クラブツーリズムの最上級国内旅行 ロイヤル・グランステージでは1名1室限定の「独楽の旅人」のツアーを多数ご用意しております。
今回は、その中でも担当者が特にお薦めする出雲神話と小泉八雲ゆかりの地をめぐるツアーをご紹介致します。皆様のご参加をお待ちしております。

小泉八雲とは

画像: 小泉八雲

小泉八雲

パトリック・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、1850年6月27日にギリシャ西部のレフカダ島で生まれました。父チャールズはアイルランド出身の軍医、母ローザはギリシャ・キシラ島の出身です。ニューオーリンズ時代に万博で出会った日本文化、ニューヨークで読んだ英訳『古事記』などの影響で来日を決意し、1890年4月に日本の土を踏みます。

同年8月には松江にある島根県尋常中学校に赴任し英語教師に。さらに熊本第五高等中学校、神戸クロニクル社の勤務を経て、1896年9月から帝国大学文科大学講師として英文学を講じます。1903年には帝大を解雇され、後任を夏目漱石に譲り、さらに早稲田大学で教鞭を執ります。

この間、1896年には松江の士族の娘、小泉セツと正式に結婚し、日本に帰化。三男一女に恵まれます。著作家としては、翻訳・紀行文・再話文学のジャンルを中心に生涯で約30の著作を遺しました。

ツアーに同行いただく小泉凡先生のご紹介

画像: 小泉凡先生

小泉凡先生

東京都出身。成城大学・同大学院で民俗学を専攻後、1987年に松江へ赴任。妖怪、怪談を切り口に、文化資源を発掘し観光・文化創造に生かす実践研究や、小泉八雲の「オープン・マインド」を社会に活かすプロジェクトを世界のゆかりの地で展開する。
俳優・佐野史郎、ミュージシャン・山本恭司との「朗読のしらべ」に参画。2017年7月、日本・アイルランドの文化交流貢献で2017年外務大臣表彰。主著に『民俗学者・小泉八雲』(恒文社、1995年)、『怪談四代記―八雲のいたずら』(講談社、2014年)ほか。小泉八雲曾孫。日本ペンクラブ会員。小泉八雲記念館館長・焼津小泉八雲記念館名誉館長・島根県立大学短期大学部名誉教授。

小泉凡先生が3日間同行し、八雲が感銘を受けた出雲神話ゆかりの地をめぐります

1日目は、まず松江の「小泉八雲記念館」へ。館長の小泉凡先生にお会いし、小泉八雲についてお話を伺い、八雲について知識を深めます。

その後、小泉凡先生と共に、小泉八雲が過ごした「小泉八雲旧居」や、八雲が毎日のように通ったという「城山稲荷神社」、そして散歩好きだった八雲の散歩道をめぐります。

画像: 小泉八雲記念館(写真提供:島根県観光連盟)

小泉八雲記念館(写真提供:島根県観光連盟)

画像: 小泉八雲旧居(写真提供:島根県観光連盟) 八雲が松江に住んでいた当時のまま建物が残されています

小泉八雲旧居(写真提供:島根県観光連盟)

八雲が松江に住んでいた当時のまま建物が残されています

2日目は松江から足を延ばし、美保関、一畑薬師、加賀の潜戸へ

島根半島の東端、三方を海に囲まれた美保関は、古くから聖なる岬と呼ばれてきました。「古事記」や「日本書記」に記された出雲の「国譲り神話」の立役者となったのが、美保神社に祀られているコトシロヌシノカミです。

小泉八雲はこの地を三度訪れおり、絵にかいたような美しい町と称しています。

画像: 美保神社(写真提供:島根県観光連盟)

美保神社(写真提供:島根県観光連盟)

画像: 加賀の潜戸(写真提供:島根県観光連盟)

加賀の潜戸(写真提供:島根県観光連盟)

「潜戸」とは洞窟を意味します。「出雲国風土記」には、出雲四大神の一柱 佐太大神(猿田彦大神)の誕生地と記されており、かつては加賀神社が鎮座し、深く信仰を集めました。

八雲も幾度となくこの場を訪れました。

ツアーでは遊覧船に乗り、加賀の潜戸を見学します。旧潜戸では船を降りて上陸できます。旧潜戸は死んでしまった子どもの魂が集まる「賽の河原」として知られ、石が積み上げられています。

一畑薬師は目のお薬師さまとして全国的な信仰の広がりをもつ臨済宗の古刹です。

八雲は、事故で左目を失明し、右目の視力も弱かったそうです。また、松江で宿泊した旅館の女中の目が不自由だったこともあり、女中と女将を伴って参拝に訪れました。

画像: 一畑薬師(写真提供:島根県観光連盟)

一畑薬師(写真提供:島根県観光連盟)

最終日はいよいよ出雲大社へ参拝。日御碕へもご案内します

画像: 出雲大社(写真提供:島根県観光連盟)

出雲大社(写真提供:島根県観光連盟)

縁結びの神・福の神として名高い出雲大社。八雲は「古事記」の中に出てくる出雲神話を読んで出雲大社に3度参拝し、外国人として初めて昇殿を許されました。

ツアーでは、小泉凡先生のご案内のもと、八雲と同じように出雲大社を参拝します。

岬の先端には、海抜日本一を誇る「出雲日御碕灯台」や、朱塗りの権現造りで有名な重要文化財「日御碕神社」があります。

日御碕神社は、天照大神を祀る「日沉宮(下の宮)」と素盞嗚尊を祀る「神の宮(上の宮)」からなり、出雲風土記にも記述が残る古社です。日沉宮は伊勢大神宮の「日の本の昼を護る」に対し「日の本の夜を護る」ようにとの神勅により名づけられた社です。

画像: 日御碕灯台(写真提供:島根県観光連盟)

日御碕灯台(写真提供:島根県観光連盟)

玉造温泉の名旅館「佳翠苑 皆美」に宿泊

1泊目は松江城にもほど近く、観光に便利な「ホテル一畑」に宿泊。宍道湖を望むデラックスツイン・レイクビューの客室をご用意。ご夕食はホテルにて鉄板焼きをお楽しみください。

2泊目は玉造温泉の名旅館「佳翠苑 皆美」にご案内。約1300年前の昔から親しまれてきた「玉造の湯」にてゆったりと旅の疲れを癒します。ご夕食はお宿にて会席料理を。「佳翠苑 皆美」は「2022プロが選ぶ日本の旅館・ホテル100選」に各部門で選出されています。

画像: 展望露天風呂(イメージ)

展望露天風呂(イメージ)

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