
尾瀬は標高1,400m前後に広がる日本屈指の湿原。春から秋にかけて花々が咲き、四季ごとにまったく違う表情を見せてくれます。
ただし、平地とは気候が大きく異なるため、事前準備が快適さを左右する場所。
ここでは、初めての方でも安心して楽しめるよう、季節別の服装・持ち物・気温・歩き方のポイントをまとめました。
尾瀬の季節と気温の目安

尾瀬の木道(イメージ)
尾瀬は、標高1,400m前後=「高原の気候」で、平地より5〜10℃ほど気温が低いのが特徴。
東京が“初夏”でも、尾瀬は“春〜晩秋”の気温というイメージです。東京の服装のまま行くと確実に寒いので、ご注意ください!
| 時期 | 尾瀬の気温 | 東京の気温 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 5月下旬〜6月上旬 | 12〜18℃ | 22〜27℃ | ミズバショウの季節。朝は冷える |
| 6月中旬〜7月 | 18〜22℃ | 25〜30℃ | 新緑が美しい。雨が多い |
| 7月下旬〜8月 | 20〜25℃ | 30〜35℃ | 夏でも涼しい。が、日差しは強い |
| 9月〜10月上旬 | 10〜18℃ | 24〜28℃ | 草紅葉の季節。朝晩は冷え込む |
▼Point!
- 朝晩は冷える
- 天候が変わりやすい
- 風が吹くと体感温度が一気に下がる
季節別の服装ガイド
まず、どの季節をとっても、重ね着(レイヤリング)+レインウエア(上下分かれたもの)が基本。
天候が変わりやすい尾瀬の中では、重ね着をすることで素早く体温調節をすることができます。
天気予報がどんなに晴れだったとしても、急な雨に見舞われることもしばしば…。雨に濡れるとと体温・体力が奪われ、せっかくの尾瀬の時間を楽しめなくなってしまいます。
必ず上下分かれたレインウエアをご準備ください。肌寒い時の防寒具にもなりますよ♪
あわせて、着る服(インナーやシャツ、ズボンなど)は化学繊維素材の速乾性のものが最適です!
綿素材は肌触りはいいですが、汗や雨が乾きにくいため避けましょう。
それでは、季節別の服装ガイド(一例)を見てみましょう!
■ 5月下旬〜6月(春・ミズバショウの季節)

ミズバショウと木道(イメージ/見頃:例年5月中旬~6月上旬)
- 長袖インナー(速乾性)
- フリース or ウインドブレーカー
- トレッキングパンツ
- レインウェア(上下)
- 防水ハイキングシューズ
- 手袋(朝は冷える)
▼Point!
春の尾瀬は「朝晩は冬、昼は春」という気温差が大きい時期。
重ね着で体温調整しやすい服装が快適さのカギ。
特に朝は冷え込むので、薄手ダウンやフリースがあると安心です。
■ 7月〜8月(夏)

ニッコウキスゲと木道(スタッフ撮影)
- 半袖 or 薄手長袖
- 軽量ウインドブレーカー
- 通気性の良いトレッキングパンツ
- レインウェア(上下)
- 防水ハイキングシューズ
- 帽子(紫外線対策)
▼Point!
夏でも尾瀬は涼しく、風が吹くと肌寒く感じることも。
汗冷えを防ぐために、速乾性のある素材を選ぶのがポイント。
また、失言に出ると木陰は無く日差しが強いので、帽子や薄手の長袖で紫外線対策も忘れずに。
■ 9月〜10月(草紅葉)

草紅葉(イメージ/見頃:9月中旬~10月上旬)
- 長袖インナー
- フリース
- 薄手ダウン
- トレッキングパンツ
- レインウェア(上下)
- 防水ハイキングシューズ
- 防寒手袋
▼Point!
秋の尾瀬は朝晩の冷え込みが一気に強まり、冬のような気温になる日も。
防寒着は“少し厚め”を選ぶと安心。
風が冷たいので、首元や手先を守る小物があると快適に歩けます。
クラブツーリズムの尾瀬ハイキングツアーにお申込みいただくと、ご旅行パンフレットと共に【尾瀬ハイキング 服装・装備のご案内】書面もお送りしています。
是非ご準備の参考にしてくださいね。

ご案内書面(一部)
尾瀬に持っていくべき持ち物
■ 必須アイテム
- レインウェア
- 防水ハイキングシューズ
- ザック/リュック
- 飲み物(500ml〜1L)
- 行動食(チョコ・ナッツなど)
- 帽子
- タオル
- トイレチップ(協力金)用の100円硬貨 数枚
▼Point!
※レインウェア
上下分かれたセパレート型・防水透湿性のものが最適。
ハイキング中は、片手がふざがってしまう&周りの登山者へ迷惑になってしまうことから、傘の使用はご遠慮ください。
※ザック/リュック
両手が空くことが大切。ショルダーバッグは歩くときに荷物が揺れてバランスを崩しやすいのでおすすめしません。
※トイレチップ(協力金)
最近はPayPay(QRコード決済)の利用が可能になりました!ただ、すべてのトイレで対応しているわけでは無いため、数枚ご用意いただけるとよいです。
■あると便利
- トレッキングポール/ストック
- 日焼け止め
- 虫よけ
- モバイルバッテリー
- 替えの靴下
- カメラ
- 薄手の手袋
- ネックウォーマー(春・秋)
- 絆創膏・テーピング
▼Point!
※トレッキングポール/ストック
使い慣れていなければ、逆に荷物になってしまうことも…。無理に準備する必要はありません。
また、もし使用する際は木道保護のために必ずキャップを着用してください。
尾瀬の歩き方のポイント
尾瀬は標高1,400m前後に広がる湿原で「平坦で歩きやすい」と言われる一方、木道・天候・距離・環境の特徴を理解して歩くことが大切です。
ここでは、初めての方でも安心して歩けるよう、木道の歩き方・休憩・安全・マナーまで詳しく解説します。

①:木道の歩き方
尾瀬の象徴ともいえる木道。 実は“滑りやすい・落ちやすい・すれ違いが難しい”という特徴があります。
■ 木道は濡れると非常に滑る
- 朝露・雨・霧でツルツルになる
- 特に端の部分は滑りやすい
- 木道の“中央”を歩くのが基本
■ 木道の端は踏まない
- 端は腐食していることがある
- 足を滑らせて湿原に落ちる事故も
■ すれ違いは「止まる」方が安全
- 無理に歩きながらすれ違うと危険
- 片側に寄って、立ち止まって譲るのがマナー
■ 写真撮影は木道の真ん中で立ち止まらない
- 後ろが詰まる
- 少し広い場所や休憩スペースで撮影する
②:水分補給と行動食の取り方
尾瀬は涼しいため、喉の渇きに気づきにくいのが特徴。
■ 水分は500ml〜1L
- 夏は1L以上
- 山小屋でも購入可能(やや高め)
■ 行動食はこまめに
- ナッツ・チョコ・羊羹などが栄養価も高くおすすめ
- 低血糖を防ぐため、1〜2時間に一度
③:天候の変化に注意
尾瀬は天候が変わりやすく、晴れ→雨→霧→晴れが1日で起こることも。
■ レインウェアは必須
- 傘は木道で危険
- レインウェア(上下)は安全のため必ず持つ
■ 霧が出ると視界が悪くなる
- 木道から落ちないよう注意
- 霧の尾瀬は幻想的だが慎重に歩く
■ 風が吹くと体感温度が一気に下がる
- 春・秋は特に注意
- ウインドブレーカーがあると安心
④:トイレ事情(重要)
尾瀬は環境保護のため、トイレは山小屋のバイオトイレのみ。
■トイレは有料(協力金)
- 100〜200円程度
- 小銭を持っていくと安心
■トイレの間隔は広い
- 鳩待峠 → 山ノ鼻 → 牛首 → 竜宮
- 1〜1.5時間に1つのイメージ
⑤:尾瀬の自然を守るためのマナー
尾瀬は日本でも特に厳しく保護されている湿原。
■ 木道から外に出ない
- 湿原を踏むと回復に何年もかかる
■ ゴミは必ず持ち帰る
- ゴミ箱はありません
- 全て自宅まで持ち帰り
■ 動植物を採らない
- 咲いている花はもちろん、落ちている枝葉も保護対象
- 落ち枝を杖にするのも禁止です
■ 外来種の侵入を防ぐ
- 登山口には「種子落としマット」
- 靴底の泥を落としてから入山


服装・持ち物・歩き方のポイントを押さえれば、初心者でも安心して歩ける場所です。事前の準備=当日の快適さに直結しますので、ぜひ準備から旅を楽しんでみてください♪

▼どんなところ?歩く道は?尾瀬について詳しくまとめています
▼尾瀬ハイキングツアー すべての出発日の催行状況をまとめています
▼添乗員のツアー同行レポート
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