夜行快速、通勤輸送のための「ライナー」など幅広い目的で使用されてきましたが、2021年3月のダイヤ改正で最後の定期運行特急踊り子号や湘南ライナーなど東海道線のライナー列車からの運行撤退が発表されました。
現在活躍している編成は10両(A編成)・7両(OM編成)・6両(B編成)・5両(C編成)4両(B7・C7編成)の編成です。踊り子号ではA編成+C編成で最長15両の特急列車としては最長編成を組むこともあります。

東京駅に停車中の185系特急踊り子。定期運行からの引退まであとわずか。/ 弊社スタッフ鈴木 悠斗撮影

185系の何が貴重?①行き先方向幕

185系の特徴として行き先表示を表示する幕が挙げられます。185系には前面・後面に列車名を表示する「愛称幕」が、側面には列車名と行き先を表示する「方向幕」が設置されています。
近年導入される車両の行き先表示器はLED表示が主流となった今、都心部に乗り入れる列車で幕式の列車は大変貴重であり、始発駅や終着駅で行き先や愛称を変更する「幕回し」は鉄道ファンを中心に注目されています。
特に、幕回しの際に普段は使わない行き先やすでに引退した列車愛称が出てくることがある点がおもしろい点です。
その瞬間を逃すまいと鉄道ファンはカメラやビデオを持って幕が回りはじめるのを待つのです。
クラブツーリズム鉄道部のYouTubeでも幕回しの様子を公開していますのでぜひご覧ください。

画像: 【貨物線ツアープレイバック①】2021年3月定期運行引退 ホームライナーにおはようライナーも!今注目の185系前面・側面幕回し www.youtube.com

【貨物線ツアープレイバック①】2021年3月定期運行引退 ホームライナーにおはようライナーも!今注目の185系前面・側面幕回し

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185系の何が貴重?②爆音のモーター音

185系の2点目に貴重なものは、列車のモーター音です。
MT54形と呼ばれ、国鉄型の電車でよく聞くことができるモーター音です。
とりわけ高速走行の際はうなりをあげるため、一般の方からするとかなりうるさいと感じるかもしれませんが鉄道ファンにはこれがたまらないのです。
特に東海道線区間は線形がよく、100km/hを超える高速走行が行われています。
なんとも形容しがたいのですが、小学校の運動会で一生懸命走る保護者のおじいちゃんというところでしょうか。
平成・令和生まれの車両に囲まれながら老体に鞭を打って一生懸命走る昭和の特急の姿が鉄道ファンを惹きつけるのかもしれません。

185系の何が貴重?③鉄道唱歌オルゴール

よく特急に乗ると放送前と放送後にチャイムが流れますが、昔は車掌がゼンマイを巻いて本物のオルゴールを流していました。
例外はありますが、国鉄型電車は「鉄道唱歌」、国鉄型客車は「ハイケンスのセレナーデ」、国鉄型気動車は「アルプスの牧場」という曲が主に使われています。
185系は国鉄型「電車」なので鉄道唱歌が流れますが、オルゴールの劣化等で電子音のチャイムに置き換えられることが多く、日本国内で鉄道唱歌オルゴールが聞ける列車は185系の一部編成のみとなりました。
マニアックな話ですが、オルゴール設置編成は2020年末現在185系C2・C4・C6・C7・B7編成の両車掌室とC5編成の11号車(修善寺方)の車掌室のみです。
B7・C7編成は臨時用、ほかの編成は修善寺発着の特急踊り子号で使用されます。
オルゴールを聞くことができる一番ハードルの低い条件は①修善寺行を連結した踊り子に乗車し②オルゴール搭載編成に当たり③車掌がオルゴールを扱うことです。
※オルゴール搭載編成が一番後ろに来なくてはいけないので、踊り子号上りの東京到着時にはオルゴールは流れません。また、車掌さんへの依頼等はご遠慮ください。
ダイヤ改正後、これらの編成が廃車になる可能性が高いのでオルゴールを聞けるのは今のうちです。

185系を使用した貨物線ツアーについて

ここまで185系を紹介してきましたが、クラブツーリズム鉄道部では2020年10月に185系を使用した貨物線ツアーを実施しました。

両国駅で発車を待つ185系。ここから上野まで約7時間の旅が始まる。/ 弊社スタッフ鈴木 悠斗撮影

途中、武蔵野線吉川美南駅での停車中に前述した幕回しを実施、定期列車の合間を縫って高速走行(MT54モーターを満喫)、オルゴール搭載編成ではありませんでしたがかつての特急・急行を再現する復刻放送を実施しました。
その一部をクラブツーリズム鉄道部のYouTubeで公開しています。ぜひご覧ください(動画は常磐線を走行中のため、かつて運行されていた急行ときわ号の再現です。185系は実際急行ときわ号に使われたわけではないのでご注意ください)。

画像: 【貨物線ツアープレイバック②】懐かしの車内販売のご案内も!アナウンススクール経験者社員2人で国鉄急行の放送を再現! www.youtube.com

【貨物線ツアープレイバック②】懐かしの車内販売のご案内も!アナウンススクール経験者社員2人で国鉄急行の放送を再現!

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また、この際は185系6両1編成を貸切したため鉄道部社員以外の力も借りました。この時は後輩社員3名が鉄道部ツアー初添乗!せっかくなので車内放送をしてみないかと打診したところ快く受けてくれました。長時間の駅停車中に「思い入れのある列車・路線」というテーマでテーマトークをしてもらいました。それぞれの想いのつまった素晴らしいトークなのでその様子もぜひご覧ください。

画像: 【貨物線ツアープレイバック③】車内放送初体験!鉄道ツアー初添乗の後輩社員にアナウンスレッスン! www.youtube.com

【貨物線ツアープレイバック③】車内放送初体験!鉄道ツアー初添乗の後輩社員にアナウンスレッスン!

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185系をまた貸し切れることを願って終わりたいと思います。
この度は最後までご覧くださいましてありがとうございました。
今後もクラブツーリズム鉄道部では鉄道関連のブログを掲載予定です。

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