北アルプスにある日本百名山全15座をご紹介いたします!各山の標高や登山レベル(難易度)、登山時期についてもご紹介いたしますので、山選びの参考にしてみてください。

【北アルプス】※山の番号は選定者である深田久弥氏が定めた番号を基にしています

北アルプスの日本百名山15座を全てご紹介!【登山の旅】

45 白馬岳 2,932m 中級 7月中旬~10月上旬

標高2,932mの白馬岳。東面が大崩落しており、そのことで大雪渓ができ、花畑を作っている。『花の百名山』の著者田中澄江は、イワイチョウ、シロウマアサツキ、コマクサ、リンネソウ、シロウマリンドウなどが美しいという。この山は南北から登るのは比較的簡単で、山頂からの展望が素晴らしい。標高2,100mあたりの鑓温泉、1,500mあたりの蓮華温泉も白馬登山を人気の高い登山にしている。

46 五竜岳 2,814m 中級 7月中旬~10月上旬

北安曇から見ると、「山容雄偉、岩稜峻嶺、根張りのどっしりした山が目につき(中略)、これが五竜岳」だと「日本百名山」の著者は興奮気味に記す。北アルプスは大方そうなのだが、特に唐松岳から五竜岳、鹿島槍ヶ岳にかけては岩稜峻嶺で、五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間の八峰キレットは、岩でできた刃の上を歩くようなかなりの難所になっている。ただ、八方尾根にリフトができ、五竜岳が間近になって以来、女性にも感動が広がっている。

47 鹿島槍ヶ岳 2,889m 中級 7月中旬~10月上旬

北槍と南槍の双耳峰を持ち、その間を吊り尾根といわれる稜線が形よく走る山。「その品のよさは見飽きることがない」と「日本百名山」の著者は唸っている。鹿島槍という名は、麓の平家落人伝説のある鹿島部落からとったという。登山は、立山への信州側の道路の終点、扇沢から始める。爺ヶ岳から稜線を伝い登頂する1泊2日の往復ルートか、あるいは後立山連峰を鹿島槍ヶ岳から五竜岳、唐松岳へ縦走するルートの最初の山として登る。

48 剱岳 2,998m 上級 7月中旬~9月下旬

剣を何本も突き立てたような岩稜が神々しい剱岳。「日本百名山」の著者は、剱岳を穂高岳と同様、峻烈、豪邁の風格があるとし、仙人池あたりから望むのが最も見事だとする。長く人を拒んできた信仰の山・剱岳は、名ガイドの案内で征服された。長次郎谷、平蔵谷、源次郎尾根などと、ガイドの名が残っている。冬は厳しい表情を見せる剱岳も、夏にはライチョウが姿を見せ、アオノツガザクラやハクサンイチゲなどの花が咲く。

49 立山 3,015m 初級~中級 7月中旬~10月上旬

富山湾・雨晴海岸から中天に浮く立山連峰の画像を見た人は多いだろう。雪を残す立山とチューリップがよく似合い美しい。立山は元々山岳信仰の山で、日本三霊山のひとつ。しかし、登山の途中に4段に落ちる称名滝が見え、花咲く弥陀ヶ原、焦熱の地獄谷、紺碧のみくりが池などが次々に展開する立山の姿が知られると多くの観光客を集め、今では近代的な観光地になっている。

50 薬師岳 2,926m 中級 7月上旬~10月上旬

剱岳、立山と並ぶ北アルプスの主峰。東斜面に大規模なカールがあり、それが薬師岳をどっしりとした気品のある山にしている。信仰の山で、「日本百名山」には、山頂の祠に錆びた宝剣が散乱しており、宝剣を奉納することが習慣だったらしいとある。「花の百名山」にも選定されており、折立の登山口からの登頂ルート上にある薬師平や太郎兵衛平では、高山植物の花畑を目にすることができる。

51 黒部五郎岳 2,840m 中級 7月中旬~10月上旬

「巨人の手でえぐり取った」ようなカールが東に向いて開け、三方を岩尾根に囲まれている黒部五郎岳。岩場(ゴーロ)が多いから五郎。そして黒部にあるからこの名になった。黒部五郎岳へのアプローチは、縦走が一般的といわれており、カールの底を行く登山道がおすすめだ。雲ノ平から、黒部川源流の谷越しに眺める黒部五郎岳が最も美しいという。

52 水晶岳 2,986m 中級~上級 7月上旬~9月下旬

「日本百名山」では山の名を黒岳と呼び、北アルプスの中で最も奥深く「四周すべて山である」という。2つの岩峰がそびえる山頂付近が黒く男性的だから黒岳。しかし、山では水晶が採取され、金沢加賀藩の奥山廻り役人は六方石(水晶)山とも呼んでいたようで、水晶岳の名の元になっている。新穂高温泉から入るコースと大町市から入るコースがあるが、どちらも最低2泊3日はかかるという。

53 鷲羽岳 2,924m 中級~上級 7月上旬~9月下旬

鷲羽岳は「わしば」と読む。薬師岳や三俣蓮華岳から見る山容が鷲が羽ばたいているように見えるからだと伝わっている。高瀬ダム横のブナ立尾根を登り口とし、烏帽子岳、野口五郎岳を経て槍ヶ岳へ至る北アルプス縦走路上にある山で、頂上付近は岩稜だ。山頂から南東に下りたところに、火口跡の「鷲羽池」がある。一跨ぎできるような、黒部川のささやかな源流があると「日本百名山」の著者は記している。

54 槍ヶ岳 3,180m 中級 7月中旬~10月上旬

「それは悲しいまでにひとり天をさしている」と「日本百名山」の著者は書いた。槍ヶ岳は尖鋭な鉾であり、マッターホルンであるといい、登山を始めた者は誰でもが槍ヶ岳の頂上に立ちたいと願うと言い切る。春は山スキー、夏は高山植物、秋は紅葉と季節ごとの楽しみが満載の山で、中房温泉方面から登る表銀座ルートと大町方面から入る裏銀座ルートの縦走路のほか、新穂高温泉や上高地からのルートもある。

55 奥穂高岳 3,190m 中級~上級 7月中旬~10月上旬

奥と北、前、西の穂高岳に涸沢岳、明神岳などの峰々を加えた穂高連峰の総称を穂高岳という。主峰は3,190mの奥穂高岳。北は槍ヶ岳に続く峻険なキレットで、南は西穂高岳。前穂高岳の南斜面に巨大なカールが開けているが、それは上高地河童橋から見上げる風景だ。穂高岳に登るには梓川を遡り、涸沢に入る道が安全だが、1970年に奥飛騨から上る新穂高ロープウェイが開業し、その山頂駅から穂高岳を眺望できるようになった。

56 常念岳 2,857m 中級 7月上旬~10月上旬

ピラミッド型の山容をして天を突く常念岳は松本、安曇野から眺望できる。初めて登頂し、なぜ常念岳かを明らかにしたのはイギリス人宣教師のウェンストン。彼は地元の猟師から、一晩中お経と鐘の音が聴こえるので常念坊と呼んでいると聞き、常念岳としたようだ。アオノツガザクラ、イワギキョウ、コマクサ、チングルマ、ミヤマキンポウゲなどが咲き、周辺には珍しい高山蝶が生息する。

57 笠ヶ岳 2,898m 中級 7月中旬~10月上旬

穂高から見ても飛騨高山から見ても真ん中のとんがった菅笠のような形をした山。独特の造形美をもつ仏様を彫り続けた円空上人が初めての登頂者だという。その後、槍ヶ岳を開いた播隆上人や山好きの宣教師ウォルター・ウェストンも登っている。奥飛騨温泉郷からわさび平登山口まで上り、高山植物が咲く杓子平、抜戸岳山頂を経由して山頂に至るルートが美しく、歩いていて気持がよい。

58 焼岳 2,455m 中級 6月上旬~10月下旬

1915年に大爆発を起こし、幅330mの泥流が梓川をせき止め大正池ができ、現在の上高地の景色ができた。上高地に上り、左を見ると焼岳が忽然と恐しげに聳えている。白谷山、アカンダナ山とともに構成する焼岳火山群の南に平湯、西に奥飛騨温泉が湧き出している。焼岳はその後、1962年と1995年に爆発、一時登山禁止になったが、現在は北峰への登山が認められている。その峰から緑に輝く火口湖が望める。

59 乗鞍岳 3,026m 入門~初級 7月上旬~10月中旬

高さ3,026mの乗鞍岳は、最高峰の剣ヶ峰や朝日岳、恵比寿岳、摩利支天岳、富士見岳など23の峰と権現池や鶴ヶ池など多くの池を持つ山。北アルプスに含まれているが、その南にそびえる御嶽山と同様、独立峰といってもよい威厳と勇姿を備えている。また、山頂近くまで乗鞍スカイラインが延び、山頂からの雄大な景色が楽しめる。そして、広大な裾野には多くの温泉が湧き、四季を通じたリゾート地になっている。

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